こんにちは、ビジョナリー・アーティストの深瀬啓介です。
今回は、ドリーミング・セラピー・カードを使うにあたっての心構えのようなお話しをしようと思います。

理解できないものを受け入れると扉が開く

先日、「ドリーミング・セラピー・カードを毎朝引いています」という方にお会いしました。このカードは「罠」「癒し」「本質」の3つのカテゴリーに分かれていますが、朝に「罠のカテゴリー」のカードを引くのは気が引けることと思います。
そこで、朝にカードを使うなら、今日一日のテーマとして「本質」のカードだけか、「本質」と「癒し」のカード2枚だけを引くのをお勧めします。

罠(TRAP)のカード
エゴが自らを強化するために「人生に仕掛けたトリック」であり、人生で陥っているさまざまな問題を表す。

癒し(HEALING)のカード
人生を通して「本来の自己」へと目覚めていくためのヒントであり、エゴの罠から抜ける方法を表す。

本質(ESSENCE)のカード
豊かさ、幸せが自分にはない、と思い込んでいることが抱えている問題の正体であり、「本来の自己」そのものを表す。

一番大切なのは「本質」です。そこに意識を向けていれば、知らないうちに「罠」から抜けられますし、「癒し」も自動的になされます。
「本質」のカードは理解が難しいですが、本当は理解する必要などないのが「本質」です。
本質なので“すでにそう在る”ということですから、「理解できなくても、きっとそうなんだ」と信じるしかありません。

“自分が誰かに説明できるくらい頭の中で整理できて、記憶できている状態”のことを、理解した状態だと思っている人が多いようですが、世の中にはそのような状態にはなれないものが多々あります。
人生では「理解できないものを受け入れる力」がとても重要です。その力は誰にでもあります。ビジネスで成功している人や幸せな人は、その力がとても強いです。

心にも思考にも肉体にも柔軟さがないと、生きる力は低くなります。習慣化された一方的な視点、保守的なマインド、閉じたハート、固い体ではとても生き辛いです。
特にスピリチュアリズムにおいては、柔軟なマインドが必要不可欠です。宗教的な戦争は、柔軟さの欠如から始まりますが、家庭内の戦争も同じです。
いつも、「ハートはオープン、マインドはフリー」を忘れないで生きたいものです。

ドリーミング・セラピー・カードも同じです。カードを引いてすぐに理解できなくても、「その時、そのカードが引かれた」という事実を受け入れましょう。
そして、「自分」を超えた大いなる作用を信頼して“今この瞬間を、静けさの中で大切に生きる”ことに意識を向け続けます。
一瞬で全てを理解しようと思わないでください。理解できるとも思わないでください。「理解できないことばかりでOK!」という心の余裕こそが、平和の扉を開くのです。
私たちの周りには、いつもたくさんの情報があります。その全てを理解することはできません。それでも、「自分」を超えた本来の「自己」は、すでに知っています。このことを信頼して、安心して生きてください。

ドリーミング・セラピー・カード【6:純粋無垢】のキャラクターが大好評で、お人形作家さんが作ってくれました。

 

「仮面」を一つしか持っていないと生き辛い

「罠」のカテゴリーのカードたちを恐れる必要は全くありません。これは「癒しの入り口なのだ」と思ってください。
よく「お気に入りのカードはどれですか?」と聞かれることがあります。みなさんから、「愛」とか「純粋無垢」のようなカードだろうと思われているようですが、実は私が気に入っているのは「罠」のカードです。

「罠」のカテゴリーのカードは、人の愚かさというよりも「人生の喜劇」を表します。どの「罠」も、お笑いのネタのようなものです。
私のお気に入りのカードは【36:仮面(Persona)】。カードに描かれた、「どんな仮面をつけたらいいのか?」と迷う人の姿は、日常のいたるところで経験する感覚そのものです。

このカードをネガティブに捉えると、こういう心配ばかりに思えます。
自信がない・恥ずかしい・誤解されたくない・バカにされたくない・無視されたくない・大切に扱って欲しい・尊敬して欲しい、など。

でも、ポジティブに捉えると、こういうアピールに思えます。
こんな自分を演出したい・こんな人だと思ってもらいたい・こんなことを大切にしている人だと思ってもらいたい・「私は優しい人だから安心してね」という感じを装いたい・「私はあなた方とは違うんだ」という考えを表現したい・「私のIQは高いですよ、社会的な地位もありますよ」と伝えたい、など。

「仮面」は服飾のようなものです。他者がいるから、服飾は意味を持ちます。この世に一人しかいないのなら、服なんてせいぜい快適であればいいだけです。
一つしか「仮面」を持っていない人は生き辛いと思います。だから私も「仮面」をたくさん持っています。
この社会において、「仮面」は「自分」を守ってくれる便利な道具でもあります。知らない人とも「仮面」があるおかげで、ある程度、安心して会うことができます。

裸の王様の物語が投げかける「愛ある視点」

ハダカの王様はおバカなお話しですが、視点を変えれば“「仮面」をつけずに自信を持って生きることができる人”の姿かもしれません。
逆に、自信を持ってありのままを生きるとハダカの王様になってしまうのが、社会なのかもしれません。

ハダカの王様のお話しの大切なところは「他者を蔑んではいけませんよ」ということであって、「自信を持ってハダカで歩いている人はおバカだ」ということではないことは私も分かっていますが、“ハダカで歩く”という印象が強いので、肝心なメッセージを見落としがちです。

子どもが「王様はハダカだ」と言うのは、他者の気持ちを思いやらずに、太っている人に「太っている」と言ってしまう幼い表現だと私は思うので、あまり好きな部分ではありません。
本来、“思いやり”は忖度というよりも成熟した愛情表現のはずですから、「愛の拡大」です。
「仮面」は強迫的に飾り過ぎなければ、それを愛情表現とすることもできるのです。

ハダカの王様で私が最後にセリフを言うとしたら、「私には王様がハダカに見えますが、堂々とハダカで歩いている姿は自然界において普通の姿なのだと思いました。これは刺激的なアートですね!」でしょう。

“ありのまま”という時は、何がありのままなのかをよくよく注意したいものです。
「仮面」のカードが伝えたいことは、「仮面が悪い」ということではなく、「あなたの心は今どこに向いているのですか?」ということです。
あなたの“ありのまま”が「愛」であるなら、それを目の前の人に表現するのが“ありのままの表現”になるはずです。そのために「仮面」を使っても全く問題ないどころか、この社会においてはとても効果的なことです。

心は常に、「仮面選び」にではなく「愛」に向けていたいですし、相手の顔の「仮面」ばかりを気にするのではなく、その裏にある「愛」の素顔を見たいと祈りながら、会いたいものです。

 

深瀬啓介
ふかせけいすけ/ビジョナリー・アーティスト、企業研修講師、カラー心理セラピスト。1972年宮城県生まれ。人生を導く大いなる「ガイド」とのつながりを通じて、絵を描く画家として活動している。2019年、「ガイド」との交流から初の『ドリーミング・セラピー・カード』が完成。全国各地で講座やセッションを開催予定。著書に『カラーリーディング』(文芸社)がある。
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