2020年代の予言、「エノクの預言」
上のプターのビジョンは、トランプ政権の2期目に当たる2020年から2024年くらいまでの、4年間に該当する予言ではないかと思う。では、これ以降の未来はどうなるのだろうか?
実は、プレジャリアンは、2020年から2030年くらいの10年間が「これまでの人類史の中で、最も困難で悲惨な時期になる」として、我々に強く警告している。もし、人類が今、行動を変えない限り、悲惨な未来は回避できないと言うのだ。
そうした予言で、最もまとまっているものが、32年前に行われた第215回コンタクトの「エノクの預言」と呼ばれるものだ。
それは非常に破壊的で悲惨な未来を示す内容だが、すでに多くの内容が見事に的中している。今、我々はまさにこの方向に動いているとしか言ようがない。
今回から数回に分けて「エノクの預言」の内容を詳しく掲載するが、対話の相手は「クウェッツアル」という存在である。
クウェッツアルからのメッセージ「エノクの預言」
第215回会見
1987年2月28日 土曜日2時9分エノクの預言を告げる前に、言っておきたいことがある。すなわち、預言(Prophetien)というものは変更可能であり、人間がその思考、感情および行為を肯定的に変えるなら、良い方向に転換でき、そうした変化がより良いものや肯定的で進歩的なものにつながるのである。
預言は常に「特定の原因」に基づいており、そしてこれらの原因から、特定の結果がまた生まれるが、先行する原因が形を変えたなら、これらの結果も常に変わり得る。
だから、否定的な預言や邪悪な預言も、先行する原因が目的に沿って肯定的に変化し、否定的なものや邪悪なものに代わって肯定的なものや善いものが生じるなら、決して実現することはないのである。ただし、これは「予告(Voraussagen)」には当てはまらない。なぜなら、予告は、将来絶対確実に起こるであろう、変更不可能な出来事に基づいているからである。
予告は「予視」、すなわち直接的な未来透視に基づいており、預言とも確率計算とも、なんら関係ない。
したがって、私が君に「第3千年紀(西暦2000年代)に関するエノクの預言」の一部を告げても、それらが必ず本当に実現するということは意味しない。なぜなら、預言の実現というものはいかなる場合も、すでにある原因が維持され、あるいは将来新たな原因が生み出されることを前提としているからであり、それによって初めて預言は実現し得るのである。
それゆえ、地球の人間が理性的になるということを前提とするなら、理性的に思考することによって、感情が理性的に発達し、同様に理性的に行動することによって、すべてが「善・より善いもの・肯定的なもの」に転換する可能性が常にあり、そのため、預言が必ず実現するとは限らないのである。
しかし、このような転換が起こらなければ、来るべき新たな千年紀において、非常に邪悪で否定的な時代が、地球とその全住民を待ち受けることになるだろう。
ビリー
先の第2次世界大戦以来、地球人の思考、感情および行動は、非常に多くが肯定的で善いものに変わった。
しかし、私の見るところ、それだけでは十分ではない。なぜなら、より善いものへの大転換は、この世界の権力者たちによっても、地球人全体によってもなされなかったからだ。
過去数年間に、君たちは地球の経済、軍事および政治情勢について多くの予告や確率計算をし、預言的な事件も述べた。
そして、私はそれらを広めるよう求められ、実行した。政府や新聞、ラジオ局だけでなく、テレビ局や世界中の多くの民間人にも情報を提供した。しかし、そうしたすべてのことは、何ももたらさなかった。なぜなら、彼らはこれまで旧態依然としたやり方で漫然と過ごし、預言や予告や確率計算に強い関心を示さなかったからである。
私が君たちの許可を得て、第3千年紀に関するエノクの預言を広めたとしても、全く同じことだろう。それにもかかわらず、私は「エノクの未来に関するメッセージを広く知らせねばならない」と思っている。それが、どこかで豊かな実を結ぶかもしれないからだ。クウェッツアル
