潜在意識とつながり、人生が上向きになる「開運ヨガ」

2018年11月に発売された新著『開運ヨガ』(サンマーク出版)が、注目を集める皇村昌季さん。インド政府公認のヨガ・インストラクターとして全国でヨガを教える一方、都内の医科大学大学院に在籍し、ヨガと脳・自律神経の関係について研究しています。
皇村さんのヨガ教室では、「事業がV字回復した」「アラフィフで諦めていた結婚が叶った」など、一見ヨガとは関係なさそうな幸運を報告する声が続々上がっています。実はこの現象、すべてヨガがもたらした結果だそうです。

潜在意識を味方につけて開運していく新しいヨガ

──開運ヨガとは、どんなヨガなのでしょうか?

インドの古典的ヨガである「ラージャ・ヨガ」をベースにしたヨガで、一番の特徴は、体を緩ませること。私たちの運を左右する潜在意識へのアクセスの鍵は、実は体にあります。
心と体の状態には深い関わりがあり、体がガチガチに緊張していると、心の緊張も解けません。すると、心の表層=顕在意識にある不安の声が雑音となり、その下に広がる潜在意識へのアクセスを邪魔してしまいます。

開運ヨガでは、まず体へアプローチして心をゆるめ、潜在意識が働きやすいベストな状態に心身を整えていきます。
具体的には、動きのある緊張のポーズとリラックスした弛緩のポーズを繰り返し、筋肉を優しく緩めていきます。目を閉じ、筋肉の張りや緩みの感覚に集中していると、自律神経のコントロールセンターである視床下部の緊張がとれ、副交感神経が活性化します。
その結果、ストレス過剰で暴走気味だった交感神経は抑えられ、内側から自律神経のバランスが整ってくるんです。
体が緩むと怒りや不安が消え、騒がしかった心の声が静まっていくので、潜在意識につながりやすくなります。たとえると、波立ち濁っていた湖の水がクリアになり、湖畔からでも水底まで見渡せるようになった状態です。

──ヨガ初心者でも開運ヨガはできますか?

ヨガの経験がまったくない人でも大丈夫です。アクロバティックなポーズを行なうことはありませんし、体が硬い人はできる範囲でポーズに近づければOK。
むしろ、体を緩めるためには力を入れすぎないことが重要で、3〜5割程度の軽い力を目安に行います。

「SALA銀座ヨガ教室」での授業風景。都心のど真ん中、銀座歌舞伎座真横の会場にも5000km離れたヒマラヤのエネルギーが流れ、この小さな教室で数々の奇跡が起きているという。

 

──他のヨガでは開運効果はないのですか?

スポーツジムで行われているエクササイズ系のヨガや、ハードなポーズを休みなく連続して行うパワーヨガは、筋肉に強い負荷をかけて行います。そのぶん、トレーニングとしては効果があるかもしれませんが、体を緩める目的には向きません。
筋肉の中には、その緊張をコントロールする筋紡錘というセンサーが存在します。激しい動きでヨガをすると、センサーが刺激され、筋肉が緊張してしまうので、体の緊張がとれません。
そもそも、ストレスがたまっている人は、ストレスという危険から身を守るためにただでさえ体が緊張しているので、こうした激しいヨガは逆効果になります。

──どんなに運が悪い人でも、開運ヨガで開運は可能ですか?

いわゆる“不運な人”は、顕在意識の中で様々な声が生まれ、常に心が騒がしい状態にあります。
過去の出来事をいつまでも悔やんだり、自分と他人を比べて落ち込んだりして、別のストレスを呼び寄せるんです。ネガティブ思考に支配され、本来の自分の力を発揮できない状態なので、運が悪い人生になっていきます。
このようにストレスまみれの人の脳には、共通の特徴があります。記憶と感情を司る海馬が萎縮し、海馬の先端付近にある扁桃体が肥大している可能性が高いんです。
しかし、開運ヨガを続けると、脳神経細胞の新生が進み、海馬が再び大きくなり、扁桃体のサイズが元に戻ることが医学的に証明されています。常にリラックスした状態になり、潜在意識へつながりやすくなるので、どんどん人生が上向きになっていきます。正しくヨガを続ければ、誰でも開運体質になれるんですよ。

『開運ヨガ』(サンマーク出版)より。

 

──潜在意識につながると、どんなことが起きますか?

