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占い師・田中要一郎の占術談義/4回目〈占星術家&タロット鑑定師〉いけだ笑み: ホロスコープでリリスの位置を調べれば、自分の中の「社会不適合になりやすい部分」が判明します

悪い結果が出たとしても通過点に過ぎない

田中 鑑定で悪い結果が出た時は、どう対応されますか?

いけだ 結局、悪い結果とは何かというと「通過点」なんです。そのことをお知らせします。
西洋占星術では、「火星の影響下にある間は、こういう出来事に見舞われるけど、それが○月○日の○時○分までです」というように、分刻みで判明させられます。
私はそれに対し、けっこうな使命感を持っていて。例えば、医者に行って、何が聞きたいかというと、まずは病名を明確にしてもらうことと、何日間薬を飲めば治るのか、ということです。
だから、その影響下にあるのがいつまでかを判明させれば、「なんだ通過点に過ぎないのか」と理解してもらえると思うんです。

田中 たまに、占う対象ではなく、自分の気持ちがタロットに現れる時がありますよね。鑑定相手のその時の気持ちとかも。

いけだ それ、ありますよね。たまに、自分の中のネガティブなサイクルに入り込んでいる相談者がいます。マイナスな感情が優先している人は、その不安さばかりが、めくったカードに現れることがあります。
ですので、タロットは私からすると、ラジオのチューナーのようなものです。何につながるかはその人によるので、停滞したスパイラルの低次意識につながりやすい人だと「何回占っても、今は混乱したカードしか出ないなぁ」って。

田中 その人が落ち込んでいる時は、何度引いても悪いカードが出て、その人の気分が上向いてくると、良いカードが出てきやすくなる時もあります。
だから、タロットは当たらないということではなくて、相手の心とつながってしまうという。

いけだ 運の強い人は、何回カードを引いてもいいカードしか出ないし、そういう人は、自分がヘマをするイメージを一切思い描いていません。
そのへんも含めて、タロットはコンスタントに安定した的中率を叩き出せるので、占いのツールとして優秀だと思います。

その点、西洋占星術のホラリーは、テクニカルな部分に溺れたり、読み手のコンディションで的中率が変わります。読み取る際の要点を見逃すと、的中率が下がるんです。
ただし、答え合わせをした時には、圧倒的にホラリー占星術の方が当たっています。星は、地上活動の映し鏡だからです。

田中 「過去を辿っていくと、その通りだった」ということですね。芸能人とかが事件を起こすと、占い師が後読みで検証すれば、占いの理論的に当たっているじゃないですか。
でも、その芸能人が事件を起こす前に占い師のもとに来ていたら、その時点で、結果を言い当てられたのか?ということですよね。

いけだ そこなんです。

運命が変わるのは別の自分へとテレポートすること

田中 宿命と選択(自由意志)の関係性について、どうお考えですか?

いけだ 宿命はあると思います。生まれた時の星の配置は動かず、星の軌道は決められていますが、それに対してどう反応するかは、果てしなく自由です。
だから、私は「起こる出来事は意味がないもので、意味を与えているのは人間にすぎない」と考えているんです。どういう意味を与えるかは、自由です。
例えば、雷が鳴りました。これを宿命とすれば、ある人は怖がるし、ある人は光っているのを見に行きたくなるかもしれないです。だから、本人が宿命と自由意志を一緒に捉えたら、混乱すると思います。

田中 出来事に対し、どう対処していくかは自由意志という?

いけだ そうですね。例えば、パラレルワールドがあり、どの次元に自分をフォーカスするかによって、人生の次元や路線が切り替わることがあると思います
そういう意味での選択肢はあるけれど、この世界での選択肢は、ほとんどないと思っているんです。遺伝的なことも決まっているし。だから、私としては「この世界で生きることは、ものすごく不自由である」と認識しているんです。

でも、「テレポート」は瞬時瞬時に繰り返しているんじゃないでしょうか。運の分かれ道は同じ世界の軸上には存在しないけど、次元を切り替えることならできるというか。
例えば、“働きかけや気の持ちようをほんの少しズラしただけで、ある瞬間に、パッと目の前が開ける”という、運命が変わる瞬間ってあるでしょう?

田中 あるかもしれないですね。

いけだ それを私は“別の世界へとテレポートしてる”と思っているんです(笑)。波長の違う、別の自分の人生の方にテレポートして、それまでの過去は、新しい世界の軸上にはないんじゃないか、って。
だから、先ほどの話の開運するということは、そのことを意味すると思っています。本気で開運しようと思ったら、ハンパない働きかけが必要なはずです。「過去は古い世界に捨ててきた」、それくらいの勢いでないと運命は変わらない。
ということは、考え方も生活習慣も変えられる人というのは、その時点で、別の世界軸へと乗り換えて、テレポートして来たからなんじゃないかと(笑)。

例えば、人間同士の関係性なんていうものは非常に流動的で、言葉の選び方ひとつで相手に与える印象も、2人の間に流れる空気もガラっと変わります。
昔、山Pと長澤まさみが出ていた「プロポーズ大作戦」というドラマがありましたが、結果が解っていても、過去の自分を変えることの難しさをうまく描いていたと思います。もうちょっと崇高なところでは、リチャードバックがそういったテーマを扱った小説をいくつか書いていますよね。

占いの精度と占い師の人格の関係

田中 占いの精度と占い師の人格は、関係あると思いますか?

いけだ その人の人生観やボキャブラリーを、越えられないものしか提供できないでしょうね。
ただし、たまに「幸せな人生を送っている占い師でないと、占ってもらってはいけない」とか、「不幸そうな占い師にいいアドバイスができるわけがない」という説を耳にしますが、私はそれには否定的なんです。
占い師はむしろ、ホームレスでも、差別用語になるので公にはできませんが、いわゆる不自由な身体や人生でも、なんでもいいんじゃないかって。

私は鑑定の際には、“受け取り手がその時必要な情報を必要なぶん、持って帰る”ということに対して、ものすごく信頼しているからです
それが犬や小鳥の引いてくる神託だろうが、道端に落ちている新聞紙の切れ端だろうが、メッセージを受け取れれば、発信者が何かは関係ない。占い師はただの「媒体を通訳するマシーン」だからです。
そもそも、集合意識や宇宙意識、あるいは下位意識のようなものに繋がるアンテナを扱う仕事をしている人が、まともな人生を送っているというのもおかしな話しじゃないですか? まともな人生送れるくらいなら、占い師なんてやってないわい、という。

それに、受け取り手がちゃんとアドバイスを受け取ってくれないと、どんな優秀な占い師が何時間説明しても、不毛ですね。
変化を受け入れる準備がない人は、誰に何度占ってもらっても、変わることなんてできないでしょう。

NEXT:「占いの情報はどんどんオープンになっていく」

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