こんにちは、人相見のいくらです。
顔の印象を決める部位の一つとして、「耳」が挙げられます。相手をパッと見た時、目立って耳が大きい人や小さい人、長い耳をしている人もいれば、耳たぶがふくよかな人など、様々です。
今回は「耳」についての占い的な意味や、様々なエピソードをご紹介します。
※ここでご紹介するイラストは、全て私が描いたものです。

耳が物語る、その人の主な傾向

耳は顔の中で一番形が変わらず、後天的な影響を受けにくい部位です。
そのため犯罪捜査では、耳の形状などの特徴から、犯人を捕まえる手がかりにすることがあります。
このように、耳から相手の様々な情報がわかります。

 

1 東西で異なる「耳についての民間伝承」

世界では、耳はどのような扱いをされてきたでしょうか? 例えば西洋では、悪魔は耳から忍び寄る、という考えがあったことから、お守りとしてイヤリングを付けることで悪魔の侵入を防いだ、と言われています。
ただ、目や口など、他の部位ほど重要視はされてこなかったようです。
一方で、中国では耳は重要視され、大きいほど良い耳とされていました。三国志の名将、劉備の耳は肩まで垂れていたとされています。日本もその影響からか、聖徳太子とされる絵画や仏像は、いずれも耳や耳たぶが大きく表現されています。

2 耳の形は、顔の輪郭や体の部位と共通している

左右の耳を対称に並べた際の輪郭は、その人の顔の輪郭と同じになります。
耳の輪郭が丸い形場合は顔の輪郭も丸く、逆三角形の場合は、輪郭も逆三角形になります。顔の輪郭と耳の輪郭は、共通しているのです。
もし顔の輪郭が丸いのに、耳が逆三角形だったり、逆に顔の輪郭が逆三角形なのに耳が丸いなど、耳と顔の輪郭が共通しない場合、顔の輪郭が本来の形でないことになります。
例えば、本来アゴが細いはずなのに、ストレスによる食べ過ぎで丸くなっていたり、本来丸い顔のはずなのに、ストレスで食事が喉を通らず痩せてしまっている場合などです。

輪郭以外でも、体の他の箇所と共通している所があるため、耳を判断する場合、「他の部位の状態」も補助的な意味で読み取ります。

3 耳の上部が大きいと、頭脳明晰な人

耳の上の部分は、顔の額の部分(上停)「考える力」とを対応しています。
上部が大きく目立ち、下に行くに従って小さくすぼまっていて、キツネのような耳をしている人は、頭脳明晰で情報をキャッチするのが得意な人が多いです。この場合、顔の輪郭も逆三角形です。

4 耳の中部が出っ張っていると、世間の枠からはみ出ている人

耳の中部は、顔の真ん中(中停)にあたり、この部分が出っ張っているのは自分の「意思」を貫く人が多いとされ、積極性・自己の強さを表します。
ちなみに、鼻も自己の強さや意志の強さを表します。

耳を読み取る時、耳の外側の縁を「耳輪」といい、その内側にあるでっぱりを「耳廓」と言います。通常、耳廓は耳輪の中に収まっていますが、人によっては耳輪の外にはみ出している人もいます。
耳輪は「世間の枠」を意味し、耳廓は「自我の強さ」を意味します。これがはみ出して見えるということは、世間の枠からはみ出しているということになります。
組織の仕組みにとらわれることが苦手な人が多く、会社の一社員ではなく、起業家やフリーランスなどで成功している人によく見られます。スポーツ選手、特に個人競技で活躍している人も、この耳をしていることが多いです。

5 理想の福耳は、アゴもふくよかなこと

耳の下部は、アゴ(下停)と対応しています。アゴは「住居」ならびに「人生の晩年期」を意味します。
アゴがゆったりとしていると、将来住居に不自由しないで、ゆとりのある晩年を迎えることができるという意味があります。

ところで、よく「福耳」という言葉を耳にします。福耳というのは「大きく厚みがあり、前にぴょこっと出ている耳たぶ」を言います。
耳の根元に切れ目が入っていて、耳たぶがきちんと袋状になっているものが福耳の理想です。大きいだけで平べったいものや、切れ目が無く、顔にぴたっとくっついているようものは福耳ではありません。
よく「福耳を持っている人は裕福になる」と言われますが、お金に困っている人の中にも福耳の人はいますし、昔は「乞食の福耳」と揶揄されたほどです。

福耳を判断する場合、アゴがふくよかかどうかを併せて見るのがポイントです。
両耳を対称的に合わせた形と人の輪郭は同じ形なので、福耳なのにアゴが細い場合、必ずしも福耳の意味を持ち合わせていません。

 

6 縦長だと長寿の印

耳が縦に長く、適度な大きさと厚みがあり、耳たぶも大きい人を見かけます。仏様の耳のような印象ですが、この耳をしている人は長生きだと言われています。
また、耳の穴から毛が出ている人も長生きであるとされています。

 

7 「立ち耳」であっても活躍している人は多い

「正面から耳全体が見える」人がいます。顔から直角に生えている耳を「立ち耳」と言います。
耳は正面から全てが見えず、顔の側面にくっついているくらいが理想とされていますので、立ち耳は良くない、という印象になりやすいですが、決してそんなことはありません
日本の大企業の社長や芸能人で活躍されている人の中には、意外にこの耳の形をしている人が多いです。
「経営の神様」と言われる「松下幸之助」の耳も立ち耳に入ります。
耳の印象が強くなるから、“耳聡”くなるようです。

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いかがでしたか?
今回ご紹介した内容をふまえ、ぜひ実生活でお役立てください。

 

いくら
人相研究・占術家。セツモードセミナー修了。顔学会会員。観相術(人相・手相など)四柱推命を主に扱う。喫茶店やファミレスなどで対面鑑定を行う傍ら、セミナー講師、Web・雑誌の記事の執筆・監修など、多岐に渡り活動している。

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