スターピープルはたいていひとつの恒星を故郷にしている。たとえば、自分はシリウスaから来たなど、わりにシンプルな出自だ。
仏陀はオリオンから来たと言ったが、オリオンから来たが、その後どうなのかということについては語っていない。実際にはオリオンに戻っていない。
で、恒星意識は、さらに進化すると、全太陽意識に向かう。全太陽意識というのは複数の恒星を結晶化させて、その真ん中にさらに高次元な意識を軸にしていくということだが、そもそも全太陽意識とか、その上の全宇宙意識というのは生命として結晶化ができない領域なので、そこまで行ってどうするの?ということもあり、わたしは人間の最終的な進化は恒星意識までだと説明している。
精神世界でいうノンデュアリティの意識の行きつく果ては、恒星意識なのだ。とはいえ、たいていノンデュアリティの達成点はもっと手前のことを言っていることが多く、全宇宙、全太陽、太陽、全惑星、惑星、月あるいは火、空気、水、土という宇宙の階段の中では、火、空気、水、土という物質界から、月上の全惑星意識に上昇することを示していることが多い。
ひとつの次元は二元化、すなわち陰陽化をすることで成立するので、この二元化を統合化すると、その上の次元に行く。
ということで、ノンディアリティというのは何段階もあり、ノンデュアリティのことを言う時に、それはどこのノンデュアリティなのかを聞きたくなってしまう。
それはともかく、スターピープルは、まず自分の故郷の恒星を思い出すのが大切だ。
で、最近のジャスムヒーンの講座では100人くらいの受講者がいたと聞いた。「地球はもうこれが最後の人は?」とジャスムヒーンが質問した時、97人が手を挙げたらしいが、“地球はこれが最後”という人は、その後恒星に戻るということを想定しているはずだ。
そもそもジャスムヒーンの講座に来るような人に、純地球人なんかいない。でもスタピが地球に生まれるという目的には、恒星意識から、次の全太陽意識に進化したいという目的も隠されていることが多い。
シュタイナーは、霊界では新しい知り合いを作ることはできないと言った。新しい知り合いを作ることは地球上では可能だが、死んで霊界に行くとそんなことはできないのだと。
わたしの父親が死んで半年くらいした時、夢の中で父親はわたしの知り合いと一緒にわたしのところにやってきた。わたしはそのことに驚いた。