プラーナで生きること=不食をテーマに国際的にレクチャーを行っている、ジャスムヒーンさんが11月に来日し、セミナーを行います。彼女はメタフィジックに関する本を20冊も出し、この20年以上、ほとんど食をとらずプラーナ(光)だけで生きているという、信じ難いライフスタイルを送っています。
なぜ、不食の道を歩むようになったのでしょう? 不食であることをどのように捉えているのでしょう? そのことを取りまとめた海外メディアのリポート番組を、文章化してお届けしましょう。

※文章化するにあたり、意味が伝わりづらい箇所は、意味を変えることなく言葉を補っています。
※この番組は、気食主義、つまり、食事を摂らない生き方の可能性を話し合うもので、完全な指導法ではありません。安全のため、専門家の適切な指導なしに実践しないでください。

司会者
国際的な講演者であり、芸術家、音楽家、作家、プラーナ生活の先駆的研究者として、彼女は不食による生き方の権威と見なされています。
宇宙のエネルギーで生きる方法を学んだ後、この驚くべきオーストラリア人女性は、過去20年にわたり、自らの知識と洞察を大勢の人々に分かち合ってきました。それらの講演と研修会を通じて刺激を受けた人々は、彼女に追随しました。
さらにジャスムヒーン氏は、この道を歩む人々を助けるために、音楽と瞑想CDを創作した他、『聖なる栄養 神々の食べ物』『光で生きる』『プラーナプログラム 効果的に楽しんですること』など、数冊の本を書きました。

プラーナで生きながらも、ジャスムヒーン氏は自らを完全な気食者とは見なしていません。

ジャスムヒーン
おいしいコーヒーを、時々楽しんでいます。時々、少量の水を飲みます。ですが、必要な全ての滋養は、プラーナというエネルギーの流れから取り入れます。それはマナとも、宇宙粒子とも呼ばれます。生命力とも呼ばれます。
気食者を志したことは、1度もありませんでした。でも、瞑想やその他の霊的修行の日々を送る中で、可能になったのです。
私は1993年に、霊的印心(悟りのためのスピリチュアルな通過儀礼)を受けました。それは、「21日間プログラム」というものでしたが、神の本性との神聖な統合に入るためでした。神の本性は、自らの中で直感的に働く素晴らしい導きであり、様々な名で呼ばれます。アートマン、モナド、我、至高の真我など。
私は、錬金術に興味を持っていました。真の錬金術とは、自らの低い側面と高い側面が統合することです。低い意識であるエゴが、高い意識である至高の真我と神聖に結ばれることーー。それが動機で、プログラムを受けたのです。

それ以来、私の振動は変化しました。通常とは異なるエネルギー状態になり、食欲がなくなりました。肉体は空腹にならず、感情的にも精神的にも霊的にも空腹感がなくなりました。
ショックでした。生まれて一度も、気食に興味を持ったことなどなかったからです。それを求めたことは、1度もありませんが、自我を知りたいという純粋な動機による、自然な成りゆきだったのでしょう。
イエスが言ったように、「神の王国はあなたの中にある」のです。全ての恩恵があります。心を開いて受け入れるなら、流れ込みます。気食は思わぬ副産物でした。
私は公の仕事の場でも、こう言っています。「自分の内なる神聖な源を忘れないで」。
ですが、活性化する必要があります。流れ込むように集中すべきです。私の場合、プラーナ生活以前の22年間は、ヨガ行者のように暮らしていました。

司会者
彼女は1993年に「21日間プログラム」を受け、プラーナ生活を始めました。彼女の最初の本にも、当時の経験がつづられています。

ジャスムヒーン
1993年6月に私が受けた儀式は正式には、「光で生きる21日間プログラム」と呼ばれています。1993年は、世界の人々の意識がとても高く、儀式を受けるのにふさわしい年でした。
人々の不食生活への意識が開花したのです。だから今は、「21日間プログラム」を受ける必要はありません。極端すぎる行為だからです。私はやりましたが、私の振動数にも合っていたため、このプログラムについて科学的なことは何も理解していなかったにもかかわらず、容易に続けることができました。