君が希望を失うことはあるまい。君の楽天主義は実に立派であり、それが人間の耳に届くことを祈る。が、しかし、今世紀は今日に至るまでそうであったように、地球の人間が熟慮して、君の言葉に耳を傾けるということに過度な期待を抱くことはできない。人々が耳を傾けるようになるときは、預言が真実のものとなり始めるか、すでに実現したときだろう。おそらくそのとき初めて、君が我々とコンタクトを取っていることに関する誹誘中傷が鳴り止むだろう。
君の敵、さらには病的な知ったかぶり屋や酷評家たちは、長年にわたり我々のコンタクトを躍起になって否定し、詐欺、嘘、ペテンと片付けている。
だが、遠い将来、我々と君とのコンタクトは完全な真実であることが証明されるだろう。
そのとき人間は、我々が君を介して彼らに与える救いを受け入れるだろう。彼らは、我々が地球人の知っている「スバル」から来ていると誤解してはいるが。ビリー
それについては、セミヤーゼもプターも私に説明してくれた。では、エノクの預言による、新しい千年紀における地球人と惑星地球がどうなるのかを聞かせてくれたまえ。クウエッツアル
すぐに始めよう。ただ、あらかじめ言っておくと、私は正確な年を公式に挙げることは許されていない。ビリー
それはわかっている。全く問題ない。しかし人間がより良く理解できるよう、預言を少しわかりやすい現代語で表現してもらえるとありがたいのだが。
エノクの古い言い回しや書き方は、今日のたいていの地球人にとっては、理解しにくいだろうから。つまり、平明な言葉と叙述が望ましく、預言が謎や秘密に満ちたものにならないようにしてもらいたい。
私がすべてを公表すべきなら、平明でわかりやすく、暗号化されていない預言であることが重要だろう。なぜなら、理解しやすい預言だけが有益であり得ると思うからだ。暗号を使うと、人間には何も理解できないために、興味を失ってしまうからだ。
私の経験によれば、人間はある事柄をわかりやすく明解に説明されると、非常に鋭敏になり、より深く、強い関心を持って取り組むものだ。
預言などを暗号化することによって、不安がある程度和らぐというのは事実その通りだが、他方、理解されることが少なければ少ないほど、不安はますます大きくなる。
なぜなら、粗野な空想がうごめき扇動し始めて、ものすごい不安や恐怖心が生まれるからだ。クウェッツアル
君の言うことは正しい。エノクの預言をわかりやすい形で述べることにしよう。では、始めよう。+++++
地球の人間がこれからも
今までと同じやり方で生きるなら、
同様にその思考と感情を今までと同じように形成し、
同じ行動パターンにふけるなら、
これについて「エノクの預言」は明瞭な言葉で語る。預言が実現し始める時点、
それは、ローマに法王が居住しなくなるときであろう。
そのとき、ヨーロッパ中が邪悪な権力により、
恐るべき仕打ちに見舞われるだろう。
キリスト教は崩壊し、
教会や修道院は灰燼に帰すであろう。科学によって恐るべき力が作り出され、
軍や軍隊、そしてテロリストによって行使され、
大規模な破滅が起こるであろう。
数百万、それどころか数十億の人間が
テロ行為や戦争や内戦によって殺されよう。
そして、ある所では3人に1人、
また別の所では4人に1人が命を失うだろう。東の国家は西の国家に対して立ち上がり、
西の国家は東の国家に対して立ち上がるだろう。
戦闘機や爆撃機によって多くの人間が殺され、
爆弾とミサイルが大小さまざまな村や町を破壊し、
壊滅させるだろう。これに対して人間は完全に無力であり、
888日間にわたり、この世のあらゆる地獄を体験し、
飢餓と疫病に苦しめられよう。
これらは、いまや戦争そのものよりも
多くの人間の命を奪うであろう。かつて地球上に例を見ないほど、
苛酷な時代となるであろう。
なぜなら、最後には何も買ったり、
売ったりできなくなるからである。
食料はすべて配給制となるであろう。
パン一切れでも盗んだなら、
