私、日夜スピリチュアルな業界で活動中の、めろんぱんせんせいと申します。
先日、 『非認可の世界世界最大の秘密の暴露』(ヴォイス)という、ディスクロージャーに関する新刊が、この秋に出版されました。この本の特徴について、既刊のディスクロージャー本とともにご紹介していきたいと思います。
ディスクロージャーの先駆者、グリア博士の代表作
本書の著者、スティーブン・グリア氏は、2001年にワシントンD.C.のナショナル・プレス・クラブにおいて、軍、政府、公的機関、航空技術者たちによるUFO/ETに関する証言の記者会見を主催し、世界中に衝撃が走った。
この歴史的ニュースは残念なことに、日本ではマスコミに取り上げられることもなく、一部のUFO探求者の間で話題になった程度で、非常に落胆した記憶があるが、YouTubeなどでその模様を伝える動画を見たことがある人も多いと思う。
その後、ここ10年ほどでUFO情報のデクラス(情報開示)はゆっくりと進み、英国防省をはじめ、フランスなど欧州各国、米諜報機関からの開示が進みつつある。
中でも米国防総省によって、公式にUFOが存在することを認めた映像のニュースは、日本でも各メディアで報道され、かなり話題になったことはご存じだろう。
この"Tic Tac UFO"(*)に関しては賛否があるが、ここでは言及しないので自ら調べていただきたい。
*アメリカの老舗のブレスミント「Tic Tac」のように楕円形のUFOのこと。
これら一連の世界的なUFO情報公開へ踏み出すための、大きな一歩のきっかけを与えたのがスティーブン・グリア氏である。
『ディスクロージャー』(ナチュラルスピリット)は、先のナショナル・プレス・クラブの記者会見での証言を編集し、書籍として凝縮させたもので、69もの直接証言が綴られている。
『ディスクロージャー』
スティーブン・M・グリア著/廣瀬保雄訳/ナチュラルスピリット
五章立ての構成は、全体像をまとめた第一部に始まり、空軍や民間航空のレーダー技師・パイロットの証言をまとめた第二部、第三部は軍事戦略上、最も重要である戦略核施設におけるUFO事案の当事者たちの証言、第四部は、闇側にとって最も隠しておきたい部分「UFOの墜落・回収・テクノロジーの研究」に直接関わった人物たちの証言、第五部は、第四部のさらに深い部分、すなわちETテクノロジーのリバース・エンジニアリングに関する衝撃的な証言、そして結論で締めくくられている。
極秘事項をリークするなら、即、消されてしまうというのが特にアメリカでは常識であることから、これらの証言は命がけと言える。
本文の字面だけを追ってしまうと、事実をただ伝える報告書のような体裁なので、退屈に感じることもあるかもしれない。
しかし、一つひとつの証言をていねいに読んでみてほしい。そのうえで、何が見えてくるだろうか。
もちろん、UFO/ETの隠蔽のためにあらゆる努力がなされてきたことがが明らかになるのは当然だが、ベクトルを逆にさえすれば、私たちの目の前にとんでもなく素晴らしい世界が広がることになると確信できるだろう。
グリア氏の書籍は、内容のほとんどが当事者の証言で構成されている点で、他の書籍とは趣が異なっている。
これまで、UFO/ETに関する情報や書籍は、日本だけでも無数に出版され、UFO墜落事件や政府による隠蔽ストーリーなどが度々フォーカスされてきたが、それらを順序立て、信ずるに値する価値を与えたものとしての役割は評価しきれないほど大きい。
UFO/ET情報に関することは軍事・政治レベルの中でも最高機密以上のものであること、人類最大の事柄にも関わらず、大衆がそれに関心を持たずに済むよう、巧みな情報操作によって欺かれ、コントロールされてきたこと・・・たったこれらのことだけでも、人々に知らせて大議論されるべき問題である。
グローバルエリートや軍産複合体による政治経済・ヒト・モノ・金の世界的支配があることは、程度の差こそあれ、お茶の間レベルに知られるようになって久しいが、ここ1、2年のそういった「陰謀系」情報の溢れかたが尋常ではない。
玉石混交を超えてカオス状態である。
