ばら色人生プロデューサー・公認心理師のcocoです。
「やっと乗り越えたと思ったら、また似たような問題がでてきた・・・」。そんなふうに、何度乗り越えても繰り返され続ける問題に思い当たることはありませんか? 私はそのような問題の核を消去する「SRT(スピリチュアル・リスポンス・セラピー)」というセッションも行っています。
ここでは、「SRT」を使わずにできる、過去の自分に引っ張られてしまう人に共通した「思考の癖の解消法」をご紹介したいと思います。思考の癖を正すことで、出来事の受けとめ方が変わり、自分の世界がばら色化して豊かになっていくのです。

1日のうちの95%は前日と同じことを考えている!?

前回、“自分の考え方や日々使っている言葉が、様々な問題を生じさせる原因の一つになるかもしれない”というお話をしました。
言葉は言霊であり、エネルギーがあり、自分の発する言葉が現実の出来事を引き寄せます。
もし、目の前の状況が自分の望むものと大きくかけ離れていたり、「もう少し良い方向でもいいのでは?」と思う場合、自分の言葉の見直しを今回から、しっかりとしていきましょう!
そうすることで、真にあなたが望む豊さにあふれた毎日へと近づきます。

この1か月で、「自分の言葉の癖」「陥りやすい考え方」を見つけた方はいらっしゃいますか?
「まだです」という方は、ぜひ今からでも、自分の思考や言葉を観察してみてください。
と言うのも、私たちは「1日に約6万個の物事を考えている」と言われているからです。しかも、「そのうちの95%は前日と同じことを考えている」と言われています。

目が覚めて、新しい朝が始まります。何もかもが新しいはずですが、実は1日を通して、考えている内容の95%は前日と同じだなんて、全然新しくない。
このことを初めて知った時、私はとても驚き、自分の考え方を整える重要性を痛感しました。
ネガティブな気持ちに支配されている時は、ネガティブな思考と気持ちのまま1日の大半を送りやすいものです。このネガティブな思考が、他に影響することなく消えていってくれるなら、それほど気にする必要はないのですが・・・。

物事をネガティブに捉えると振る舞いに

話を進めるうえで、一つ注意点があります。
ここではネガティブ思考をテーマにしていますが、「ネガティブが悪」「ポジティブが善」と言っているのではありません。自分自身を苦しめる思考でい続けることを、ここでは“ネガティブな思考・考え方”として捉えて使っています。

では、なぜネガティブな思考でい続けるのが問題なのかを説明しますね。

私たちは、事あるごとに、何かを考えてしまう生き物です。ある出来事が生じると、その出来事について考えます。
この思考の大半は、自動的に自分の癖が影響している考え方が表出してくるのです。すると、この自動的に出てきた思考・考え方に応じた、感情や気分(楽しい・不安など)が表出してきます。
それと同時に、感情や気分に沿った身体反応(動悸や発汗、免疫に関わる物質が増える・減るなど)も生じてきます。
そして、思考・感情・身体反応に影響を受けた振る舞い・行動をするのです(図1)。

これだけではわかりにくいので、例を挙げますね。

会社のエントランスで、Aさんとすれちがった時に「おはようございます」と挨拶をしました。
けれども、Aさんはそのまま行ってしまいました。

その時、あなたはどのように考えやすいでしょうか?
正解、不正解はありません。自分の日々の思考の癖を知ることが大切なので、正直に考えてみましょう。

「え? 私、何か嫌われるようなことした? 嫌われちゃったの?」と考えた場合、気分は「不安や心配」などが生じやすく、身体反応としては「ドキドキする」「免疫物質が減少する」などが起こります。
そうなると行動は、Aさんに嫌われた理由を1日考え続けてしまう、Aさんを避けてしまう、Aさんへの挨拶は小さな声になってしまう、などかもしれません。(図2)

そのような反応だけではありません。「なに無視しているのよ!」と考える人もいれば、「聞こえなかったのかな?」「Aさんは気分屋さんだからなぁ・・・」等と考える方もいるでしょう。

出来事の受け取り方で健康状態に大きく影響する

これらの思考・考え方によって、それに続く気分・身体反応、行動が変わっていくのです。
「なに無視しているのよ!」と考えた場合、気分はイライラ、身体反応は血圧上昇などが起き、行動としてはAさんに対してぶっきらぼうな対応になる、などかもしれません。

