こんにちは、思考と感情を快適化する専門家、ヒプノセラピストのはらゆうこです。
今回も、様々な出来事や出会った人たちから得た気づきを、皆さんの「幸せの未知案内役」としてお伝えします。

雨女パワーを最大限活用できる梅雨どきが到来

6月は、梅雨の季節。梅雨が大好きです!という人に人生で出会ったことがありませんが、あなたにとって梅雨はどんなイメージですか?
実は、私はものっすごい雨女です。
大事な時に限って雨なので、最初はそれがとってもイヤでしたが、今は逆に「この選択は正しいよ」って言われている気がしたり、「雨の神様にご縁があるのかな」と思うようになって、「ってことは、この行動を祝福されているのかな」と思えるようになりました。

梅雨どきはいつも空がグズついているので、いいも悪いもありませんが、前向きに「今日も雨だ! ラッキー」ということにしておきたいと思います(笑)。

 さて、今回は、「以前から思っていたことだけれど、やっぱりそうあるべきだなー」と思ったことがありましたので、シェアしたいと思います。

人生で起きがちな、夢見ることへの挫折

私がずーっと苦手だった質問があります。
それは、「趣味はなんですか?」と「夢はなんですか?」です。

音楽を聴くのが好きだけど、趣味って言えるほどでもないし、映画も好きだけど映画館に行くのは年に1回くらいだし、山登りも友だちに連れられて季節毎に1回軽くハイキングする程度だし、私の趣味って一体なんなのか?と、未だに考えてしまいます。
もっと困るのは、「夢」について聞かれた時です。

中学の時に担任に、「将来何になりたいのか」と聞かれて、「スチュワーデス」と答えました。
「英語も話せないといけないし、スチュワーデスなんて芸能人みたいなものよ! こんな田舎に住んでいてそんなものになれるはずがないから、現実を見なさい」と言われて悲しくなりました。

こんなふうに、誰しも「ドリームキラー」という存在に出会ったことがあると思いますが、あなたの人生にドリームキラーはいましたか?
たとえ現れなかったとしても、目の前の現実の厳しさに「夢なんて叶わないんだ」という体験をした方も多いのではないでしょうか。

私自身、かなり苛酷な人生を歩んできたので、どうせ自分にはいいことは起きないし、夢なんて見ている暇もない、とただただ毎日仕事やお金に追われてばかりの時代がありました。

我が子が教えてくれた、夢の叶え方

そんな私が「夢を叶える大人になろう!」と思い始めたのは、息子が5歳くらいの時です。
いろいろな可能性を秘めた我が子を見た時に、その才能を伸ばすのは親の務めだ、と思うあまり、我が子に期待をかけすぎてしまった場面がありました。
私が、というよりも、父親が張り切って息子にいろいろな環境を与えることに対して、息子がプレッシャーを感じていることに気づいた瞬間があったのです。

その時にふと、胸のあたりに降りてきたのは、「まずは自分が夢を叶える大人でいることが大事なんじゃないの?」ということでした。
自分はあくせく働いて、疲れた疲れたとつぶやいて、仕事を楽しめていなかったとしたら、子どもは大人になるのがイヤになりますよね。

けれども、生活の糧を稼ぐことも大事ですから、イヤでもなんでも仕事はしなくてはなりません。ならば、普段辛くてもがんばっているお仕事は、生活の糧を稼ぐ、つまりライスワークと割り切ってしまう。
そして、それとは別で「ライフワーク」を見つける行動を起こしてみる。

そんなふうに切り替えて生きられるようになると、不思議とライスワークのほうもうまくいくようになるんですよね。

 当時、息子は原因不明の吃音が始まり、「どんなストレスやプレッシャーを抱えているのかな?」と悩みながら、「自分は息子に何をしてあげればいいんだろう?」と考えていました。

ふと、ある夜、「ライフワークと言えるような何かを見つけて、それに向かってがんばってみよう!」と思ったその翌朝に、息子の吃音は跡形もなく消失していました。
「ああ、子どもってやっぱり親を映す鏡なんだなぁ」と腑に落ちた出来事です。

大人が夢を追いかけることで子どもたちの未来が明るくなる

最近の若い人たちは、あまり物欲がないと聞きます。ずっとずっと不況の中で親が苦労していたのを見て育ったので、夢を見るという環境がなかった、と言われています。

 コロナでますます苦境に立たされた大人もいますが、空前の起業ブームにもなりました。
もう誰も助けてくれないし、会社も副業を推奨している、だとしたら、思い切り自分がやってみたいことにチャレンジしよう! という大人が増えたのは、コロナのおかげかもしれませんね。

 私の息子はいつもこう言います。
「お母さんを見ていると、人生って、必ずどうにかなるもんなんだなって思うよ」と。
息子の今の目標は、「自分と同じように不登校になってしまった子どもたちのために公認心理師になって、なぜ不登校になってしまうのかという仕組みを教えてあげたい」とのことで、不登校児ながら一浪して大学に入り、心理学を学んでいます。

それを聞いて、将来、息子と一緒にカウンセリングルームを開くのが、新しい目標のひとつになりました!

私たち大人が夢を追いかけて夢中になって笑っていれば、子どもたちの未来は明るくなるんじゃないかなと信じて、私もまだまだたくさんの新しい夢を育てています。

このお話を読んで、どう感じましたか?

ではまた。

 

はらゆうこ 
ヒプノセラピスト、メンタルトレーナー、セールスコーチ、企業研修講師。ブライアン・L・ワイス博士の『前世療法』という本に出会い、ワイス博士の日本人初の直弟子からヒプノセラピーを学ぶ。ヒプノセラピストとしてだけでなく、私立高校野球部のメンタルトレーナーとして高校球児と一緒に甲子園を目指しており、また、起業家のためのセールスコーチ、企業研修講師として、思考と感情を快適化するというテーマでセッションやワークショップを提供している。
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