加えて、一国の大統領クラスの人物が演説で「ディープステート」なる単語を使うなど、かつてはありえないことだった。
このような時こそ、一次ソースからの情報がますます貴重なものとなる。
UFO/ET情報に限らず、世界で行われているイカサマのボロが出始めてきたことにより、真実を求め、行動する人々が圧倒的に増えているのは良い傾向だが、隠されてきた真実を直視すべき時期はとっくに訪れている。
その警鐘を鳴らし、未来への行動を促す役割を本書は担っている。
「ディスクロージャー・プロジェクト」の全体像を知るために
グリア氏の著作は、本書の他2作が邦訳されており、新刊『非認可の世界』はグリア氏の推し進める「ディスクロージャー・プロジェクト」の全体像が簡潔にまとめられ、好評を得ている。
『非認可の世界』
スティーブン・M・グリア 著/グレゴリー・サリバン編集/知念靖尚訳/ヴォイス
そして、2008年に出版された『UFOテクノロジー隠蔽工作』(スティーヴン・グリア著/前田樹子訳/めるくまーる)は、グリア氏の半生記とディスクロージャー活動までの道のりが詳細に記されている。
個人的には、グリア氏の著作はすべて読む必要があると思う。
スピリチュアルの良書と同様、少なくとも「一家に一冊」グリア氏の著作があったなら、個人や社会の在り方はずいぶんと変わってくるであろうと強く感じている。
読む順番としては、『非認可の世界』→『ディスクロージャー』→『UFOテクノロジー隠蔽工作』がお勧め。
非認可からディスクロージャーに進むことで、概要を知り、さらに詳しい絵柄へと入っていくことで、事の重大さがゆっくりと身に染みてくる。
そして、なぜ最初の著書『UFOテクノロジー~』を最後に読むのかというと、グリア氏の伝えたいことにおける最も深い部分がしっかり味わえるからである。
『UFOテクノロジー隠蔽工作』は残念ながら現在絶版であるが、ヴォイスより近日復刊する予定とのことなので、わざわざ高価なマーケットプライスを手に入れる必要はないだろう。
精神世界の探求をしていく中で、「このような陰謀系の情報に触れるのは、闇側に引っ張られるので良くない」とされる向きもあるが、「その2極化思考からの脱却が先なのではないか?」と思ってしまう。
情報は単なる情報であり、「あるがままに捉え、自分にとって真実でないものを選択しない」と決心・行動するだけなのではないだろうか。
本書『非認可の世界』はこれまでUFO/ET情報に興味がなかった人や、意図的に避けてきた人にこそ、読んで欲しい。
どのような視点・ルートからでも、真理への気づきや覚醒への道は開かれているのだから。
一人ひとりの覚醒度が低いままでは、問題が何も解決できないということであり、世界中で起こっている事実を認め、
自分が何を、どのように選択し、行動するのかということを、これまで以上に明確にしていかないと、アセンション後に描かれているような高次元と繋がった調和的宇宙社会の構築はできないかもしれない。
より高次な視点からすれば、「この次元でのすべては幻想であり、そのドラマから抜ければ良いだけだ」となるが、3次元のボディをまとった物理的社会で生きている限り、ドラマを皆にとってのハッピーエンドに編集していく努力はあって当然だ。
その意味において、本書は個を超えた人類への問題提起であり、現在進行形の流行り病などの状況とも密接に繋がる、
人類の存続に関わる話として無視するわけにはいかない。
社会のシステムが変わり、人々が本来の自由と豊かさを取り戻したならば、もはや魂レベルの情報は、個々人の間で自然に伝わるだろう。
世界の裏舞台では、半世紀以上前からUFO/ETテクノロジー、フリーエネルギーは研究・解明され、大衆から徹底的に隠されてきた。
しかし、それはもう隠しきれないところまで来ている。
まずはキチンと知ること。その次は隠されてきた情報を万人と共有し、より進化したテクノロジーを良い使い方ができるように働きかける。
エンドゲームは始まったばかりだ。私たちはそのゲームの傍観者ではなく、重要なプレイヤーだということを忘れないでおこう。
(この記事を書いた人/めろんぱんせんせい)