こんにちは、人相見のいくらです。
占い鑑定の場で主に訊ねられるのが、「恋愛運」「仕事運」「金運」「健康運」の4つです。
人相占いでは大抵、顔のパーツ・肌つや・目力の強さなどからそれらを鑑定しています。その中でも「画相(がそう)」という方法で判断する鑑定法があります。
今回は、「画相による恋愛の鑑定の事例をご紹介します。
※この記事は、あくまで人相学から筆者が判断したものであり、見た目による差別を助長するものではありません。
※イラストはすべて、私が描いています。

人相占いの醍醐味! 画相で見る恋愛模様

「画相」は、なかなか聞かない言葉です。これは、人相を学ぶと必ず出てくる言葉です。

「画相(がそう)」とは?

鑑定を進めていくうちに、依頼人の知りたいことや状況などが、依頼人の顔に画像として浮き上がってくる現象。そのような画像は、画相鑑定を身に付けた者にしか見えません。
この相法は、明治時代に人相学の大家「林文嶺(はやしぶんれい)」が発見し、人相で運命鑑定する技術の一つとして磨き上げられ、後世に継承されています。
なぜ、顔にこのような現象が現れるのか、明確なエビデンスはなく原因は定かではありません。ただ、様々な事例を見る限り、相手や自分の思いが強いと、顔にれるようです。

 

以下でご紹介するのは、実際の鑑定現場で、画相に直面し、相談者のおかれた状況を理解するのに役に立った3つのエピソードです。
(実際の鑑定に基づき、再構成したフィクションです)

ケース1 熱烈なアプローチはかわせるのか?

「恋人が欲しいのですが、できますか?」
訪問看護の仕事をしているその女性は、毎日が仕事先と自宅の往復のため、男性との出会いに乏しく、恋人がなかなかできないとのことでした。
異性運は左右の目尻を主として、目の周り全体に現れます(詳細な見方は割愛します)。
すると、左の目尻から血色(肌をつたう吉凶を表す線)が、指2つ分程先にある「赤い点」(微細なサイズです)に繋がっていました。
「赤い点」と結びついている時点であまりいい感じはしなかったのですが、とりあえず「男性とのご縁が無い感じでもないのですが、心当たりはありますか?」と訊ねました。

すると、訪問看護先の80歳過ぎのおじいさんに熱烈にアプローチされているとのことでした。
訪問のたびに「付き合ってくれ」と散々口説かれ、仕方なくメールアドレスを教えると、その日からメールで何度もアプローチされるので、看護先から外してもらったけれど、今でもメール攻勢が絶えないとのことでした。

その話を踏まえ、再び顔をじっくり見てみると、眉間の上辺りに顔がぼーっと浮かび上がりました

よく見ると、ひげを生やしているように見えたので「もしかしてひげを生やしてましたか?」と聞くと、最後の訪問の時に生やしていたとのこと。
おそらくその顔は、アプローチしているおじいさんだと思いました。

画相で現れた人物の目線が、相談者の顔の真ん中の方に向いていればいるほど「相談者に気がある」と見ます
「おじいさんはまだ、お客様に気がありますね」と申し上げると、苦笑いされていました。

 

ケース2 別れることができるか、できないか? 半ヒモ男の顔

「別れることは、できますか?」
椅子に座ると、その女性は開口一番、訊ねてきました。
年上の彼と付き合っているけれど、彼の仕事がおぼつかなくなり、お金に不自由しているようで、今では彼とのデート代は自分が出していて、それが普通になってしまっているとのこと。
その姿に頼りなさを感じ、一度別れ話を切り出したが、何となくうやむやにされてしまったそうです。

異性運は、眼の周り全般を見ます。
すると、目尻の下の方に、にやけた顔がお客様の方を向いています。顔の中心を自分自身と見ると、そちらに目線が向いていると「気がある」と判断します。
よ〜く目をこらしてみると、あごが出ているように見えたので「その人はあごが出ている人ですか?」と訊ねると、「その通りです!」とおっしゃいました。

「向こうはあなたに気があります。別れるのは難しいのではないですか?」と申し上げると、「やっぱりそうかぁ〜」と、少し落胆されていましたが、お客様もうすうす分かっていた感じでした。
彼の仕事がまた順調になれば、元の関係に戻るのではないでしょうか?

 

ケース3 見ればわかる? お相手がいるかどうか

「恋人できますか?」
という質問をするお客様でたまに見かけるのが、付き合っている相手がすでにいるのに隠すケース
理由はわかりませんが、鑑定を進めていくと鑑定結果とご相談者からのお話に矛盾が出てくることがあるのです。
「恋人がいるように見受けられますが?」と言うと、最初はシラを切っても、後から「実はいます」というケースが何回かありました。

これは知人の結婚式の二次会で、余興として参加者に占いをしていた時の話です。
二次会も盛り上がってきて、鑑定も順調に進んでいた頃、いい具合に酔いがまわっていた男性がフラッと来て「俺、恋人できそう?」と聞いてきました
本来、お酒を召し上がっている人に人相鑑定するのはよろしくないのですが、こちらもプロなのでそれを踏まえて鑑定しました。

さっそく異性運の場所を見ると、女性の顔が一つ見えます。

「でも、お相手いらっしゃいますよね?」と聞き返すと、「いやいや、いないから聞いてるんですよ〜」と苦笑いされてその場は終わりました。
あとでその方と話すタイミングがあり、詳しく聞くと、実は付き合っている相手がいるが周りには内緒にしていて、この二次会にも一緒に来ていたとのことでした。
なので、周囲にバレてはマズいと思い、とっさに「いない」と答えたそうです。

しかし鑑定では、その男性の正面顔(正面から見える範囲)内に、お相手の顔が現れていました。
秘密にしている場合、正面からは見えない「顔の側面」に現れるので、おそらく周囲にすでにバレているか、近いうちにわかってしまうのでは、と思いました。

***
いかがでしたか?
今回ご紹介したように、必ず顔が見える、というわけではありません。顔が見える時は相手との縁が強かったり、なにかしらのサインとして現れます。
このように、顔に現れた画相から様々な情報を読み解くことができます。これを機に、少しでも興味を持ってもらえると幸いです。

 

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亀田壱弘著/太玄社

 

いくら
人相研究・占術家。セツモードセミナー修了。顔学会会員。観相術(人相・手相など)四柱推命を主に扱う。喫茶店やファミレスなどで対面鑑定を行う傍ら、セミナー講師、Web・雑誌の記事の執筆・監修など、多岐に渡り活動している。

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