人間は肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体という四層構造で作られているというのは世界中の体系で説明されているが、起きて活動している間は、物質体がベースで動いている。
他の三つは機能していないというわけではないが、肉体を重心にしているので、この他の三つはある程度サブ的な立場に見えてくる。で、夜眠ると、肉体以外のエーテル体、アストラル体、メンタル体の活動タイムになる。
これらは非局在的身体と考えてもよく、徹底して局在的な、つまり特定の時間、特定の空間にしか生きていない肉体から解放されて、のびのびと活動するが、それは肉体が凍結したようにじっとしているからこそ、本性を取り戻すことができるのだと考えていい。

人が死んだ時には、エーテル体、アストラル体、メンタル体は肉体から離れていく。しかし生きていて、夜眠る時には、もちろん肉体とエーテル体は分離しない。切り離されてしまうと、二度と肉体には戻れないからだ。ずっと昔、幽体離脱すると、肉体と幽体の間にシルバーコードという銀色の線が繋がっているという話があった。このシルバーコードがエーテル体のことでもある。でも、細い一本の糸だとあまりにも頼りなくないか?と疑問を感じる。
実際、ダイアン・フォーチュンは、“ある教団では信者の全員のシルバーコードを切断して、未来のある時代が来るまでは誰一人として転世させないようにした”と書いている。一本だと、簡単に切られてしまうような気もする。

肉体というのは特定の時間、特定の空間に存在するもので、つまり極端に限定された小さなものなので、エーテル体からすると、せいぜい一本の糸でつながる程度でいいのではないかと考える人もいるかもしれないし、長良川の鵜飼いでは、一羽の鵜は一本の糸でつなぐ。
ただ、タロットカードの「15悪魔」のカードを見ると、このエーテル体の紐は、かならずしも臍から出るとも限らず、額、喉、口(舌)、胸、へそ、性器、背中のいくつかの場所などから出るので、一本の糸だけではない。

で、夜眠る時に肉体意識からエーテル体意識へとシフトしていくが、このプロセスのことをわたしは最近「生け花」とか、あるいは「爆発する光景」として説明するのが好みだ。
エーテル体は肉体から解放されると、あたかも爆発するかのように、身体から放射状に広がる。で、爆発した時のそれぞれの線の弾道は不規則かというと、爆発は物質世界では風の影響とかさまざまな要因によって不規則になるが、物質界に影響を受けるわけではないエーテル体では、規則的に美しく放射されていく。

そしてこの複数の弾道を追いかけていくと、最終的にこれらが立体幾何図形に行きつくことに気がつく。人間の肉体は人間の形をしているが、エーテル体は人間の形をしておらず、比較的美しい立体幾何図形の形をしているのだ。
とはいえ、人間の形とは神の似姿だと思い込み、ひたすら人の形にこだわる人もいて、この場合、エーテル体はその人の思いこみに邪魔されて、人の姿をなかなか脱ぎ捨てられない。

プラトンは『ティマイオス』で、地球を上空から見ると色違いの布で張り合わされた毬のように見えると書いたが、これは地球のエーテル体のことで、5つのプラトン立体で表現される。
人はリラックスして脳波がアルファ波になると地球集合意識に同調すると言われているが、リラックスというのは個体意識から離れていくことであり、容易に地球のエーテル体としての惑星グリッドに到達し、自分のボディとは地球全体を覆う図形なのだと感じる。

しかし眠った時、この地球を覆う惑星グリッド程度でおさまる人などいない。さらに太陽系、銀河系という範囲にエーテル体は拡大していくのだ。段階を経て、どんどん大きな生け花になっていくのだ。
シュタイナーは、火星はマクロコスモスへの誘いであり、金星はミクロコスモスへの誘いであると説明していた。それは簡単な話、火星は地球の外にあり、金星は地球の内側にあるからだ。地球に内接し、火星に外接する図形とは「正十二面体」で、地球に外接し金星に内接するのは「正二十面体」だ。

ドランヴァロ・メルキゼデクは、“地球と火星の間にはディフェンスとしてキリストグリッドがあり、それが外部からの侵入者を防いでいる”と言っていたが、この正十二面体のキリストグリッドは、五角形の面が12個並んでいることから、十二使途のグリッドと考えてもいいかもしれない。
というのも、五角形とは人の形を表すもので、出口王仁三郎の体系なら、日本語漢字の「火」というのは5つの突起があり、イズノミタマであり、正直ちょっと排他的で、それに五角形はペンタゴンとか、五稜郭でわかるように防衛の形なのだ。
人の形を守る防衛のフェンスが、地球と火星の間にある。で、この防衛というのは、反対に言えば、閉じ込めるという作用もある。外敵から自分たちを守るためには、いつまでも自分たちの形を続けて、いかなる変容も進化も許さないという意味である。

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