皆さんこんにちは! 未来予報士の雪下魁里です。
前回の内容に、たくさんのうれしい反響をいただき、ありがとうございます。ますます、執筆意欲が湧きました! 今後、少しずつ、皆さんの日常に役立つお話をご紹介しようと思います。
運は三代・180年を1単位として観る
前回も少し書きましたが、私の陰陽学の師匠は、元・鴨書店店主の望月治先生です。
昭和~平成中期にかけて、日本の有名政治家や経済人の相談役をされていた人物であり、最近、実写映画化も決まった漫画『善悪の屑』『外道の歌』の主人公・鴨ノ目武のモデルにもなっている(と私は密かに信じているのですが……)、〝影の世直し陰陽師〟のような人物なのです!
ということで、今回はその師匠の講義で心に残っている部分と、私自身が感じたことを織り交ぜて、「運が良いとはどういうことなのか?」について、お伝えしようと思います。
前回、〝干支九星学は180年を一括りにする〟と書かせていただきましたが、詳しく説明しますと、「年の干支九星の一巡は、同じ組み合わせ(例えば「丙午七赤」なら、次の「丙午七赤」)までに180年かかる」ということ。
そして、この一単位となる180年というのは、私たち人間の生命の3人分の時間軸に相当するわけです。
つまり、「孫子(まごこ)三代かけての年月」ということです。
一人の寿命だけでは、たかが知れています。
しかし、私たち一人ひとりが見えない時間軸の糸で手繰り寄せられた“一個の命の塊”だと想定してみましょう! すると、今まで難しいと考えられていた家族やそれを取り巻く環境、社会などを変えることに、少しずつヒントや希望が見えてくるのです。
仲間が集まり、180年かければ、何らかの変容なりが見えるということなのです。
陰陽学の師匠が教えてくれた「運のいい家系」の特徴
さて、ここで、師匠の授業記憶を振り返ります。
望月先生の勉強会はいつも鴨書店の教室で行われていました。開始前にはすでに席が一杯になるのですが、そこでは授業以外のお話もたくさん聞くことができました。
気合入れすぎで、余りに硬い表情のまま席に座る生徒たちを見て、必ず何かにつけて、こんなお話を先生がしてくれました……。
「私は弟子が何かに焦っている時には、いっつもこう言います。お前さん、焦りなさんなよ! 自分だけでどうにかしようと思うなよ~、っとね。
(この時、先生はクスっと笑います。そして小言を言いたい弟子に目を合わせてくるので、みんな目を合わせないように目線をそらすのです。苦笑。)
皆さん! 運は三代です。何をしたかとか、どんな信仰をしたかとか、どんなふうにお金を稼いだかとかではなくて、三代何事も無く、平和に同じことが受け継がれ、淡々と自然の理で生きられることに他なりません!
私が政治家や経済人やたくさんのお金持ちを見てきた中で、一番の運のいい家系は、何代にもわたって続いている静岡県のみかん農家です。このお宅は大変よろしい。生かされていることを知るということが、一番の開運です」。
折に触れ、教室で何かの空気を読みとったかのようにこのお話をされては、こう仰っていました。
「焦りなさんな! 一人で何かしようとしなさんな! これは、秘伝どうこうよりも大事なこと。周りに生かされましょう!」。
もちろん、それが『依存する』という意味ではないことは、言うまでもありません。
フィギュアスケート界に見る「命の塊」としての縮図
このことは、フィギュアスケート界を例にしてみると、良い例え話があります。
いったん、180年という数字は外して、お読みください。
今季も大活躍が予想されている、日本フィギュアスケート界。
あるテレビ番組で、スケート選手たちが試合終了後に、仲良くしているのを見ました。試合会場や会見などで、現在は解説者として活躍している先輩方と選手たちの信頼関係が、目に見えてはっきりと伝わってきますね。
ここまで来るには、選手はもちろん、指導する側やサポートする側の世代交代などもあったはずです。私には、日本フィギュアスケート界の礎を築いてきた歴代チャンピオンらの、それぞれの強さを引き継ぐような形があって、今の成就に繋がっているように見えてなりません。
例えば、男性選手の場合、70年代に活躍した佐野稔さんから、14歳で全日本選手権初優勝し、90~00年代に活躍した本田武史さんまでで、今へ繋がる礎ができるのに20数年かかりました。
それから高橋大輔さん~織田信成さん~羽生結弦さん~宇野昌磨さんへと伝統が引き継がれ、世界からも注目される選手がどんどん育ったのです。今では強豪国と言われるまでになりましたが、佐野さんの時代から約40年間かかりました。
女子選手も同様で、渡部絵美さん~伊藤みどりさん~村主章枝さん~荒川静香さん~安藤美姫さん~浅田真央さん~宮原知子さんまでで、約40年です。
彼ら選手たちにスケートを始めたきっかけを尋ねると「伊藤みどりさんに憧れて……」「浅田真央ちゃんに憧れてスケートを始めました」などと話すそうです。
こうしてフィギュア界全体を見てみると、一選手が成しえなかったことを、数代にわたって切磋琢磨で変容させ、成就させるというのは、人間社会の縮図のように見えてくるのです。これは選手本人に限らず、サポート陣の代替わりも含めてです。
1つの長い時間軸に及んだ日本フィギュア界という「大きな命の塊として動き、成長してきた賜物」に思えます。
こういったエピソードを踏まえ、親子三代、どのように変容したら良いか?
その実例と私たち一個人がすべきことを、自身の経験を踏まえ、近々また書かせていただこうと思います。
雪下魁里
ゆきしたかいり/未来予報士。生まれ持ったサイキックを元に、干支九星、四盤暦鑑定学と世界各地のシャーマニズム研究から編み出した、独自の開運学で相談者の未来を予報。これまで25,000人以上を鑑定してきた結果「運命というのは与えられるだけではなく、いくつかの条件が合えば、ある程度は創ることができる」と分かり、それができる人たちを育て、占い師の要らない未来を作ることが夢(笑)。
雪下魁里オフィシャルサイト「地軸の神は君に微笑む」
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