命をもって支払わねばならないであろう。かつてエジプトのナイル川が血で赤く染まったように、
多くの水域は人間の血が混じって
赤みを帯びるであろう。イスラムの狂信者が決起して
ヨーロッパの国々を戦争で蹂躙し、
それによって一切が激しく揺り動かされるであろう。
西側ではすべてが破壊され、
英国は打ち破られて、
最も悲惨な状況に投げ込まれるであろう。イスラム狂信主義者とイスラム戦士は、
長い年月にわたって
その権力を維持するであろう。しかし、こうしたすべてのことは
ヨーロッパだけに限られるものではなく、
地球のすべての国と人間が巻き込まれるであろう。
なぜなら、一切が世界中を巻き込む
戦争へと拡大していくであろうから。法王権は新しい千年紀には
ごく短期間しか存在しないであろう。
ヨハネ・パウロ2世は、
最後から3人目の法王となるであろう。
彼の後にもう1人司教が続き、
その後にロマン人の
ペトロと呼ばれる大祭司が(*)
やって来るであろう。その宗教的支配下で、
カトリック教会は終焉を迎え、
カトリック教会の完全なる崩壊は
避けられないであろう。
それは、将来地球と地球人を見舞う
最悪の破局の始まりであろう。多くのカトリック教徒の聖職者、
僧侶、司教、枢機卿、その他大勢が殺害されて
大量の血を流すであろう。
プロテスタント教会もカトリック教会と同様、
極めて小さくなるであろう。科学者の罪により、権力亡者とその軍、
戦士およびテロリストは、
あらゆる種類のレーザー兵器や、核兵器、
化学兵器および生物兵器によって
強大な力を獲得するであろう。遺伝子工学に関しても、
とんでもない乱用が行われるであろう。
なぜなら、遺伝子工学は、制限を受けることなく
戦争目的に利用されるからだ。その最たるものが、戦闘人間のクローン化である。
これは昔、へノク(Henok)の子孫が
シリウス領域で行ったことがある。しかし、驚愕はこれに尽きない。
遺伝子工学やABC兵器と並んで、
これらよりはるかに悪質で、危険で、
致命的な大量破壊兵器が製造され、
使用されるであろうから。恥知らずな、権力を乱用する無責任な政治家も、
これらに仕える科学者や隷属的な軍も、
死の恐怖をもって支配し、クローン生物を作り出す。
これらのクローン生物は
完全な良心の欠如のもとに育てられ、
殺人機械に仕立て上げられて、
いかなる感情も持たずに隊列を組んで
すべてのものを破壊し、殺害し、壊滅するのである。他のすべての西側資本主義国と並んで、
真っ先に東の国々と戦うのは
アメリカ合衆国であろう。他方、彼らはまた東からの侵入者に対して
自国を防衛せねばならない。
総じて、アメリカが決定的な役割を果たすであろう。
なぜなら、アメリカは平和への努力と
テロ撲滅を隠れ蓑にして地球の多くの国々に侵入し、
すべてを爆破し、破壊し、
何千という住民を殺すからである。アメリカ合衆国の軍事政策は、
経済政策やその他の政策と同じく、限度を知らない。
そうした政策は、かなり以前からそうであったように、
世界警察の権力を構築し、
これを行使することを目指して策定されるであろう。だが、それだけではない。
いわゆる平和的なグローバル化の隠れ蓑のもとで、
アメリカの政治は経済による
絶対的な世界支配を追求するからである。
そしてそれは、大多数の人間がついに理性を持ち、
自分たちの政府と軍およびその諜報機関による
狂気の策謀に対して必要な措置を講じ、
無責任な責任者の権力を
すべての分野で禁止しないなら、
第3次世界大戦が勃発し得る方向へと向うであろう。もしそうしなければ、大小さまざまな民族は
独立と文化的なアイデンティティーを失って、
意気阻喪するであろう。
なぜならばアメリカは邪悪な暴力によって
彼らに対する優位に立ち、
自分たちの意のままにしようとするからである。最初、多くの国々は
アメリカの攻撃と制裁に対する不安から、
合衆国という狼の声に合わせて吠えるであろう。
スイスやドイツといった国々の
多くの無責任者もそうするであろう。しかしまた別の国々は、なんらかの形で強制され、
