会社の様子や仕事のことまで理解していた
今回、うにちゃんは、Mさんの会社の話もしてくれました。もちろん、私はMさんの会社情報は全く知りません。
うにちゃんいわく、「経営者が素晴らしい」とのこと。その他にも人間関係での注意点、所属部署に対しての意見など。
Mさんも私も、うにちゃんのすごさは分かっているのですが、どれもこれも具体的で現実に即していて、いつものことながらとても驚きました。
具体的なアドバイスのひとつとして、「デスクに花か植物を置くように」とのこと。
すぐさま行動に移すと、たちまち空気が変わってMさんの体調が良くなり、仕事もはかどるようになったそうです。
これがプラシーボだったとしても、実際に調子が良くなったのだとしたら、それは人の幸せを願う動物たちにとっては喜ばしいことです。
しかし、プラシーボと言い切れないことは、数々の事実が証明しています。身体が亡くなって、ますますパワフルになったうにちゃんの逸話が、また増えました。
最初のセッションで、うにちゃんが語った言葉の一つ「人間はすぐに見た目に騙される。私たちは、かわいいだけの存在ではないのに」は、とても印象に残っています。
動物は、ただそこにいるだけでかわいらしく、特にウサギや、ふわふわした小型犬は、とにかくかわいくて、その見た目に癒される人が多いことでしょう。
「でもね、だったら、生きてなくても良くない?」。
ぬいぐるみじゃないからね、と言うのです。こういう発言は、特にかわいい系とされるペットたちから聞くことが多いです。
私たちの癒しである動物たち。でも、癒すだけの存在ではなく、どんな見た目であろうとも、肉体をもって生まれてきたからには、種として満たしたい本能があり、その子の使命があります。
それに気づき、動物たちが生き甲斐をもって生きていけるよう、使命を果たせるようにサポートしてあげられるのは飼い主だけだと思うのです。
大変そうに思えることも、一緒にがんばっていくことで、飼い主も動物も成長します。人生は、魂を成長させるための時間。一緒に魂磨きをしていくパートナーとして、彼らが飼い主を選んできたとしたら、その思いに応えてあげたいものです。
次に迎えるべきウサギのこともアドバイス
うにちゃんが亡くなった直後の今年3月のセッションでは、次に迎えるべきウサギについてのアドバイスをくれました。その通り、即日、次の男の子ウサギがMさんのもとにやって来たのです。
それから1ヵ月後の、わずか生後3ヵ月のセッションで、男の子ウサギはウサギの神聖性や自分の役割についても色々と語ってくれました。見た目も月齢も、中身とは関係ないという証明のようなセッションでした。
人間が気づいているかどうかにかかわらず、身体のサイズも年齢も、ましてや見た目にも関係なく、動物たちは高い精神性を持ち、色々なことを知り、深く考えているのです。
その内面性を、どう育てていくかは飼い主次第です。
でも、それは別に難しいことでも特別なことでもなく、あるがままを受け止めて、自分ができることを一緒にしていくことだと思います。
Mさんからいただいた、今回のセッションのご感想を一部ご紹介しましょう。
セッション中、今回も、うにちゃんはこんな発言をしました。
「見た目は大切だけど、それに縛られてはいけない。それは分かったはず。 美しい、きれい、好きなものに囲まれることは大事。しかし、見えてるものだけじゃない、それを見なさい」と。
小さなウザギ、そして今は器となる身体はないものの、 私を支えるとても大きな存在です。
セッションを受けると、単にその動物のことを知れるのではなく、 彼らが私を選んだ意味、自分の使命に気がつけます。そして、出会えたことにより感謝し、想いが濃くなります。動物たちも、声を聞いてほしいはずです。
今回のセッションで、私自身はもっと高いレベルに行けると気がつき、本当に感謝しています。明らかに自分自身の毎日が輝いています。
このセッションの紹介を許可いただいたMさん、ありがとうございます。動物たちに対する、みんさんの理解がいっそう深まりますように。
高野縁
たかのゆかり/千葉県在住。アニマルケアカウンセラー、アニマルコミュニケーター。ドッグマッサージセラピスト、犬のための植物療法家。テリントンTタッチ認定プラクティショナー、レイキマスター。
一般企業退職後、自分の犬の先天的な病気や行動の問題をきっかけにホリスティックケアを学ぶ。現在は、アニマルコミュニケーションを中心にハーブ、フラワーエッセンス、Tタッチ、マッサージ、ヒーリング、東洋医学などを使った動物のホームケアカウンセラーとして活動中。
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