世界的なスピリチュアルリーダーであり、「奇跡のコース(A Couse In Miracles)」のティーチャーとしても活躍する、アラン・コーエンさん。
スピリチュアルなコーチングの実力で、長年、大勢の人の人生を導いています。
今回も、珠玉のエッセイを発信していただきましょう。

ビートルズが教えてくれるフォースの力

私はビートルズの大ファンです。彼らの音楽を聴けば聴くほど、背後にある天賦の才能を感じます。
先日、YouTubeでビートルズマニアにとってはたまらない、1964年にオーストラリアで行われたコンサート動画を見ました(“Beatles Live – Australia”)。
それは特に活気にあふれたものでしたが、そこにあったコメントの一つに、私はショックを受けました。

私は断固たる無神論者だ。しかし誓って言えるが、ジョンやポール、ジョージ(リンゴ!君も大好きだよ!)には高次の力が働いている。この信じられないほど素晴らしいソングライターの三人は、一体どこからやって来たというんだ。
もし神に会うことがあって、「私が神を信じられないのは、その証明がないからだ」と言ったとする。
でも、神はきっとこう言うだろう。「私はあなたに証明を与えた。太陽、地球、そしてビートルズと言う証明を」。

このコメントを書いた人は、無神論者では全くありません。彼、あるいは彼女はビートルズを通して神の存在を理解しています。神は人を介して、その神性を露わにするのです。私たちは、この世界に天国からの光を呼び入れる窓のようなものなのです。

ビートルズは才能に溢れていますが、彼ら自らが自分に才能を与えたのではありません。彼らの人間としての個性や性格を大きく超えた力(フォース)によって、彼らの内側にその種が植えられたのです。
彼らの役割は、その才能を待ち望んでいる世界へともたらすことでした。この才能に満ちたミュージシャンたちは、この世の中をより良いものにしていくための素晴らしいギフトを、創造主が伝えるための導管だったのです。

あなたの役目はこの世界を祝福すること

先月の年末は、多くの人々が、神がこの地球に現れたことを祝いました。
キリスト教信者はキリストの生誕を思い、ユダヤ教信者は、ハヌカ(12月22日〜30日)で、自由のために戦う戦士たちが包囲された時に神が奇跡的に起こした光を祝いました。
ヒンズー教信者はディワリ(11月14日頃)を祝い、アフリカを祖とする人々はクワンザ(12月26日〜1月1日)を祝いました。
これらすべての祝日を通して、人は当時、神がこの世界にやってきて、天国により近いところまで高めたことを受け入れています。

イエス、ビートルズ、そして他のヴィジョンを持つ人々を通して、この世界を祝福した神と同一の神が、今度はあなたを通して、この世界を祝福してもらいたいと思っています。神以外のいかなる者も与えることができない才能を、あなたは持っているのです。

しかしあなたはまず、その贈り物である才能を活かすに充分なインスピレーションを誇りに思い、受け取らなければなりません。偉大な人と平凡な人の唯一の違いは、偉大な人は導きを信頼し、それに従って行動することです。ドイツの哲学者ゲーテはこう言いました。「自分自身を信頼すればすぐに、いかに生きるべきかを知ることとなるだろう」。

才能を使って高次の力とともに共同創造する

私の仕事の転機は、週末のセミナーを開催しようとしていた時に訪れました。その時まで、私は自分の能力に疑問を感じながらプログラムを行っていました。「自分にはその資格があるのだろうか?」「自分の決断は正しいのだろうか?」と思っていたのです。

そのセミナーの始めに、私はある実験をしようと決心しました。そこで、プログラムの進め方に関してこう想像しました。
「自分が受け取る直観は、高次の力によって導かれている」と。
自分の選択をジャッジしないと決め、代わりに「最善のプログラムを創り上げる方法を知っている存在と共同創造する」というヴィジョンを描いたのです。
結果は驚くべきものでした! そのセミナーは今までで最も成功したものになり、私自身、自分に疑問を感じながらやっていた時よりも、はるかに楽しむことができたのです。

才能ある人たちの中には、高次の源が内在するという以外には説明のつかない人たちもいます。
モーツァルトは、6歳の時に最初のオペラ作品を書きました。後に彼はこう言っています。「それは言うなれば、完全に私が私自身の時だった。全くの一人であり、同時にアイデアが最高に最も豊かに流れ出てくる心地よい喜びと共に在った。どこからどのようにやってくるのかは分からず、無理に呼ぶこともできないのだった」。
天才発明家のニコラ・テスラは、「アイデアはこの世界を超えた源から閃きという形で、自分の元へとやってくる」と説明しています。彼がそのアイデアをマインドに落とし込んだ結果、彼が実験室で実際に組み立てる前に発明は完成されてしまうのです。
ベートーヴェンは彼の耳が聞こえなくなった時に、多くの素晴らしい曲を作曲しました。

自身のヴィジョンに命を与え続ける

奇跡のコース(A Course in Miracles)のレッスン353では、こんなアファメーションを求められます。
「私の目、私の舌(言葉)、私の手、私の足は唯一の目的の元に今日ここにある。それはキリストに委ねられ、奇跡と共にこの世界の祝福に使うためである」。

ヴィジョンを行動に移すために、キリスト教、あるいは別の宗教の信者である必要はありません。自身の情熱的な目的に、忠実に生きる必要があるだけです。
毎日、私たちには、神がこの世界に現れるための手助けができる多くの機会が与えられています。
車で走っているレーンに、誰かを横から入れてあげること。
傷ついている友人に電話をして「君のことをずっと考えていた。僕は君を応援する。ただそれを伝えたかった」と言ってあげること。
正しい人たちの元へ届き、役に立ってくれることを信頼しながら、本や歌を世に出したり、ビジネスを始めたりすること。

世界を変える人たちは、自身のヴィジョンに命を与えることにただフォーカスし、心の内側であっても外側であっても、異を唱える者には注意を払いません。
もし、スティーブン・スピルバーグ、スティーヴ・ジョブス、あるいはバラク・オバマらが自らの才能を否定し、表現を止めていたら、世の中はより中身のないものとなっていたでしょう。

スピルバーグやジョブス、オバマになる必要はありません。単に、自分ができない理由を見つけることを止め、他者と比べるのを止めれば良いのです。そうすれば、あなたの内側にある何かが前面に出てくるに違いありません。
この世を少しだけ天国のように変える役割を担っていることを知り、自身のヴィジョンに忠実に生きましょう。
そうすればきっと、朝起きるのが楽しみになり、ハートが安らぎ、よく眠れるでしょう。
そんなある日、少し緩めの無神論者の誰かがあなたに言うかもしれません。
「神がいることが、今やっとわかったよ」と。
(翻訳/桜水現実)



アラン・コーエン
アメリカ生まれ。ハワイ島在住。世界25カ国で著書が発売されているベストセラー作家であり、セミナーリーダー。全米のTVやラジオなどに多数出演する他、多くのスピリチュアルドキュメンタリーにプレゼンターとして出演。「101 Top Experts that Make our Life Better(より良い人生へと導くエキスパートトップ101人)」の中に名を連ね、その教えの深さと大きさから「Mentor’s Mentor(メンターのメンター)」と呼ばれている。毎年来日するほどの親日家であり、日本でも15冊以上の翻訳本やDVDが発売されている。代表作に『人生の答えはいつも私の中にある』『「願う力」で人生は変えられる』など。

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アラン・コーエン著/本田健訳/PHP研究所

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