あるいはアメリカの宣伝や、
無責任者のアメリカ寄りの
プロパガンダに惑わされて同調するであろう。だが最後には、アジア、アフリカ、
そしてヨーロッパの多くの国々は、
自分たちがアメリカ合衆国の戦争と
征服と搾取の目的のためだけに
利用されていることに気付いたとき、
アメリカの覇権に対して立ち上がるであろう。したがって最初に多くの国々が
アメリカの手下国となった後、
政府の責任者や多くの国民に理性と認識が訪れて、
合衆国に対する離反が行われるのである。しかし、大規模な戦争は避けられないであろう。
なぜなら、地球の人間はより善いもの、
つまり真の愛、真の自由と平和への指示を
見出せないだろうからである。なぜなら、彼らの努力は安楽や楽しみや富、
そして手でつかめるすべての物質的な価値と快楽、
際限のない権力に向けられているからである。
殺傷力の強い大規模な戦車部隊が国土を踏みにじり、
戦闘機やミサイルが空中を飛び交って、
国と人々に、死と滅亡と
破壊と破滅をもたらすであろう。こうして悪い時代が到来し、
軍隊は統制を離れて
野蛮で邪悪な荒廃をもたらし、
人間に対して想像を絶する大量殺我を加えるであろう。
人間はこの蛮行を、
なすすべもなく傍観するしかないのだ。君と我々の警告は、地球の大部分の人間が
馬耳東風と聞き流すが、
それでも、愛と平和、自由と真理に関する
君と我々の言葉に従うなら、
少しは救われ、最悪の事態を免れるであろう。だが、それは残念ながら、ありそうにない。
計算と観察の結果からすると、
今後数十年の間に、
第3次世界大戦が勃発する可能性は高いと思われるが、
実際にそうなれば、
この途方もない破局の最大の犠牲者となるのは
何よりも大多数の民間人であろう。
長いので、今回はこのくらいにして、続きは次回にご紹介しよう。
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(*)「ロマン人のペトロと呼ばれる大祭司がやって来るであろう」について
ヨハネ・パウロ2世の2つあとは、ペトロではなくフランシスコ法王ですが、実は「ロマン人のペトロ」というのは、最後の法王を表す象徴的な表現です。11世紀~12世紀に実在した、アイルランド出身の大司教聖マラキが残した『聖マラキの預言』には、12世紀以降の歴代の教皇112人について、短い文章で預言されています。そこに出てくる最後の法王が「ロマン人のペトロ」。
ということは、「エノク預言」では、現在のフランシスコ1世こそ「ロマン人のペトロ」に該当する人物だと言っているわけです。「ロマン人のペトロ」は法王の名前そのものではなく、“それを示唆するなんらかの印が隠されたもののこと”とされています。実際に、フランシスコの名前に「ペテロ」が画されていたという解釈もあります。
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高島康司
たかしまやすし/コンサルタント、世界情勢アナリスト。北海道札幌市生まれ。子ども時代を日米両国で過ごす。早稲田大学卒業。在学中、アメリカ・シカゴ近郊のノックス大学に公費留学。帰国後、教育産業のコンサルティング、異文化コミュニケーションの企業研修などのかたわら、語学書、ビジネス書などを多数著す。世界情勢や経済に関する情勢分析には定評があり、『未来を見る!『ヤスの備忘録』連動メルマガ』で日本では報道されない情報を発信。毎年多くのセミナーや講演に出演し、経営・情報・教育コンサルタントとしても活躍している。
主な著作は、『2020年アメリカは分裂する! 』『望みなき時代の幸福論』(以上ヴォイス)、『日本人が「英語ペラペラ」を本当に実現できる本』(講談社)、『なぜ予測をはるかに超えて進むのか』(ヒカルランド)、『論理的会話トレーニング』(アスカビジネス)、他多数。
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