ジャスムヒーンが語る不食の世界〈1〉食欲と内的パルスとソースエネルギーについて

プラーナで生きる「不食」の第一人者として、世界的な活動を続けるジャスムヒーンさん。
半年前に来日した際にお会いした印象は、存在そのものから慈愛のエネルギーが放たれているような、圧倒的なパワーの持ち主でした。
そのときに語っていただいた“不食を通した生き方のヒント”を、数回にわたってお届けします。

内的パルスが強いと「食べたい」という欲望がなくなる

──不食を始めてから、何年くらい経ちますか?

1993年からなので、約26年間です。同時にいつもお伝えしているのは、「不食ではなく、違った形で食べている」ということです。
このことは、世の中に対し正しく伝えるという意味で、非常に大切だと思っています。西洋社会では、「食べていない」と言ったりすると、「そんなの不可能だろう?」と言われたりします。
でも、それはその通りで、何らかの形で食べなければなりません。食べてはいるけれど、ただし、皆さんとは違った形で食べているのです。

──では、一般的に浸透している「不食」という言い方は、適切ではないということですか?

以前とは表現の仕方がずいぶん変化して、現在は「源(ソース)から滋養を得る」とお伝えしています。
このことを西洋社会で言うことは、とても抵抗がありました。私たちのような食物を食べない者は、何も食べていないと思われていましたが、実際はプラーナ(気)を食べています。

──ソースから、プラーナという滋養を得ているのですね?

はい。プラーナはヒンドゥー語で「神」という意味です。意味合いが面白いと思いませんか?
でも、ヒンドゥーの人々はプラーナを1つのポイントとしてではなく、物事を創造するために注がれるエネルギーとして、捉えているのです。それを私たちは、「エッセンス」や「源のエネルギー」と呼んでいます。
つまり、創造されたものが、実在するものとして現れるよう、使われているエネルギーのことです。

それが、すべての中に流れています。そのパルス(脈動)が、強いか弱いかだけの違いなのです。
自分の中に脈打つパルスが弱いと、物質的な食べ物を食べざるを得なくなります。逆に、パルスが強いと、「食べたい」という欲望がなくなるのです。

だから、私たちのするべき仕事は、パルスをより強くすることにあります。そのためには、「特殊なライフスタイル」を勧めます。
肉体のシステムの中で、源のエネルギーがより主体となるライフスタイルにより、生命力が強くなります。

──ジャスムヒーンさんは動画で、「パルスというのは、内なる池と関係している」と説明されていましたが。

そうです。私たちに呼吸させてくれて、命を与えてくれるのが、源であるソースエネルギーです。ですから、スピリチュアルな道を歩む場合、「呼吸の仕方」というものに非常に注意を払うわけです。
呼吸をゆっくりすると、体内に入ってくる酸素が増えます。ただし、意図だけでもそれができます。自らに純粋なエネルギーが入ってきて、それが体内に浸透した後に体外へと出て行く、という意図です。

人は偉大なものによって、呼吸をさせてもらっていると言えます。ですので、呼吸をする時は、「単に酸素を取り込むだけではなく、非常に純粋なエッセンスのエネルギーも一緒に呼吸しているのだ」という考えにオープンになってください。
というのも、私たちの体はとても美しいフレーム(構造)で作られているからです。

誰もが呼吸しています。でも、実は大いなるものによって、呼吸をさせられているのです。
呼吸に伴い入って来るエネルギーは、瞑想をしている時に感じることができます。そのエネルギーにより、非常に平和で穏やかな気持ちになり、人生に対してより高い視点が持てるようになります。そのエネルギーは、滋養も与えてくれます。

──では、瞑想は必要なものなのですね?

基本的には、瞑想をお勧めしています。瞑想とは自分を知ることであり、自分をマスターすることです。
世の中の人たちを見ると、外側の世界だけを見ていて、惑わされています。生存という、生き永らえることに忙しすぎるのです。

西洋社会では、幸せというのは外側にあると教えますが、幸せは自分の内側に存在するものです。
瞑想することによって、私たちは「別のゾーン」に存在できるようになります。瞑想が、自らを純粋な本質の状態にしてくれるからです。
それにより、脳波のパターンも変わります。非常にせわしない脳波の状態から解き放たれて、シータ波になると、肉体のシステムが変化します。それまでと違う周波数で満たされるからです。

そうなると、以前ほど空腹感を感じないことに気づくでしょう。何といっても素晴らしいのは、全ての人にそれができるということです。
全ての人に、純粋な本質があります。瞑想により、あなたはいつでも「外界とつながっているフック」を外すことができます。
呼吸を通してバイブレーションを変え、沈黙と静止の状態「スティルネス(Stillness)」に入ることができます。それを、日常生活の中で行うことができます。

その結果、自分が存在するゾーンが変化してくるのです。「自分は完全で、この瞬間感動している」というエネルギーになっていきます。すると、あなたは違う形で地球の資源を使えるようになります。
なぜなら、消費モードから離れるからです。自然に対しても、もっと尊重するようになります。
「どうやって資源を使うか?」という考え方も変わります。どういうことかというと、自分の外側にある資源ではなく、自分の中にある資源(リソース)に頼るようになるのです。

それが、この惑星にとって良い理由は“資源がなくならない”からです。これから、もっと多くの人たちが自分の内側に向かって行き、そこにある資源を得るようになっていくでしょう。
地球にとってはとても良いことであり、私たちもとてもハッピーになれます(笑)。

──でも、それができる人は、今の時点では限られていると思うのですが。

そう感じるのは、人々が正しいやり方を教えられていないからです。単に、ライフスタイルの違いなのです。
例えば、テレビばかり観ていたら、テレビのバイブレーションに満たされることになります。逆に、瞑想を心がければ、あなたは純粋なエッセンスのバイブレーションに満たされることになります。

テレビを観ることは、何も悪いことではありません。私も好きで、時々、素晴らしい勉強になります。ただ、それ以外に、自分の純粋な本質を開拓する時間を持つということが大切です。
誰もが純粋な本質を持っています。“自分のどの部分と、自分は同一化したいか?”ということです。呼吸法によって、自らにエネルギーを与える自分と同一化すれば、より健康になり、ハッピーになれます。
 (この記事を書いた人/Y-MAYUMI 通訳/カレルりえ)

ジャスムヒーン
メタフィジックについて20冊の本を出し、プラーナの栄養についての分野で調査し、国際的にレクチャーを行っている。この20年以上、 ほとんど食をとらずプラーナ(光)だけで生きている。邦訳に『マトリックスの女王』『ハートの王』『エリュシオン』『「平和の道」と「本質」で在ること』 (ともにナチュラルスピリット)他がある。

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『神々の食べ物』
ジャスムヒーン著/鈴木 里美訳/ナチュラルスピリット

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