「聞こえなかったのかな?」と考えた場合は、気分は特に変化はないので、身体反応も大きな変化はありません。
行動としては、次にAさんと会った時に普通に挨拶をしつつも、「さっき声かけたのにぃ~」と言ったりするなどかもしれません。

自分が何かをしたと考え、不安な状態にいるにしても、相手がいけないと考え、憤った状態にいるにしても、体の反応に影響を与えます。健康状態に多大な影響が現れるのです。
そして、95%同じことを考え続けるわけですから、問題が解決しない限り、来る日も来る日も、その思考が現れてきます。思考の癖というものは、Aさん以外の人が対象でも、他の出来事でも、自分が陥りやすい考え方で出来事を判断してしまいます。

事実、「嫌われたのかも?」と心配して、次にその相手に会った時に、恐る恐る声をかけたら、普通の反応だったという経験をされた方も多いのではないでしょうか?

前回に書きましたが、中学生の頃の私はとっても不安感が強くネガティブだったので、毎日「無視されているのでは?」「嫌われちゃったんだ」「明日も無視されたらどうしよう・・・」という思考にとらわれ、1日中、不安だらけでした。
そして次の日、学校で友人たちが普通に声をかけてくると「取り越し苦労だった」と、やっと安心することができました。でも、友人たちの何気ない言動から「嫌われちゃったのかも・・・」と、また不安になっていたのです。

友人に声をかけるつもりでセリフを考えてみる

「自分の癖はわかってきたけれど、でも、どうやって自分を少しでも楽にする考え方ができるのかが分からない」という質問をたくさん受けます。
その時、私はこのように質問します。

あなたと同じ状況で、不安になっている大切な友だちがいます。
あなたは友だちになんと言って声をかけますか? アドバイスをしますか?

不思議なもので、人というものは自分に対して厳しいことが多いのです。ですが、大切な相手や友だちには、自分にかけるものとは異なった言葉をかけます。優しい言葉だったり、客観的な言葉だったりするものです。

嫌われているか否かが不明な状況で、友だちに「嫌われているよ、きっと嫌われている!」と発言することは、まずないですよね。
たぶん、「聞こえなかったのでは?」「もう一度声がけしてみてから、考えてみれば?」などと伝えたりするのではないでしょうか?
事実は不明なのですから、「聞こえなかったのかもしれない」という考えも採用しても良いわけです。
「嫌われている?」を破棄する必要はありません。ただし、「聞こえなかったのかも」も可能性に入れてあげます。それだけでも、自分が感じる不安や落ち込みは減ったりするのです。(図3)

嫌われているなら自分が心地よい距離を置く

もちろん、“本当に嫌われている”という場合もあります。
その場合、ポジティブに考える必要は一切ありません。「どうも、嫌われている」という事実があるなら、自分にだけに原因があるのではなく、何か自分の理解を超えた理由もあれば、相性の問題なのかもしれません。
その場合は、考えても悩んでも解決には至りません。

悩みながらも、「自分は本当にその人と友だちでいたいのか? 自分が相手に気に入られるように努力するほど、その相手と付き合っていきたいのか?」などと考えることも大切です。
また、気持ちの面や物理的な面で距離を置く方法などを考えたり、どうしたら少しでも自分が心地よい状態でい続けられるか、解決策を探すほうが良いと私は思います。

「自分に伝える言葉」にも魂は宿ります自分が自分を大切にしなければ、人からの誉め言葉も受け入れるのは難しいものです。
今回はちょっと心理学的なお話になりましたが、言葉はエネルギーですから、自分に語りかける言葉を心地よい響きにしていきませんか?
次回は、怒りや妬みなどの手放し方について、お話したいと思います。

coco
ここ/早稲田大学大学院卒業。公認心理師・臨床心理士。SRT公認コンサルタント&ティーチャー。過去世から引き継いだカルマ(プログラム)をクリアにし、その人が現世で具現化しようと決めてきたステージに押し上げるメソッドSRTのコンサルタント&ティーチャー。日本全国、海外からも依頼を受けている。また、最後のシャーマンと呼ばれたリパン・アパッチ族のグランドファーザーが伝えたシャーマン・ヒーリング・グランドファーザーメソッドのワークショップを行う、日本では数少ないファシリテーターの一人。ホンマルラジオで「さよなら!行き詰まり人生。開運☆幸せ人生の極意教えます」のパーソナリティも務めている。
https://cocoacoco.jp

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