日常生活の中で、シンクロニシティが起こり始めます。例えば、実際に教室に通う生徒さんからは「こんな仕事が来たらいいなと思っていたら、まさに思っていた通りの依頼があった」「絶対に行きたいと思っていたコンサートのチケットが当選した」といった話をよく聞きます。これらはすべて偶然ではなく、シンクロニシティによるものです。
潜在意識は個人の無意識下にあり、人類すべてが共有し、宇宙の記録にもつながるスーパーコンピュータのようなもの。ヨガでは、宇宙の源である大いなる神「ブラフマン」と考えています。
ですから、願望が潜在意識に届くと意図せずとも世界が動き、自分の思ったことがタイミングよく起きるようになるんです。いわゆる「引き寄せ」と言われる現象ですね。
これを偶然と思わず、「うまくいってる!」と前向きに捉えることが大切です。最初は小さなことでもどんどん大きなシンクロニシティにつながり、やがて人生を劇的に変えるような「シンクロ・デスティニー」が起こるんです。教室の生徒さんで、ヨガを始めて以来、思わぬ結婚や事業の急展開で、人生が変わったという方は何人もいらっしゃいます。

──アファメーションやパワースポット巡りにも開運効果はありますか?

アファメーションのメソッドは、願望を宣言し、潜在意識を通して現実を動かすというものです。それ自体は有効ですが、心と体が緊張している状態でいくらアファメーションをしても、顕在意識の騒音に邪魔されて、願望は潜在意識に届きません。
また、「早く願いを叶えたい」と焦る人は、顕在意識が騒がしくなるので、かえって願望の実現から遠ざかってしまいます。願望は一度手放し、ヨガで体と心をゆるめながら神様に任せて待つ、という心構えが重要です。
神社や聖地など、パワースポットと呼ばれる場所には確かに特別な力が宿っていることも多く、運気を上げることはできるかもしれません。ただ、やはり自分の心と体が整っていなければ、一時的なもので終わってしまいます。
自分以外の何かに頼るのではなく、自らの心と体をコントロールし、開運体質に変えていくのが確実と言えるでしょう。

「ガンゴートリー氷河」の前にて修行中(標高4000m付近)の皇村さん。ガンゴートリー氷河は、インド北部のウッタラーカンド州ウッタルカーシー県に位置し、ヒマラヤ最大級の氷河の1つ。氷河の先端が崩壊してできた巨大なクレーター状の氷壁は、ゴームク(牛の口)と呼ばれている。左奥は「ヴァギラッティー三峰」。

 

──ヨガを続けていると、不思議なことが起きるというのは本当ですか?

はい。例えば、我が家では数年前から突然、家の中に水晶の粒が出現しています。
また、パートナーであり、私をヨガの道へ導いてくれた祐己子先生は、ヨガを続けていくうちに潜在意識と深くつながり、遠く離れている人の魂の記録まで読むことができるようになりました。いわゆる「アカシック・リーディング」と呼ばれる能力です。
生徒さんの中には、ヨガの後の瞑想の時間に突然雷鳴が聞こえ、青い龍が体の中に入ってきたという常識では説明のつかないような体験をした方や、末期ガンで余命宣告を受けていたのに奇跡的に回復した方もいらっしゃいます。

数年前から、皇村さんの家の中に出現し続けているという、水晶の粒。

ヨガの教典『ヨーガ・スートラ』に、「ヨガによって得られる霊能力は修行の妨げになるので放っておくように」と書いてある通り、ヨガと不思議な現象にはつながりがあります。しかし、得られた能力や起こった現象に有頂天になったりすると、顕在意識の声が再び騒がしくなり、潜在意識とのつながりが薄くなってしまいます。教典で「放っておくように」とあるのは、そのためです。
そもそもヨガの目的は、すべてから自由になり、悟りの世界に入ること。起こったことは、良いことも悪いことも淡々と受け止め、常に愛と平和のエネルギー「サットヴァ」に満ちた穏やかな状態を目指すのが、開運ヨガの最終目的です。

(この記事を書いた人/佐伯眞和)

 

皇村昌季
おうむらまさき/上智大学卒業。スワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨガ研究財団(インド・バンガロール)YIC/YTIC修了。インド中央政府公認ヨガ・インストラクター/ヨガ・セラピスト。日本ヨーガ療法学会所属。外資系企業勤務の後、独立。会社経営と両立させながら聖山カイラスをはじめ、ヒマラヤへの巡礼も行っている。ディープヒマラヤの伝統ヨギとして聖名チットラナンダ・ヨギ(Chitrananda Yogi/神の慈愛の歓喜に満ちるヨガ行者)を拝受。自らの神秘体験と科学的な知見に基づいたスピリチュアリティについての講義が好評を博している。現在、都内医科大学の大学院医学研究科に在籍し、医学研究者の立場からもヨガとスピリチュアリティについて探求中。パートナーの皇村祐己子氏との共著に『引き寄せヨガ』(東洋出版)などがある。新著『開運ヨガ』(サンマーク出版)が好評発売中。
サトヴィックライフ・アカデミー(SALA)
http://www.ieta.jp/sala/top.html

『開運ヨガ』
皇村昌季著/サンマーク出版

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