イラストテーマ「ソピアー」

こんにちは、エネルギーワーカーのTYA-TYA(チャチャ)です。
前回、私は「経験し、感じていきましょう。この時代にしか感じられない事ごもを」と書きました。でも、「こんな経験すると思わなかったわーーー」という、想定外の出来事が起きることもありますね。

今回以降では、宇宙船や宇宙人との遭遇、宇宙語など、宇宙系の体験談をご紹介したいと思います。
すでに宇宙時代の幕が開けていますので、いつかあなたのお役に立つかもしれません。

ビジョンクエストで繋がった「アイオーン」

私が初めて宇宙人と関わった時のことです。
始まりは3・11の後に、作家の本田健さんとパートナーのジュリアさんが講師となって行われた、1DAYの「シティ・ビジョンクエスト」でした。
ビジョンクエスト自体は、大自然の中で大いなるビジョンを受け取るためのネイティブアメリカンの儀式ですが、このシティ・ビジョンクエストは、それを街の中で行えるようにアレンジしたものでした。

私は最後の誘導瞑想で、ビジョンを受け取りました。それは、「自分がバシャールのように声を降している」というものでした。
私は、「へー」とだけ呟いて、面白そうだな、と思ったのを覚えています。バシャールのことは名前だけ、かろうじて知っている程度でした。

その後、私は瞑想中に「自分と繋がる宇宙存在」を求めました。
私の魂は、男性性の宇宙存在と呼び合いました。その存在は、宇宙空間を私に向かって降りてきました。
しかし私に近づくと、赤く焼けてしまいました。私は知識のない中で、なぜか、「私の波動が低すぎるからだ」と「理解」しました。

そこで、自分をその存在に向けて上昇させたのです。
私たちは宇宙空間で出会い、二重螺旋を描きながら上昇しました。歌のような旋律を覚え、私の口から音が漏れました。私は彼に、「アイオーン(aion)」と呼びかけていました。

初めて聞く名前でした。
私は、宇宙存在としてのアイオーン、そして高次の霊としてのアイオーンを検索してみました。すると、それは存在していたのです。当時、驚きをもってアイオーンについて読み進めたのを覚えています。
その内容は心の琴線に触れるものが多く、私が大切にしたいと日頃から思ってきた事柄を多く含みました。

超越性のさらに超越性にあるもの

調べてみると、アイオーンはグノーシス主義の創作神話に出てくる神的存在の呼称だというのです。
グノーシスは1世紀に生まれ、3世紀から4世紀にかけて、地中海の沿岸領域で勢力を持った宗教・思想であるとのことでした。

 

wikiより

アイオーンは複数が存在し、プレーローマ(英語版)と呼ばれる超永遠世界にあって、男性アイオーンと女性アイオーンが対になって「両性具有」状態を実現している。
紀元2世紀の大ウァレンティノスと呼ばれるグノーシスの思想家の高弟であるプトレマイオスの説では、プレーローマには、男女を一対として、四対、合計八体の至高アイオーンが存在するとされる。それらは、オグドアス(英語版)(8個の集まり)とも呼ばれ、次のようなアイオーンで構成される。

プロパトール - 伴侶:エンノイア(思考)
ヌース - 伴侶:アレーテイア(真理)
ロゴス - 伴侶:ゾーエー(生命)
アントローポス - 伴侶:エクレシア(教会)

伴侶は女性アイオーンである。アイオーンの筆頭に来るのは「プロパトール」であるが、この名は「先在の父」とも訳され、超越性のさらに超越性にあるとされる。
プロパトールとは何かは、人間は無論のこと至高アイオーンであるオグドアスのアイオーンもまた、それを知ることはなかったとされる。

 

そしてまた、私にとって「お祈りの旅」とつながる意味を持っていたのが、ソピアー神話だったのです。
(お祈り旅の体験談も、いつかご紹介させていただきますね!)