ただわかっていたのは、この素晴らしい儀式を受けたことにより、愛や光で満たされ、空腹感はどこかへ消えてしまったことだけです。私の役割は、世界の人々とこの知識を分かち合い、こう伝えることでした。
「あなたには、選択肢があります。食べ物を食べること、それは素敵なこと。風味も素晴らしいし、人付き合いにも最適。
でも、別の方法で食事をすることもできます。精神を集中させ、神の本質をあなたの中に呼び起こすのです。純粋で、完璧な力を開花させるような生活を送ることで、贈り物を受け取ることができます」。

司会者
不食生活をするには、肉体的、精神的、霊的なことに注意しなければならないと、彼女は念を押します。

ジャスムヒーン
私の体は準備ができていたので、「21日間プログラム」により、プラーナ生活を送る能力を得ました。20年以上にわたって、私は準備をしました。身体を調整し、理解を深めてきたのです。
でも、準備ができていなければ、たとえプロセスを実践しても、それは急激すぎる儀式となるでしょう。私自身、もう公でのサポートはしません。

司会者
ジャスムヒーンは、プラーナ生活の方法を徐々に学習することの多くの利点を説明します。

ジャスムヒーン
私が勧めたいのは、『神々の食べ物』(ジャスムヒーン著/鈴木 里美訳/ナチュラルスピリット)で言及したような、極めて穏やかで自然で、有機的なプロセスです。
徐々に行うことは、安全なだけでなく、食事を摂らずにこの現実と社会的な生活リズムに慣れるチャンスを、肉体に与えることになるのです。プラーナ生活において、人々が最初にぶつかる一番大きな問題は、社会から疎外されてしまうことです。家族も心配します。なぜなら、最初は体重が大幅に減り、見た目が変わってしまうから。食事をしないので、人付き合いも疎遠になりがちです。

やる気が全てです。私は世界の人々が、プラーナ生活を「始める」「したい」「良いことだと思う」というのを聞きます。
私は神の本質のエネルギーの中で、全ての贈り物を感じ取りました。この贈り物は、不意に訪れたのです。これらの素晴らしい、この驚くべき贈り物は何かという期待を捨て、神を受け入れ、最も深遠で純粋な愛のリズムを内面に置いてこそ、得られるものだと気づきました。
そして、そこから贈り物は来るのです。あなたの中の純粋な愛の流れを見つけるためには、ある種の瞑想の技術や宗教上の哲学や、精神的な現実が必要なのでしょうが、私にはわかりません。
でも、あなたの持つ現実のモデルと精神修養が合っている時にはわかります。なぜなら、健康的で幸せなり、あなたの人生は恩寵で満たされるからです。これらの贈り物は、自然に、そして有機的にやって来ます。

ただし、光による生活は、強引には得られません。プラーナ生活を「したい」「始める」などというものではありません。調和した頻度で、ゆるやかに、そして有機的に進化する自然なプロセスなのです。強いることなく、自然にこの贈り物を受け入れるのです。
呼吸法、熱意、意志があれば、誰もが可能性の領域に入ることができるようにと、考えています。危険のない「21日間プログラム」、これについて山ほど尋ねたいのはわかっていますが、最初の回答として、この種の質問があるのなら、準備できていません。
完璧な導師である内面の神の声を100%信じることができないのなら、あなたはまだ準備ができていないのです。

司会者
完全なプラーナ生活を望んでいなくても、ジャスムヒーン氏はこの道への転換を誰にも勧めています。『神々の食物』の中で、段階的以降について解説しています。

ジャスムヒーン
資源の有効活用の点から言っても、ビーガン食や菜食は、地球にとってどれほどの贈り物になるでしょう?
ビーガンになり、菜食になると、精神が明瞭になり、瞑想を行う時も脳波パターンが変わることがわかります。体はより健康になります。より多く肉体が使えると分かります。ビーガンや菜食は、利益が多いとわかります。

