世界的なスピリチュアルリーダーであり、「奇跡のコース(A Course In Miracles)」のティーチャーとしても活躍する、アラン・コーエンさん。
スピリチュアルなコーチングの実力で、長年、大勢の人の人生を導いています。
今回も、珠玉のエッセイを発信していただきましょう。

余命宣告を受けた男性が健康体へと回復した方法

先日、友人に会いました。体力を次第に奪われていくような、珍しい病気であると診断された友人です。
もう7年もの間、スタンは100人以上の医者の元を訪ねては終わりのない検査を繰り返し、一日にたくさんの薬を服用し、幅広い治療を続けてきました。

しかし、それらは何ら効果を生みませんでした。彼は体重が減り続け、ついに54キロまでになりました。
最後の望みだった強い薬を使った治療も失敗に終わり、医者からついに、余命が少ないことを告げられたのです。

そのときのスタンは、自らを救うために医者に頼ることにうんざりしていました。その代わり、自身の内側に救いを求めたのです。
彼は、何度も何度もアファメーションを繰り返し唱えました。
「私は癒される」と。

6週間、その集中的なアファメーションと内観との結果、気分が回復し始め、病気の兆候が消え始めました。体重も増えてきました。
そして、ついに完璧な健康体へと回復し、このうえない素晴らしい気持ちに包まれたのです。

今、スタンは輝きながら人生を丸ごと生きています。自宅で働き、妻と子供たちとともに価値ある時間をたくさん過ごしています。
彼は奇跡の道へと歩みを進めることができたのです。

健康でいるか病気でいるかを決めるのは本人次第

奇跡のコースは私たちに「私は神以外の何ものの法則下にいない」と言う真実を覚えておくようにと促します。
栄養学や経済、それから相反性などからくる、私たちが信じ、守っている多くの法則は、健康を司るための究極の力学ではありません。もっと広大で深い普遍的な原理が、私たちの人生を動かしています。

その原理に気づき、それらに沿って生きていくとき、私たちが法則と思い込んでいるものを通しては、決して成し得ない自由を楽しむことができます。

奇跡のコースはまた、癒されるか癒されないかを選択するのは、患者のマインドだとも言っています。
つまり、人は“健康でいるか病気でいるか”の内なる選択をするために、自らの意志の代理人や許可証として、医者や薬というリストを手にするのです。

医者や医療的な処方は、自分にとっての健康の源になるのではなく、健康な状態へと生命力を注いでいくための媒体に過ぎません。

人は外側にいる代理人を通じてではなく、自分で直接癒しのエネルギーにアクセスすることも可能です。
“この原理”は、医者を信用していないという意味ではありません。彼らは実際、たくさんの方法で助けてくれます。
しかし、もっと根本的なところで、“この原理”は患者に内側から力を与えるのです。

長年のわだかまりが解消したら癌が消失した女性

私は、病院で末期癌の患者に施術をしていた、マッサージのセラピストを知っています。
癌患者のエマはあと一週間の命でした。セラピストのジェーンがエマに施術をしている間に、エマが告白を始めました。

彼女は25年前に妹と喧嘩をして、それ以来話をしていなかったと言うのです。ジェーンはコーチングのスキルを使って、エマが本当は妹を愛していて、もう一度仲直りをしたいと思っていることを認められるように助けていきました。
その結果、エマは電話をして、関係を修復することを決心したのです。

一週間後ジェーンがまた病院に来て、エマの部屋を通りかかりました。驚いたことに、エマは鏡の前に立ち、ドレスアップをして、化粧もしていました。
エマのイキイキした姿に目を見張りながら、「何が起こったの?」とジェーンは尋ねました。

「家に帰るの」と彼女は答えました。
「妹と心から気持ちを通わせて話をしたの。そして仲直りできたの。この重荷から解放されて、どんなに私が安堵したか、到底言い表すことはできないくらいだったのよ。
その後X線の検査に行ったら、医者から癌の兆候が全く見つからないと言われたわ。それで、退院することになったの」。

無意識の動機によって病気を選択する人たち

私たちは「外的な条件がマインドの状態を決定づける」と長年教えられてきました。好ましい条件は私たちを気持ちよく、ハッピーにする。そして、好ましくない状態は私たちにダメージを与えて、気持ちを落ち込ませる、と。
しかし、それはこう言い換えることができるでしょう。
“条件を創造するのは思考であり、自らを幸せにするか、不幸せにするかは、内なる選択によるものだ”と。

このマインドの力を、ネガティブな出来事への後ろめたさや非難の原因としてみなす人も中にはいますが、実際にはこの力は内側に卓越したパワーを与えてくれるものです。
もし、過去にあなたがマインドの力を、問題を作り上げるために使ったことがあるのなら、今度はその力をまさに、解決策を創造するために使うように転換しましょう。
作家のマイク・ドーウェイが言うように、「罪という言葉はスピリチュアル的に成長した人の語彙にはない」のです。

目の前のことはあたかも自分に対して起こった出来事のように見えますが、本当は自分が原因で起こっています。
全てのことが選択であるなら、どうして病気を選択する人がいるのでしょうか? いいえ、誰一人として、もちろん意識的に病気を選択したりしないでしょう。
しかし、ある人にとっては「潜在的な動機」があり、それが病気を魅力的に見せてしまっているのかもしれません。

学校や仕事、やりたくない活動への参加から抜けるために。
注意や同情や優しさを受けたいために。
お金をもらいたいために。
あなたを傷つけた誰かに罪の意識を持ってもらうことで、自分の正しさを証明したり、復讐を果たしたりするために。
あなたの体こそが、自分の人生やマインドを支配していることを「証明」したいがために。

停滞を感じていること全てに癒しの周波数を使う

私は病気になった人が休んだり、感情的・財政的にサポートを受けたりするに値しないと言っているわけではありません。
思いやりとは罪の意識を超えた場所から見渡し、愛が求められているところに愛を与えることです。
しかし、より深いレベルでの内的な選択は、本人の健康面に関して、思いもよらないほど重要な影響を及ぼします。

もし、あなたが今、身体的、感情的、財政的、あるいは人間関係上での試練を前にして、停滞を感じているのであれば、そのことに対して、自分の捉え方が一段上がることで、癒しのプロセスがどれほど促されるかについてよく考えてみてください。

病気とは全く異なる周波数で、癒しは機能します。
恐れ、怒り、恨み、罪の意識は病気の周波数にマッチし、それをむしろ維持しようとします。愛(自己愛を含む)、喜び、創造力、情熱、そして許しは、癒しの周波数にマッチし、それを維持しようとします。

あなたのラジオは同時に2つのステーションには合わせられません。
健康を欲することによって不可能と思えるヒーリングを実際に成し得ることができたスタンのように、完全性への選択が、あなたが求めていることへのターニングポイントを創り出し、証明してくれるでしょう。

(翻訳/桜水現実)

アラン・コーエン
アメリカ生まれ。ハワイ島在住。世界25カ国で著書が発売されているベストセラー作家であり、セミナーリーダー。全米のTVやラジオなどに多数出演する他、多くのスピリチュアルドキュメンタリーにプレゼンターとして出演。「101 Top Experts that Make our Life Better(より良い人生へと導くエキスパートトップ101人)」の中に名を連ね、その教えの深さと大きさから「Mentor’s Mentor(メンターのメンター)」と呼ばれている。毎年来日するほどの親日家であり、日本でも15冊以上の翻訳本やDVDが発売されている。代表作に『人生の答えはいつも私の中にある』『「願う力」で人生は変えられる』など。

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アラン・コーエン著/本田健訳/PHP研究所

 

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