9月22日に占星術のカンファレンスがあり、わたしも一時間弱話をした。たいてい占星術の話になると、太陽系内の惑星を扱う話になると思うが、わたしが話をしたのは「人生を変えていくインターバル周期」に関連したものだった。

というのも、カンファレンスのテーマが「宿命について」というものだったので、人生を変えていくとか、宿命から自由になるということでは、このインターバルのポイントを活用するのがもっとも肝になるからだ。

比較的大きな節目としては、歳差活動の26000年。
次にプラトン月の2200年。
プラトン週というのがあるならば504年。
ひとつの一生に該当するプラトン日としての72年。
サロスサイクルとして18年。
ならば、もうひとつ小さくして日食。
それに従属する新月、さらに小さな日曜日というものだ。

列車のレールがまっすぐに伸びているところでは、進行方向を変えることはできない。しかし切り替え点では、江の島方向にするのか、小田原方向にするのかを選択できる。
変えられない場所で頑張っても、人生はままならないものだと諦めるしかないのは当たり前だ。

問題は、この切り替え点は、上位の意識がインターバルショックとして関与する場所なのだが、それまでの意識状態では、この上位の意識は超越意識として働くので、そのことに気がつきにくいということだ。

地を這う虫が上空からやってくる鳥に気がつかないのと同じで、肝心な切り替え点で多くの人は眠り込んでしまい、「意志の一撃」というものを活用できない。
精神が解放され、自身を意識する必要があるのだ。肝心な切り替えの時に眠り込んでしまうというのは、それまでと同様「人生変更なし」と決めたに等しい。
これを、流木のように宿命に流される人生と考えてもいい。

で、最近わたしが関心を持っているのは“2200年の切り替え”というもので、昔は少し流行したが、今は言われなくなった話。
今、言われているのは“うお座の時代からみずがめ座の時代に切り替わる”というものだ。この切り替え点がいつかは、はっきりしない。

でもわたしは「1936年説」を採用していて、すると183年の調整期間というものが2119年まで続き、それまでは過去の価値観が壊れ、新しい価値観が少しずつ台頭してくるのだが、それには過去の価値観が崩れていくという現象が目立つ。

70年代とか80年代は、みずがめ座の時代は至福千年王国と言われ、これからは開かれた時代というイメージで語る人が多かった。
しかし、みずがめ座の時代のイメージについては誰一人知らないのに、どうしてそんなことを言えるのかわからない。

確かにユングは、うお座の時代は二匹の魚なので、最初の千年は宗教の時代、後半は科学の時代というようなことを言ったが、これも今考えてみると、かなりいいかげんな話で、たぶんたいていの人が、占星術で使う12サインのイメージと混同して考えるのが良くないのだと思う。

2200年周期の手前の切り替え時期は、今から2200年前なのだが、そのころの調整期間のただ中、ヒッパルコスは歳差活動を発見したのだと言われている。
ここから占星術では、地球の天の赤道と、太陽の黄道が交差する春分点から黄道を12に分割する12サインが生まれた。これは、外の宇宙から切り離した閉鎖的な地球の12の柵を作り出すことになる。

その前の周期にあたるエジプト時代は、りゅう座のトゥバン、オリオン三つ星、シリウスなどへ向けられた穴がピラミッドに開いていたように、外の宇宙や恒星との結びつきを考えた文明だった。
だから、一年の始まりを、シリウスのヘリアカル・ライジングの時に決めたのだ。

シリウスが地球に降りてきた最初の地点のひとつは、ニジェール川だと思う。そこからアフリカ全土に拡大し、この中のひとつがエジプトだ。
ヨーロッパ人は文明の始まりはヨーロッパからであり、旧世界のエジプトから引き継いだものではないと言い張った。外の宇宙とつながりを持ったエジプト文明を否定して、閉鎖した暗い牢獄のような文明を地球に作り出したのが、前の2200年周期の始まりの特徴だと言える。

古代ギリシャのルーツはアフロ・アジアではないかという説を唱えたバナールの『ブラック・アテナ』(新評論)は、西欧の通念としての世界史を覆すものだったが、西欧はひとつ範囲の大きな宇宙から孤立することで発展してきたので、その場合、独自性と優位性を主張するのは当たり前で、いびつであるが内部から見れば正当なものにしか見えないはずだ。
今日アメリカで、黒人差別問題があらためて浮上しているが、これはこの2200年周期の始まりの時に、白人種が、自分たちはアフリカの黒人をルーツにしていないと言い張ったことに関係していると思う。

切り替えの時には、手前の切り替えの時の傷があらためて浮上する。そして、手前の時期の定義が、こんどは反対になることもある。
どっちみち白人は黒人に対して根底では深いコンプレックスを持っており、これが差別につながっている。
そして今の白人、黒人の定義がこのまま続くとはとうてい考えられない。それは手前の周期の信念体系にそのまましがみつく人たちのもので、沈む船にしがみついて自分も沈むということになりかねない。

現代の切り替えの時期、手前の周期の始まりで定義された価値観が大幅に変わっていくというのは容易に想像がつき、それは広範囲にわたるだろうし、四元素の比率の切り替えが生じるという点では、天変地変も大げさになっていくことも想像できる。

土よりも風や火、水の比率がちょっとだけ増えるというだけでも、嵐が吹き荒れ、家が吹き飛ばされ、海の生態系の分布も変わってしまう。
ほとんどの人は、地球に対して、今までのようにじっとしていてほしいと願うが、地球が死んだようにじっとしていることなんて、これまで長い歴史の中でなかったのではないか。
なぜかと言えば、地球は死んではいないからだ。定期的な衣替えで、これからは軽装だとか、色を変えてみるとかするだろうし、大陸もパンゲアの時代から、ずいぶんと分散してきた。

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