9月刊行予定の『前世を超えて』(まだ弊社のホームページにもamazonにもアップできていません! 近日アップ)では、退行催眠をしていて同じ時代に複数の過去生をもつ人の例が上がってゐる。その時代にその人は同時存在してゐたのだ。それを敷衍すると今生きているわれわれも同時に生きてゐる存在がゐるかもしれないのだ。
すれ違ったあの人が、自分と同じ魂ということがありうるのだ。
この本では、未来も過去も現在も同時に起こってゐると語る。
それは、セスが語ってゐることと一致してゐるといふ。

魂は過去から未来に流れるのではなく、今、すべてが同時に起こってゐる。
その多次元性と同一性、同時性を統べてゐる魂(ソウル)とオーバーソウル。

さうなると認識も変はってくる。
見てゐる世界が、薄らいだもの、透明なるもの、多重になってゐるものとして見えてくる。
固定されたものでなくなる。
意識がすべてに浸透してゆく。
二元的な「自分と世界」という構造が崩壊してゆく。
宇宙の根本的な存在性に触れる。

多次元的な認識は、非二元の認識と通じてゐるところがある。
非二元はバッサリ切る側面があるが、多次元的な認識はもっと総合的だ。

(今井)