そして、プラーナは、唯一のものです。エネルギーを100%消化できる衆生はいませんから、全てのエネルギーは異なる方法により、身体の中で活用されるのです。人々は精神的により明瞭になり、より強くなれます。
プラーナとは、純粋な食事です。殺虫剤も着色料も農薬もありません。プラーナの流れを生きる糧として暮らすことを経験し、私たちが選択の自由を持っていることをいったん証明したなら、これが私たちにとって社会的でもあると示す道を切り拓くのです。

現在、西洋社会にはこの能力を選択し、そこから栄養素を得て生きる能力を持つ人間が、およそ4万人いると聞いています。ですから4万人のうち、一部は一ヶ月に一度食事を摂り、軽食であることは明らかです。
少しの果物か菜食スープ、またはサラダです。家族との食事が好きだからです。
あるいは、一週間に一回の食事です。ある人は、非常に軽い食事を3日に1度摂ります。楽しいからです。要は、常に選択すれば自由だということです。

世界にも有益です。何トンものゴミが地球に漂っているか、考えられますか?
撤廃するべきプラスチック廃棄物は、何トンあるでしょう?
あらゆる食糧品のうち、撤廃するべきものがどれほどあるでしょう?
これらの全ては、内在の神の栄養素にもっと頼ることを私たちが学べば、縮小されるでしょう。そして、それを自然に有機的に行えば、危険ではないのです。
言うことはこれだけです。「身体の声を聞いてください。あなたの霊的修行を通し、気の流れを増加させてください」。

司会者
個々が始める場合、ひんぱんに家族から健康や安全性を危惧される経験をします。ジャスムヒーン氏は、この無理からぬ反発の克服の秘訣を示します。

ジャスムヒーン
ロシアにいた頃、人間は神の本質に満たされているという理解に、自然と至った多くの人々に出会いました。いかなるレベルでも空腹を感じません。けれども家族は愛する者が、物質的食事をしない生き方を選んだと理解するのは非常に困難です。そのような人たちには、ただ家族にこう言うように教えています。
「私を愛しているから、心配するのは分かるけど、病院で医学的検査を受けさえすれば、私が健康なことは証明されるから、心配しないでね」。
駆け引きです。つまり、自分が完全に健康で、医療検査もそのことを裏付けると納得させるのは、本人の責任なのです。

司会者
ジャスムヒーン氏は、地球が非常に美しい未来に向かっていると信じています。

ジャスムヒーン
個人の調和、世界の調和、宇宙の調和。地球が悟った存在の住む惑星になり、私たちが愛と光に満たされたなら、何が起こるでしょう? 忘れないでください。悟り(エンライトメント)は道のりであり、場所ではありません。

常に私たちは、より多くの愛と光を得られます。その時、何が起こり、私たちはどの次元に入るのでしょう?
今、話しているのは、預言されたことが実現する以上のことです。今、私たちはその時を迎え、この約束の時代は、千年単位、またはそれ以上の平和の時代に入るのです。
誰もが恵まれる、より平和な社会に暮らすチャンスを今、手にしているのです。

司会者
ジャスムヒーンさん、プラーナを取り入れる生活のための知識と愛の惑星への展望をシェアしてくださったことに、感謝します。
世界を、より親切で明るく生きる場所へと変えるための支援や奉仕。そんなあなたの立派な仕事が、奉仕が地球の住民を加護し、成功に導かれますように。

 

【来日!4日間のワークショップ、開催決定!】2018年11月22日~25日 

ジャスムヒーン4日間ワークショップ
日程:2018年11月22日(木)~11月25日(日)
時間:10:00~18:00 ※最終日11月25日(日)17:00 終了
場所:コンフォート新宿
詳細はこちら

 

『神々の食べ物』
ジャスムヒーン著/鈴木 里美訳/ナチュラルスピリット

『リヴィング・オン・ライト』
ジャスムヒーン著/埴原 由美訳/ナチュラルスピリット

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