ずっと何十年も前から、特別に聖化した水晶を、市場価格の十倍くらいで売る霊感商法めいたものがあり、そういう人たちは「あなたには200体の浮かばれない霊が取り憑いています。一体取り除くのに20万円かかります。合計で4000万円ですべて取り除きます」と言ったりする。
これは、わたしの友人が実際に言われた金額だ。彼は本気でそのお金を集めようとした。

でも、水晶に動物磁気をメモリーするというのは、現実に可能なことであり、すべての人はこれができる。だからお金を払わずに、自分で水晶をひとつの装置として活用することはいくらでも可能だ。
付け加えておくと、浮かばれない霊というものは存在しない。そもそも霊というのがすでに高度なレベルに存在しているものであり、「霊魂魄肉」という4つの階層の中で浮かばれないものとは、物質に執着している「魄」のレベルだ。

“水晶の高自我に意図をメモリーする”というのは誰でもできるが、ここで問題なのは、人はH96をちゃんと制御できているのかという話だ。制御できていない人は、この低い振動の成分を水晶に記憶させることで、その人の人生の癖が倍加されるだけで、なんのメリットもない。
H96は人間からすると眠りの意識であり、自動化されているので、この水晶に記憶されたH96成分は、その人を無意識にある方向に誘導していくことになる。
気がつくといつもひどい目に会う人も、その人の無意識に繰り返して本能と化してしまった特徴が、このH96レベルにまるで筋肉記憶のように精密に記憶され、いつでも意識しないところで、0.3秒以内のところで再現されるのだ。
気がつくと、もうそうなっていました、という具合だ。

腸の調子がいい人の便を、腸のコンディションが良くない人に注入すると、このコンディションの良くない人の善玉菌が増えて改善されるという話があるが、きっと善良なH96を水晶に封入してクライアントに渡すと、このクライアントの無意識で自動的に働く低自我領域が、改善される可能性もある。

ほとんどの人はH96を暗い情念のものとして、そこに触れたがらない。だからそこはいつも改善されないまま、その人の埒外の、悪い行動を誘発する。
水晶にH96の正しい信号を封入できる人は、ダイレクトにH96を扱うことのできる人で、それはそう多くはないと思う。
多くの人は腫れ物に触るように、それに直面することを嫌がるのだ。もちろん除霊に4000万円要求する人は、このH96を正しく扱えるとはとうてい思えないし、そもそも4000万円要求することがすでにH96の欲に支配され、H96に縛られているとしか考えられない。

一時、子宮系女子という言葉が流行ったことがあり、わたしはそれを詳しくは知らないのだが、ネットで見ると、子宮にパワーストーンを入れたりすることもあるらしい。
だいたい腰、子宮のあたりは、実はH96が割り当てられている場所でもある。H96を補充すると、人生においては押しが強くなる。ヤクザに脅されてもひるまない。

物質的な面では、このH96が主導権を握る。理想の人間というのは、「高自我がH6」「中自我がH24」「低自我がH96」で、「下半身はH96を軸に動いていて、H96を食料にしている」という。
H96は光でもあり、つまり「6-24-96」はライトボディが本体であり、いまのところ通常の人間はこの段階に至っておらず、それよりもひとつ振動が低い「12-48-192」で生きており、これはグルジエフの分類では哺乳動物の水準にある。

子宮系女子は、子宮に石を隠し持って、この未来の人間に近づきたいのかもしれないが、もう書いたように問題は、石はH96を崇拝し、それが良いものであれ悪いものであれ振動がH96というだけでしがみつき、一生手放そうとしないので、よからぬ想念を封じ込めた水晶をポーチに入れるように子宮に入れて歩きまわると、知らず知らず自動的に人生はよからぬ方向に走っていく。
日常意識よりも低い振動にあるものは無意識なのだから、当人は気づかない。

もし古川氏が、金星と海王星の180度の資質を活かして、水晶を浄化し、そこに天国的な想念から直接引き下ろされた感情・情念を封入すると、水晶はすぐさまそれを掴みとり、二度と離さない。
それをクライアントに、高額過ぎない価格で提供したら、人生の改善効果があるのは間違いない。
でも、高額過ぎないのならば、それは霊感商法にならない。やはりお高いのが霊感商法なので、適切価格の根拠のある霊感商法として、ちょっとだけ高い金額を決めると良いのではあるまいか。祈祷はなかなか労力がかかるので、祈祷料を入れた金額だ。

水晶を買ったとしても、子宮に入れる必要はない。というのもH96成分は、場所に縛られない傾向があり、わたしの体験では、自宅に水晶を置き、外出先でそれを思い出すだけで、H96の「気」はタイムラグなしに飛んでくる。

水晶の浄化とはなんだろうかと考えた時、水晶はH96を神と崇めてそれにぶら下がるので、いろんな人の雑多な荒れた感情を、矛盾があっても気が付かずに取り込むので、そのメモリーを一度リセットするということだ。
育ちのいい水晶は、育ちのいい犬のように他人にも警戒しないで尻尾を振る。そしてそのH96成分を吸い込むので、この水晶は人には見せず、家猫のように家水晶にしておくのもいいかもしれない。

ちなみにH96とは、宇宙の一なる者の意識を96個に割って、このうちひとつだけが目覚めており、ほかの95の破片は昏睡しているということなのだが、破片のひとつだけでなく、ふたつが目覚めると人間の思考のH48になる。
つまり、水晶の高自我は哺乳動物としての人間の中自我に近く、近いからこそ、人間はそれを嫌がる。つまり、引きずり込まれやすい場所にいるということだ。

動物霊とか幽霊とか邪念の領域はH96だが、邪念と定義したのは、邪念に支配されやすい哺乳動物的な人間が自分の位置から相対的に決めたものであり、より高度に発達したライトボディの6-24-96人間は、H96をまったく邪念などと思っていない。
それは扱いやすいし、自分が引きずり込まれる可能性はほとんどないからであり、むしろ食料にさえなるからだ。邪念でさえ、物質よりは遥かに振動が高いのだ。

これに偏見を持たず、乱暴な扱いをしない人ならば、水晶を浄化し、メモリーし、そして販売できるだろう。いますぐ古川氏にやってもらうのも面白いかなと思っている。
今回のこの文章、もしかして販促なのかなと思ったりもするが。

振動と粒子は、力と形で、水晶の形も振動の性質にも特性を加える。鉱物と金属のセットで、銅とかコイルを使うのもありだ。金属はH3072のボディを持っている。こういうグッズを作って売ったりするのは、山田隆男氏が大好きだったし、『少年マガジン』など少年雑誌に連載などもしていたくらいだ。
根拠のある霊感商法は「してもいい」、あるいは「したほうがいい」と考えても間違いではない。

 

松村潔
まつむらきよし/1953年生まれ。占星術、タロットカード、十牛図、エニアグラム、ライフシンボルなど、 いくつかの手法を活用して講座・研究会などを開催。アカシックリーディング等でも、タロットカードや占星術を併用すると安定性が高いという考えから、ツールの複合性を提案している。『わたしの運命がわかる地球星座占い』(角川書店)、『ディグリー占星術』『三次元占星術』(以上、説話社)、『土星占星術講座』(技術評論社)など著書多数。
http://www.tora.ne.jp/

 

 

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