wikiで紹介されていた説明を要約しますと、ソピアー(ソフィア)は元々ギリシア語では「知恵」という意味の名詞であり、アイオーン・ソピアーは知られざるプロパトール(先在の父)を理解したいという欲望に取り付かれ、この欲望ゆえにプレーローマより落下してしまいます。
ソピアーとその神話は、人間の「心魂」(魂を表すグノーシス主義用語)の象徴でもあり、ソピアーの落下と救済は、人間の心魂の地上への失墜と、救済の可能性の神話の元型となっているそうです。

人の内部に存在する神性が顕現する時代へ

私はソピアーに想いを馳せました。
地球に生きる私たちの魂が、この地球に生まれたいと願ったのであれば、地球で感じ、体験したいことはなんなのでしょう? 肉体を持って生き、出会い、触れ、深く理解したいこととは?

私たちは皆、ソピアーなのかもしれない──。さらに私は、「グノーシス主義」についても読み進めました。グノーシス主義の研究や本は、正直私には難しかったです。

印象に残ったのは、分析心理学の創始者であるスイスの精神医学者カール・グスタフ・ユングが、グノーシス主義の研究者でもあったと書かれていたこと。
そして、ソピアーの救済に表される人類の救済と関連して、イエス・キリストもグノーシス神話においては、アイオーンと考えられたことなどでした。

ここでグノーシス主義についても、少しだけご紹介したいと思います。

 

wikiより

グノーシス主義

1966年の「グノーシス主義の起源に関する国際学会」等の定義によれば、グノーシス主義は、以下の点をふまえた神話を創作することが一般であると考えられている。

反宇宙的二元論:この世界は悪であり、この世界を創造した劣悪な神とは別に、善なる「至高者」が存在する。
人間内部に存在する「神的火花」「本来的自己」への確信:人間は、劣悪な造物主に創造されたが、人間の内部には至高者に由来する要素が閉じこめられている。

人間に「本来的自己」を認識させる啓示者・救済者の存在:以上のことを知らない人間に対して、至高者の下からそれを知らせる使いがやって来て、認識を促す。
この「至高者」の下には、至高者に由来する諸の神的存在があり、グノーシス主義の創作神話では、この神的存在を「アイオーン」と呼ぶ。

 

アイオーンから、ソピアー神話やグノーシスについて読み進めていった私は、「2000年もの昔から私たちは、人の内部に存在する神的火花や本来的自己に気づき、閉じ込められたそれらが顕現することを求めてきたのだ」
と知って、体が震えました。静かな感動がありました。
現在の私たちに繋がる「人という生き物」への愛おしさが、なんとも言いようもなく湧き上がってきたのでした。

さて。今回はこの辺で、そろそろ終わりたいと思います。あなたの心の琴線に触れる言葉はありましたか?

Photo by TYA-TYA「UFO」

 

TYA-TYA
作家、ライフコーチ、エネルギーワーカー。自身の体調不良を機に気功による癒しに出会い、2006年より学び始める。2011年東日本大震災をきっかけに、エナジー・ワーカーとしての自分を分かち合うべく、人々の)心身の調和をサポートすることを決意。その後、四国・剣山で神秘体験をし、「祈りの旅」を経て本格的な波動の世界の探求に入る。慈愛の波動で、各人の神経系とエネルギーフィールドを美しく蘇えらせ、思考を超える叡智が人生に働き出す「解放・浄化・再接続・再誕生」を促すエネルギーワークを提供している。
https://www.sifoacosmicchannel.com/

 

イラスト/キタモリケント
赤鉛筆画家。会社経営の傍ら、赤鉛筆画を通して人々の陽転を後押しすることを喜びとしている。2019年7月の終わり、赤鉛筆でイザナギを描いたところ、普通の鉛筆では描けなかった絵が描けることに気づく。目の前に見ている対象物の過去や未来、静物であればそれが生きている姿など、パラレルワールドに在るそのものを描くように心がけている。

 

『シフォア・コズミック・チャンネル』
TYA-TYA著/ナチュラルスピリット

 

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