ニール・ドナルド・ウォルシュやエックハルト・トールをはじめ、世界屈指のスピリチュアル・ティーチャーたちが絶賛する教師として知られる、メアリー・オマリーさん。
過酷な人生を歩む中で、覚醒体験へと至って以来、人々の目覚を促すための活動を続けています。

そんなメアリーさんの新刊『「人生苦闘ゲーム」からの抜け出し方』(ナチュラルスピリット)は、ニール・ドナルド・ウォルシュさんからも折り紙つき!


「この本は、あなたが読んできた本の中で最も役立つ本であるに違いありません。お約束します。最も困難な体験と折り合いをつけるための、これ以上に便利でパワフルなツールを手にできることはまずありません」と言わしめるほどの実力を持つメアリーさんは、どのような教えを発信されているのでしょう?
2020年3月9日に公開したご本人のブログ記事を、シェアしていただきました。
※原文にはなかった見出しを付けさせていただいています。

新型コロナウイルスがあぶり出した恐れの感情

私たちの惑星に、山火事のように広がっているウイルスがあります。それはコロナウイルスではありません。
今、非常に多くの人の心の中で育っているのは「恐怖」というウイルスであり、それはコロナウイルスよりもずっと速く広がっています。

新型コロナウイルスに関連して、あなたの中で何が起こっていますか? ニュースや株式市場を見ると、たくさの恐怖を生み出します。
私が聞いた恐れのいくつかは、次のとおりです。
「そうなってしまったらどうなるの? 私は仕事を休める余裕はないし、免疫機能を損なっている私の愛する人はどうなるの? 退職後の貯蓄をすべて失うことになったら、どうやって生活すればいいの? 地元のお店は棚が空っぽで、手指用の消毒液も見つからないわ」。

恐怖に誘惑されるのは、とても簡単です。でも、これは恐れるべきときではなく、この惑星で真に大きな癒しのときであるとしたら?

これはどういう意味でしょう?
あなたが一歩引いて、一日中自分の中を流れる思考の動きを見ることができれば、それは恐怖に基づいていることがわかるでしょう。

欲しいものを手に入れられなかったり、望んでいないものを手にすることだったり、自分が深く望んでいるものを決して手に入れられないことだったり。
拒絶されることや自分が十分ではないことへの恐れ、孤独がずっと続くことへの恐れもあります。
私たちは皆、これらの恐れを経験します。

しかし、恐れの98%は決してやってきません。作家であるサミュエル・クレメンス(マーク・トウェイン)はかつて、こう言いました。

私は人生で非常に多くの悲劇を経験しましたが、実際に起きたのはその中のいくつかです!

私たちの恐れのほとんどは頭の中での単なる物語であり、現実的な根拠はないにもかかわらず、「何かが自分の身に起きるのではないか」という想像の産物に怯えています。

確かに、私たちの生活の中には恐怖を覚える場所があります。歩道を歩いていて、車道との境目からはみ出すと、バスがクラクションを鳴らすのが聞こえ、すぐに身を引いて反応します。
しかし、そのような恐怖はあなたの心の奥までは通り抜けません。それは単に本能的な反応であり、生存するために必要な恐怖であり、あなたが感じる恐怖全般のうちの2%ほどのものです。

でも、私たちは心の中の恐怖の物語を信じるよう、ほぼ完全に訓練されていて、どんなにささいなことであれ、心に恐ろしい結果を描こうとします。

恐怖に関する洞察に満ちた賢人たちの言葉

コロナウイルスが私たちを閉じ込めるのではなく、それは私たちに恐怖のウイルスを発生させて、“そのような恐怖に駆られないようにする方法を見出すのを手助けしている”のだと認識したら、どうなるでしょう?

洞察に満ちた仏教の尼僧であるペマ・チョドロンは、こう書きました。

私は、成長して人生に直接関わることを選択するだろうか?
それとも、恐怖の中で生きて死ぬことを選択するだろうか?

彼女は人々に、“恐怖が自らの内側でどのようにして現れ、話しかけているのかを知るように”といざなっています。

かつて、ルーズベルト大統領はこう言いました。

私たちが恐れなければならない唯一のことは、恐れそのものです。

私が言いたいのは、あなたは恐れを恐れる必要がないということです。
恐怖の文字が、「F E A R」であるのは偶然ではありません。“偽の証拠は本物のように見える(False Evidence Appearing as Real)もの”なのです。

恐怖の物語から解放されるには、人生は自分のためにあることを知る必要があります。
だからこそ、私はエックハルト・トールの言葉を気に入っています。

人生は、意識の進化に最も役立つあらゆる経験を与えてくれます。それがあなたに必要な経験であると、なぜわかるのでしょう?
なぜなら、あなたが今この瞬間、経験しているからです。

