こんにちは、人相見のいくらです。
これまでこの連載では、人相について様々なことをお伝えしてきました。
例えば、目鼻立ちなどの形や大きさによる顔の性格傾向、ホクロ、シワ、画相、肌のコンディションに現れる様々な運気、顔にまつわる伝承や、顔にご利益のある神社の紹介など。
今回は、今までの連載の総まとめとして、人相で開運するためのアドバイスをご紹介します。
ぜひ、今後の生活にお役立てください。
※ここでご紹介するイラストは、全て私が描いたものです。
社会で活躍できる人相の特徴
私はこれまで、顔の部位に関する様々な人相判断をしてきました。その経験から、仕事や社会活動で活躍できる人相の特徴をお伝えしていきます。
*以下の特徴がないからと言って、社会で活躍できない訳ではありません。これまで人相を観てきた中で、特に印象的だった特徴を挙げています。
1 頬がきれいで盛り上がっている
頬は「世間の評判・信用」という意味があります。ここがきれいであるという事は、世間や周囲からの評判が高く、社会へ打って出る力が強いことの現れです。
2 生え際に生え下がり(参差:しんさ)がある
生え際の中心に、三角の生え下がりがある人は、反骨心が旺盛で、ここぞと言う時にも踏ん張れる、負けん気があります。
3 鼻が目立って大きい
鼻は「自分自身の強さ」「自己主張」をあらわします。鼻が大きい人は、どんな逆風が吹いてもブレることなく、自分の信じる道を突き進みます。
4 あご(エラ)が張っている
あご(エラ)が張っている人は、何事にも歯を食いしばって耐える打たれ強さがあります。たとえ苦しい状況に立たされても、悲嘆にくれることなく立ち上がる強さがあります。ただし、あごが張りすぎている人は「我が強すぎる」傾向があります。
人相判断において、古典の中に「威相(いそう)」という相が出てきます。「呼べば集まり、喝すれば散る」部活動の怖い鬼コーチのようなイメージがありますが、その人がいるだけで、場がピリッと引き締まり、周囲から怖がられつつも頼られる存在は、大体こういうお顔立ちをしています。人をまとめる役職には、こういう相の人がいると、組織が一段と引き締まります。
他にも、社会で活躍する人の中で、こういうお顔をしている人は、こういう傾向があります。
5 頭が白髪、もしくは坊主頭で、眉が黒々としている
これは職人肌の男性に多いのですが、特にご年配の方の中に、白髪で眉が黒々としている人がいます。こういう方は職人肌の人が多く、こだわりが強い一方、度が過ぎる頑固さがあるようです。これは白髪に限らず、頭を丸めている人も同様で、これで、鼻が大きい人はますますこの傾向が強く出ます。
6 ホクロがたくさんある
ホクロは信号機のような役割があり、ホクロがかゆくなったり、テカテカと光って見えたりするときは、その信号機が稼働しているサインです。例えば、目尻にあれば、恋愛運、異性運に、小鼻にあれば金運に何かしらの変化の兆しがあります。
ホクロは基本的に良い作用はしませんが、ホクロがあるから良くないというより、ホクロが気になりだした時に注意が必要です。
人相で開運するためのアドバイス
1 日頃から顔のチェックを
毎朝の洗顔の際に、自分の顔をチェックしましょう。主に、肌トラブルの有無や目つきが変わっていないか、一週間ほど念入りにチェックして平均的な自分の顔の状態を確認しておくと、その後の判断が容易になります。普段の顔の状態というのは意外とわからないものです。
2 眉間を含めた眉回りをきれいに
眉間は「その日の吉凶・物事を決める際の吉凶」という意味があります。人相では眉間から運気を吸収すると言われ、顔の中では目と同じくらい重要な場所です。この部分に傷やニキビなどの肌トラブルが無く、ほのかにピンク色がかっていると、その日一日は特にトラブルも無く快適に過ごすことが出来ます。
余計なうぶ毛を剃って、眉間を含めた眉回りをキレイにしましょう。「最近ついていない」や「お金がすぐ無くなる」と相談される方に限って、眉がボサボサしている方が多いです。
3 「慎食」に心がける(食は運命を左右する)
江戸時代に活躍した人相見「水野南北」は、「慎食」を心がけることにより、人相が良くなり運気が開けると説きました。暴飲暴食せず、常に腹八分目を心がけ、美食に走らず、慎ましい食事習慣を身につけていれば、落ち込んだ運気が回復する、という開運法です。
4 結局「笑顔」が全て!
人相で開運する一番の方法は、やはり「笑顔」に尽きます。人相的にはもちろん、人と人とのコミュニケーションの中において、最後は笑顔で終わりたいものです。人は笑顔を投げかけられると、こちらも自然と笑顔になります。また、笑顔になることは自分の心をアゲる効果があります。なお人相では、仰月口(ぎょうげつくち)と言って、口角が上がって笑顔の印象の口が良相とされています。
また、古典「神相全編正義」でも、「口角弓の如きは、位三公に至り、庶人此れを得れば、衣食豊隆なり」という一節があります。これは「口角が弓のように上がっている人が、もし庶民の人であれば、衣食において不自由しない」という意味です。
それでもダメなら神頼み!
開運アドバイスを実行しても、まだ不安が残るという方は、もう神頼みしかありません。
顔にご利益がある神社は日本中に多数存在していて、これまで関東を中心にさまざまな神社をご紹介してきました。その中から、特に「美」にまつわる神社仏閣を紹介します。顔に限らず、心も常に「美しく」ありたいものです。
以下のお寺には、「御化粧地蔵」様が安置されています。
・玉凰寺(東京・白金高輪)
・播竜寺(東京・目黒)
以下の神社は、宗像三女神とよばれる「多紀理比売命」「市寸島比売命」「田寸津比売命」が祀られていて、特に市来島命は美を司るとされています。
・厳島神社(江ノ島)
・厳島神社(栃木)
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いかがでしたか?
今回ご紹介した内容をふまえ、ぜひ実生活でお役立てください。
いくら
人相研究・占術家。セツモードセミナー修了。顔学会会員。観相術(人相・手相など)四柱推命を主に扱う。喫茶店やファミレスなどで対面鑑定を行う傍ら、セミナー講師、Web・雑誌の記事の執筆・監修など、多岐に渡り活動している。
人相見いくらの、開運「顔」ブログ
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