「意識の覚醒・魂と霊性の進化」と「地球蘇生」をテーマに、意欲作を発表し続ける映画監督の白鳥哲さん。
8月23日より公開される第七作目の最新作『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』は、『蘇生』(2015年)のアンサー映画ともいうべき続編です。
その見どころを、ご自身に語っていただきました。
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撮影中の白鳥監督。
地球を蘇生させるのは利他の精神と愛
深刻な放射能汚染が心配される福島には今、奇跡が起こっています。多様性のある植物や生物たちが、どんどん戻ってきているのです。この『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』が描いているのは、悲惨な福島の現状ではありません。希望あふれる福島の今、なのです。
なぜ、そのような奇跡が起こっているのか、その背景にあるのが「見返りを求めない心、利他の精神、そして愛」です。
福島では事故発生以降、今日に至るまで数名のボランティアの人々が、まさに見返りを求めない心、利他の精神、そして愛で、福島の広範な地域へ「有用微生物群」(以下、微生物)の散布活動を行ってきています。
本作に登場する、そのボランティアの方々は「強制避難地区」の方々でしたが、避難を辞退、つまり自らの命を駆けてまでも、散布活動に励まれてきたのです。
決して自分たちの土地を守るためだけではありません。可能な限り、広い範囲で散布活動を続けています。
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散布活動をするボランティア役を演じた浅野彰一さん(左)と中村繁之さん(右)。
そして、微生物技術を提供してくださっているのが、比嘉照夫博士(琉球大名誉教授)です。博士もすべてをボランティアで提供しています。
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比嘉博士役の前田耕陽さん。
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完成披露試写会で花束を受ける白鳥監督と比嘉博士(右)。
こうした人々の愛に応えてくれているのが、「微生物」たちなのです。
宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』は、人類が有毒物質で汚染した大地を、巨大化した菌類たちが蘇生することをテーマにした予見的アニメですが、まさにいま福島では、それと同じことが起きているのです。
微生物たちが、福島から放射能をなくしてくれているのです。
本作では、なぜ微生物たちが人の意識に反応してくれるのか、そのメカニズムに関しても「重力」「重力子」という概念を使って説明しました。
また、放射能を消すなどの「微生物たちの不思議な能力」が、日本だけではなく、チェルノブイリ事故の被災国ベラルーシなどでも起こっていることなども伝えています。
もし私たち人類が、「見返りを求めない心、利他の精神、愛」で微生物たちとコラボレーションをすれば、放射能汚染だけでなく、マイクロプラスティックの問題や、工場などが排出する有毒ガス問題、家庭排水の問題等、すべてが一気に解決していきます。
地球と人類の未来にとって、微生物、そして人々の「見返りを求めない心、利他の精神、愛」は最重要キーワードです。
そのことをぜひ、『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』で実感していただければと思っています。
作品公式サイト
http://officetetsushiratori.com/sosei2/
2019年白鳥哲監督作品/ドキュメンタリー映画/91分
白鳥哲
しらとりてつ◎映画監督・俳優・声優。常に時代の先にあるテーマを追求し、その先見の明には定評がある。劇場公開作品『ストーンエイジ』(2005年)、『魂の教育』(2008年)、『不食の時代 』(2010年)、2012年『祈り~サムシンググレートとの対話~』(2012年)、『蘇生』(2015年)、『リーディング~エドガー・ケイシーが遺した、人類の道筋。~』(2018年)。著書『エドガー・ケイシーの超リーディング』『愛と微生物のすべて』(共にヒカルランド)、『地球蘇生へ』(VOICE)他多数。
http://officetetsushiratori.com/
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『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』
8月23日より、シアタス調布他にて上映開始!
23日~27日の5日間は、白鳥監督のトークショー付きです!
上映スケジュールは公式サイトでご確認ください。
チケットぴあにて前売券好評発売中!
https://w.pia.jp/t/sosei2/
地球規模の問題解決の糸口として、微生物を取り上げた映画『蘇生』(2015年)から約4年、『蘇生Ⅱ』はさらに深く、微生物たちの見せる奇跡的な効果の数々をカメラでとらえながら、人々の意識との関係性にも着目していきます。
主な登場人物
◎ドキュメンタリーパート/比嘉照夫教授、アレクサンダーN.ニキティン(ベラルーシ共和国国立放射線生物研究所)キム・ヨンギュ(チェンジュ大学教授)、多数のボランティア実践者の皆さん。
◎再現ドラマパート/前田耕陽(比嘉照夫役)、中村繁之、浅野彰一