高島康司の進化への扉/第5回 ウェセルマン博士と別次元の存在「ジン」との会話

人間の思考のエネルギーで存在し続ける「欺くもの」

ウ では、キリスト教やユダヤ教などの一神教の唱える「父なる神」は、君の言う創造主のことなのか?

ジ いや、違う。

ウ では、一神教が「ヤハウェ」「エホバ」「アラー」などと呼ぶ神は、何者なのか?

ジ こうした神こそ、先に述べた「欺くもの」である。それらは、グノーシスの言葉で言うなら、支配者アルコンのことだ。

ウ 支配者アルコンとは、何者なのか?

ジ それは人間の思考に寄生している存在で、創られたときから「人間の敵」として機能している。

ウ ということは、そうした一神教の神というのは、人間が信じているような創造主ではないということなのか?

ジ これらは「欺くもの」であり、何も創造することはできない。これらはアルコンなので、模倣しかできないのだ。

ウ では、こうした一神教の神は、なぜこれほどまでに強力で、人間が崇拝する存在になったのか?

ジ これらは「欺くもの」であり、「それらこそが創造主だ」と強く信じる人間のエネルギーで生かされているにすぎない。それらが創造主であるはずがない。

ウ それらは創造主ではないのだな?

ジ その通りだ。それらは支配者アルコン(欺くもの)だ。

ウ ではそれらは悪魔なのか?

ジ そうではない。

ウ それらは善悪を対立させ、否定的な状況を作り出すのか?

ジ そうだ。それらは「人間に道を誤らせる存在」だ。

ウ なぜそんなことを?

ジ それが、それらの性質だからだ。それらは「欺くもの」なのだ。

悪は「欺くもの」の影響から生まれた

ウ では、悪のもともとの源泉は何か?

ジ 悪の源泉は、人間そのものだ。一神教の神として現れる「欺くもの」は、人間に過ちを犯すように働きかけ、人間が自分で過ちを正すことができない地点にまで追い込んでいく。
ここにきて人間は悪を行うのである。人間こそが創造者なのだが、人間は「欺くもの」に影響されている

ウ ということは、悪というものは、人間が創造しない限り存在しなかったというわけだな?

ジ そうだ。

ウ では、一神教の神として現れている支配者アルコンは、悪なのか?

ジ いや、そうではない。それは人間の敵として機能している「欺くもの」だ。

ウ 宗教戦争があまりに多いのは、これが理由なのか? また、中世にはあまたの女性が魔女狩りの犠牲者になったが、それが理由なのか?

ジ そうだ。ユダヤ、キリスト、イスラム教の神は支配者アルコンであり、「欺くもの」なのだ。これらの影響で、人間はとてつもない悪を行うようになったのだ。
それらはまだ、人間に悪い影響を及ぼしている。

ウ それらはまだ、そんなことをする力を持っているのか?

ジ 「欺くもの」である支配者アルコンは、力など持ってはいない。それらは創造者ではないのだ。
人間こそが創造者であり、何を創造するのかは人間次第だ。人間が、自分自身に悪影響を及ぼすものをも作ったのだ。

ウ ということは、選択は全部人間自身にかかっているということか?

ジ まったくその通りだ。人間は悪も創造できるし、善も創造できる。

悪に対処するには悪の反対を創造する

ウ では、悪にはどうやって対処すればよいのか?

ジ 私には分からない。それは人間の責任である。もし悪を創造できるなら、それを消すことだってできるはずだ。

ウ どうやって消すのか?

ジ 悪の反対を創造することでだ。人間が思考を変えれば、それはわけがないことだ。
一神教の神は「欺くもの」なので、人間の思考と感情からすべてのエネルギーを得ている。人間こそが創造者なので、すべての選択は人間にある。
だが、「欺くもの」を信じてしまうと、これらの言うなりになり、悪い影響を被ってしまう。一神教の神は、人間の貪欲さ、競争心、自己欺瞞などを喜び、戦争と暴力を引き起こす。

ウ もう一度聞くが、我々人間が神を創ったということなのか?

