世界的なスピリチュアルリーダーであり、「奇跡のコース(A Course In Miracles)」のティーチャーとしても活躍する、アラン・コーエンさん。
スピリチュアルなコーチングの実力で、長年、大勢の人の人生を導いています。今回も、珠玉のエッセイを発信していただきましょう。
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10月開講決定!「日本第10期ライフコーチ養成プログラム」残席12
世界的ライフコーチのアラン・コーエンさんから直接学び、修了認定を受けることができる半年間のプログラムです。
7月25日(日)10:00~11:30
ホリスティックライフコーチ養成プログラム
無料説明会セミナーへの参加受付中
http://spiritfirst.com/life_coaching_program
アラン・コーエン日本事務局
https://spiritfirst.com/
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自分を守る必要がなくなった時に何が見えてくるか
食料品店で支払いを済ませようとした時、私はレジの女性に「マスクを外す日が楽しみではないですか?」と尋ねました。私たちが住んでいる州は、まもなくマスク着用要請が解除されるのです。
「なんとなくマスクに慣れてしまったから」と彼女は答え、こう続けました。「必要なくても、たぶん着用し続けると思います」
彼女の受け答えは、映画『プリンセス・ブライド・ストーリー(The Princess Bride)』の胸を打つワンシーンを私に思い出させました。
登場人物のイニゴ・モンタヤは、父親を暗殺した男を見つけ出すために人生の全てをかけている、向こう見ずな騎士です。毎日何回も、暗殺者を追い詰め、胸をつかみ、詰め寄って「私の名前は、イニゴ・モンタヤだ。お前は私の父を殺した。覚悟しろ」と言葉を放つ場面の練習をしています。
イニゴは最終的に暗殺者を捕まえ、思いを遂げます。しかし、イニゴが戦いを終えて城を後にする時、彼の仲間が問いかけます。
「さあ、父親の死の復讐を遂げた今、今度はお前は何に人生を費やして生きる?」
イニゴは立ち止まり、急に無表情になり、その目は空虚になります。そしてこう告白するのです。
「復讐のことばかり、あまりに長く考えてきた。だから、僕にはそれなしでどう生きていいのかわからない」と。