言い換えれば、あなたの人生はあなたのためにあるのです、たとえ何が起ころうとも!
このことは以前から探求されてきたように、一人ひとりの人生と常に関係していました。しかしそれはまた、私たちの集合意識の面にもあてはまります。

恐怖というウイルスが地球全体であふれていますが、このような経験が与えられているのは、右折するべきだったときに左折したからではなく、私たちがもうこれ以上、恐怖に駆られないようにと、人生が手招きしているのです。

恐怖から解放されるための2つのポイント

どうすれば、恐怖から解放されるのでしょう?
「圧迫感」がないか、感じてみましょう。

恐怖は常にあなたを収縮させ、真実はあなたを開放させます。恐怖は重く感じ、真実は明るく広々と感じます。
息を止めているとき、顎を噛みしめているとき、肩を上げているとき、胃に締め付けがあるときは、身がすくんでいます。

このような緊張状態にあるとき、恐れが心の中で多少は生じていることを知ってください。その時点で、それほど強い恐れには思えないかもしれませんが、恐怖が存在することを認めるだけで、深い癒しがもたらされます。

次のステップは、「歓迎」することです。
このことについては、世界で最も人気のあるジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩『ゲストハウス』(※)が、すべてを物語っています。
多くの人々が、人生で起きることに「反応する」のではなく、「対応する」方法を学ぶ段階にいます。だからこそ、この詩が人気なのです。
※13世紀のペルシアの詩人。『ゲストハウス』(The Guest House)は、「人生とは客を迎えるゲストハウスのようなもの」と謳った詩篇で、以下の言葉で締めくくられている。「訪れるものすべてに感謝しよう。なぜなら、どれもがはるか彼方から、あなたの人生のガイドとして送られてきたものなのだから」。

エックハルト・トールは、「歓迎」することを雄弁に語りました。

この瞬間に起こったことを歓迎することは、究極の霊的な実践です。これだけを実践すれば、これ以上本を読んだり、他の瞑想テクニックを学ぶ必要はありません。

この瞬間に起こったことをあなたの外側、または内側で歓迎することは自由をもたらします。条件付けされたマインド(思考)は、抵抗することで自由になると信じているため、今この瞬間を歓迎しないように指示します。

本当は逆です! 抵抗することで、あなたはさらに立ち往生します。
マインドが言っていることを信じることなく、あなたが変容を起こすための最短の方法は、何であれ歓迎することだと気づくでしょう。

その瞬間、人生はあなたの中を自由に移動できます。条件付けられたマインドが、もはや人生を妨げることはありません。

コロナウイルスに感染した場合、または感染した人の近くにいる場合、その体験を歓迎できますか?
敵ではなく、偉大な教師だと見なすことはできますか?
ウイルスについて考えるとき、自分の内部で何が起きていても、歓迎することができますか?

ジェラルド・ジャンポルスキーが執筆し、驚異的な成功を収めた 『Love is Letting Go of Fear』(邦訳は『愛とは、怖れを手ばなすこと』サンマーク出版)からの引用をお伝えします。彼はこのように言います。

私たちから見ると非常に狂気じみて見える世界は、機能していない信念体系の結果です。
世界を違った形で見るためには、自分の信念体系を変え、過去を通り過ぎ、今この瞬間の感覚を広げ、心の恐怖を溶かしていく必要があります。

恐怖という信念体系は、この惑星に多くの狂気を引き起こしています。
あなたは、ほとんどの恐怖は幻想である、ということに気づく準備はできていますか?
また、先ほどご紹介したペマ・チョドロンからの提言を受け入れる準備ができていますか?

私は成長して人生に直接関わることを選択するだろうか?
それとも、恐怖の中で生きて死ぬことを選択するだろうか?

恐怖はあなたから、自分の人生を完璧にするための滋養を切り離してしまいます。
そんな恐怖というフィルターなしで、人生を経験する準備ができていますか?

(翻訳/Y-MAYUMI)

 

メアリー・オマリー
著述家、講演家、カウンセラー、グループ・ファシリテーター。過酷な幼少期を経て苦悩に満ちた人生を歩む中で、覚醒にいたる。30年以上にわたり「生(Life)」のために真に存在する技巧を探求し、実践。ワシントン州カークランドを拠点に、Awakeningという団体 での活動を通じて多くの人々を明晰性、慈愛、信頼の中心へと導き、人生でどんなことが起きていようとそこにアクセスできると説いている。
https://maryomalley.com


『「人生苦闘ゲーム」からの抜け出し方』
すべてが「大丈夫」になる10週間のセルフ・セッション

メアリー・オマリー著/喜多理恵子訳



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