ジ その通りだ。

祈りを聞き届け実現させるのは「ハイアーセルフ」

ウ では、創造主とは誰のことなのか?

ジ 誰も知らない。大いなる神秘だ。

ウ では、創造主はどこにいるのか?

ジ あらゆるところに存在している。

ウ 創造主が、あらるゆところにいるのか? では、そうした創造主と、我々人間がコミュニケーションをとることは可能なのか? 我々人間の祈りを聞いてくれるような存在なのか?

ジ いや、それは不可能だ。創造主は存在し、自らを発散しているだけだ。

ウ では、君の言うこの創造主が、本来の神のことなのか?

ジ いいや、違う。それは創造主であり、神ではない。

ウ では、我々人間の祈りの声を聞き届け、それを実現してくれる神はいるのだろうか?

ジ もちろんいる。そのような神こそ、人間自身の魂だ。人間の中の死なない部分こそが魂だ。
人間の魂は本物の霊で、霊の世界に住んでいる。それはいつもまどろんでいて、夢を見ている。

ウ 何の夢を見ているのか?

ジ 自分自身についての夢だ。

ウ ということは、我々が大いなる神に祈っているときは、自分自身に祈っているということなのか?

ジ その通りだ。人間は自分自身の魂、つまりハイアーセルフと言われる神としての自分自身に祈っているのだ。
魂を持つ霊的な存在である人間は、神的な存在になる過程にいる。そして君たちが夢を思い描くとき、その夢はハイアーセルフの夢なのだ。

ウ ジンは、人間のような神的な存在なのか?

ジ 我々も神的な存在であり、霊である。そして自由意思を持っている。

(このユニークな会話は、ここで終わった)

(*)「ソフィア」と「創造主」の違いについて
この対話でジンは、「ソフィア」と「創造主」の2つを分けている。だが、「夢を見て、その内容を発散するだけのソフィア」と、「人間の魂を創造した創造主」の違いは全く説明されていない。
一見すると「ソフィア」は「創造主」のようだが、実は両者は全く異なる。これを分かりやすく説明するには、独立した長い記事が必要になる。
とりあえず、「創造主」は「霊」を創造し、宇宙全体を含めたそれ以外の全ての存在を作り出したのは「ソフィア」であると理解しておいてほしい。

別世界からの情報を引き出す鍵は脳波にある

以上である。
一神教の神が人間の創造物であり、一度創造されると、逆に人間の思考や感情に悪影響を及ぼすというのは、実に面白い描写である。

ただ、ウェセルマンのこうした体験がどこまで現実のもので、どこまで彼自身が想像したものなのかは、はっきりと確定できない。

ウェセルマンが言うには、ジンとの会話のような彼の体験は、我々が普通に日常の世界を体験するように、非常にリアルなものだそうだ。
そうした体験の引き金になるのは、ドラムによる特定のリズムで脳に振動を与えることだという。

 

高島康司
たかしまやすし/コンサルタント、世界情勢アナリスト。北海道札幌市生まれ。子ども時代を日米両国で過ごす。早稲田大学卒業。在学中、アメリカ・シカゴ近郊のノックス大学に公費留学。帰国後、教育産業のコンサルティング、異文化コミュニケーションの企業研修などのかたわら、語学書、ビジネス書などを多数著す。世界情勢や経済に関する情勢分析には定評があり、『未来を見る!『ヤスの備忘録』連動メルマガ』で日本では報道されない情報を発信。毎年多くのセミナーや講演に出演し、経営・情報・教育コンサルタントとしても活躍している。
主な著作は、『2020年アメリカは分裂する! 』『望みなき時代の幸福論』(以上ヴォイス)、『日本人が「英語ペラペラ」を本当に実現できる本』(講談社)、『なぜ予測をはるかに超えて進むのか』(ヒカルランド)、『論理的会話トレーニング』(アスカビジネス)、他多数。

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