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占い師・田中要一郎の占術談義/4回目〈占星術家&タロット鑑定師〉いけだ笑み: ホロスコープでリリスの位置を調べれば、自分の中の「社会不適合になりやすい部分」が判明します

タロットとホラリー占星術のそれぞれの良さ

田中 タロットとホラリー占星術をされていますが、使い分けをしていますか?

いけだ 私にとって、タロットは“対話”なんです。「じゃあ、もう一枚引いてみましょうか」みたいな感じで、ひたすたら引いていくというか。
問題がすごくこじれているときに、夜中に親友に電話して何時間もしゃべるみたいなノリというか。私自身は長時間の電話は苦手なので、自分でひたすらカードを引いていくんですけど。

ホラリーはどちらかというと、現在地を地図のように眺めた視点での情報が得られるんです。星は時間軸で動いているので、その時に切り取った時間軸に対し、マクロとミクロの視点から、今どうなっているのかがわかります。なので、ホラリーは、“今の自分を鏡で確認できる感覚”です。

タロットとの“対話”は、自分の高次意識やガイドなど、そのときによって、つながる相手が違うかもしれませんが、私の場合、ひたすらカードをめくります。テーブルクロスもロウソクも使わず、シャッフルもほとんどしないです。

田中 僕もそうです。シャッフルはしますが、スプレッド(カードの展開方法)は関係ないです(笑)。結局、尋ねたいことを心に思ってカードを引けば、答えが出ますから。2枚引きをして、ひとつの文章にしたり。
鑑定のときは、タロットとホラリーのどちらを行いますか?

いけだ どちらもです。たぶん、相談者はタロットをめくってほしいんです。
鑑定では、まず占星術でトランジットでタイムテーブルを作って具体的なアドバイスをします。
ネイティビティの性格判断は最初の5分くらい。「あなたは金星の影響が強いから、調和を重んじる人ね」「火星の人だから、戦う人生ですね」みたいな感じです。
その後に、タロットカードを切り始めたら、顔がパァーッと変わってワクワクした感じで前のめりになる方が多いです。鑑定終了の10分前くらいには、A案、B案、C案など、複数の可能性に対し、どれにフォーカスしたらどうなるかを導き出します。

自分の「リリス」=かわいげない面を知ると女性は生きやすくなる!

田中 講座では、月の遠地点であるブラックムーン「リリス」(*詳しくは、文末の「教えていけださん」で解説)についての講座が大人気のようですが、そもそもリリスについて研究されたきっかけは?

いけだ 付き合っている人のことが知りたかったんです。その人のリリスが、私の金星と「合」(惑星同士の角度が0 度であり、惑星の意味が強まる)で、私のリリスが相手の月と「合」。そういう動機でした。
「“合”同士ってすごくない?」と思って、もっと知りたかったけど、そんなに資料がなくて。
Amazonでたまたま買ったリリスに関する洋書『Lilith: Healing the Wild』が、私にとって大当たりだったんです。

ホロスコープでリリスの位置を調べれば、その人が正規でつきあっている相手、つまり、結婚相手や本命の恋人には出さない変態的な衝動の傾向がわかります。パートナーには見せられないような性的嗜好って、あるじゃないですか(笑)。

田中 では、鑑定でも「リリス」の位置するハウスを調べますか?

いけだ 聞かれたら調べます。「リリスがこうだと、○○が好み(フェチ)」みたいな占星術の風潮がありますが、それはおかしな話で、好みの傾向はホロスコープの金星や火星、場合によっては月の位置を見ればわかります

ではなぜ、リリスを調べなくてはならないかを、私としては住み分けたい。すると、パートナーには言えない秘めたる変態性という部分まで、切り込まなければならなくて。
その変態性とは、性的な部分に限らず、ある分野において一般的なレベルを超えるくらいの過激さを表していて、“その人が社会不適合になりやすい部分”です。

当人のリリスが顔をのぞかせた時、社会が持つ「オッサン的側面」の逆鱗に触れたり、摩擦や衝突を引き起こします。「オッサン的側面」とは、例えば、縦社会における「暗黙の了解」などです。
そのような軋轢を生む、自分が自然と荒ぶってしまうポイントが、その人のリリスに表れます。

この部分は、特に女性が社会進出した時に大きな影響を与えます。
女性には相手の言うことをどうしても聞かない「聞かん坊」「跳ねっ返えり」な部分があり、それが人生の中でいつも繰り返すパターンとして現れます
リリスがもたらす特有の「可愛げのなさ」が、結婚生活が破綻したり、会社を辞めたりするのを招く場合もあるんです。

女性にとって、「ある特定のことになると迎合できない」という部分は、リリスの影響を受けている可能性が高いといえます。ホロスコープ上で「リリスが位置するハウスが司るテーマ」が、男性社会=縦社会が求める秩序や序例に対し、不適合を起こしやすい分野を示しています。
だから、リリスが示す、どうにも御し難い自分の中の野性を直視できれば、社会とのフリクション(摩擦や衝突)を回避できたり、ある程度コントロールできるようになるかもしれませんね。

開運とは覚悟を決めて別のステージに行くこと

田中 では、運を良くするには、「まずはホロスコープで自分を知って、コントロールする」ということですか?

いけだ 田中さんはどうされてます? そもそも芸人として花咲きたくて、占いの世界に入られましたよね。私は相手に好かれているかを知りたくて、この世界に入ったので、運についてはあまり考えたことはないです。

田中 開運法の定義にもよりますが、「運の底上げ」なんですよね。これはあくまで僕の意見ですが。だから、凶を吉に変えるまではいかなくて、“悪い状態を普通くらいまでに持っていけるもの”と考えています。

いけだ じゃあ、お薬みたいなもの? 病気は治らないけど。

田中 ほどほどにはなるけど、という感じですね。命術を否定するまでには至らないと。あと、“良い状態をさらに良く”もしますね。

いけだ 私は強迫的に開運することには躊躇があるタイプで。開運してしまったら、他の部分で帳尻があっていくから。
要するに、お金持ちになったら、それ相応の努力を強いられるわけで、今みたいに大好きな編み物ができなくなってしまうのはいやだし、「お金が欲しい」と願ったがために健康を損なうのはいやだし、そこのステージに行く気がないというか。

編み物が大好きという、いけださんが編んだプロ級のミトン(親指部分は未作成)。かわいいキツネが向かい合っている、シャレたデザインに注目です。

田中 “何かを得れば、何かを失う”という感覚ですか?

いけだ 失うとは思わないけれど、それ相応の生活になるから、覚悟ができてない限り、そのステージには行きたくないです。そう考えると、私は開運のために占いはやったことがないかもしれない。

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