元・神保町の吟遊詩人のマーソロミューです。現在は、江戸川区で吟遊してます。
新生活がスタートしている方も多いこの時期、大きく変わりやすいのが人間関係。そもそも、ほとんどの人の悩みが人間関係だったりします。
スタピチャンネルにティモシー・フリークさんが登場！
覚醒体験者が探る魂とこの世界のしくみ
ささいな意見の食い違いから、対立してしまうのが世の常。
それは、誰もが“自分の見方は正しい”と思い込んでいるから。
そもそも“絶対な善悪”などなく、見方の違いがあるだけだというのに・・・。
となると、私たちは何を拠りどころに生きればよいだろうか？
何の目的もなく、獣のように「生存のためのサバイバル」をすればよいのだろうか？
それとも、肉体と心で構成された“自分という本体らしきもの”に従えばよいのだろうか？
著者は、12歳の時に初めて「すべてはひとつである」という圧倒的な覚醒体験をする。
その後は、「人々や自分自身がなぜこの世界にいるのか、人生とは一体何なのか」という幼少からの疑問を哲学の中に探し、学位を取得。
著書は30冊を超え、BBCやヒストリーチャンネルでしばしば取り上げられるほど、高い評価を得てきた。
元々サイキックな気質も持ち合わせ、数々の神秘体験をしていることから、伝統的な精神世界や宗教の中にも真理を探究していく。
そして、単なる概念ではなく、人生を神秘と喜びにあふれたものにするための叡智として、“目覚めの哲学”を確立したのだ。
冒頭の問いに戻ろう。
私たちは何を指針として生きればよいのだろうか？ そもそも、なぜ、人は存在するのか？
そのことを、著者の集大成でもある本書から教えていただこうではないか。
まず前提として、“私たちの世界（いわゆる現実）とは何なのか”という、認識の根本から見直してみよう。
●客観的現実はいま、あなたが経験しているものとは異なる・・・それは人間としての脳が、現実はこうであると知覚しているものだ
●あなたの世界の体験は客観的世界ではない
●客観的現実は、有形の物体でできているのではない・・・情報でできている
●あなたが経験している世界は、客観的情報をあなたが主観的にそのように解釈しているということ
●客観的現実は、固有の三次元世界のようなみせかけに生じる情報である
（『魂の物語』より）
悟りの状態よりも自己実現のプロセスが進むのがあなた
皆さんも一度は、“宇宙はホログラム”という説を聞いたことがおありだろう。
ホログラムとは、レーザー光などの干渉縞で作り出した、3次元像のこと。
これと同じように、人は「現実（と呼ばれるもの）はこうであろう」という解釈を、そのまま外界に投影している。
つまり、「自分と意見が合わない人がいる。まったくやりにくいな！」と感じれば、その思いが外界に投影され、思いのガイドラインに沿って自分のストーリーが現実に展開していく。
本当は、そこにあるのは、2人の人間の異なる見方が存在しているだけなのに。
“宇宙はホログラム説”については多くの科学者たちも提唱しているが、筆者はさらに、長年のスピリチュアル探究と神秘体験から得た洞察でこう語る。
●あなたは生命を持っているのではない、あなたはあなたの生命である
●スピリットは自らを宇宙として実現している
●スピリットは客体として、すべての進化を続ける時流を通して宇宙を経験している
●目覚めの状態とは、ワンネスそしてすべてを受け入れている愛の経験である
●宇宙の目的とは完全に自己実現を遂げた宇宙へと成熟することで、それが超越スピリットではないだろうか？
（『魂の物語』より）
この宇宙がホログラムであろうがなかろうが、私たちが知覚するものすべてと、自分（と思っているもの）はひとつの生命なのだ。そしてその生命は、進化という体験を永遠に続けていくのである。
今回のレビューでは、ほんの一部をご紹介しただけだが、本書は10章で構成され、さらに様々なトピックに分かれている。
文字数もシンプルにシェイプアップされ、段落も非常に見やすいレイアウトとなっている。これは読みやすい配慮だと感心した。
身体・ボディ・スピリットが、この宇宙とどう関わっているのか？
どこへ向かい、進化していくか？
ということが、全体を通してのテーマであるので、スピリチュアルを包括的に探究したい方にはお勧めの一冊です。
（この記事を書いた人／マーソロミュー）
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4月17日（土）18:00〜19:30
ティム(ティモシー)・フリーク出版記念お話し会開催！
会場／Zoom
料金／4,500円（税込）
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『魂の物語』
進化と人生の目的
ティモシー・フリーク著／喜多理恵子訳／ナチュラルスピリット
本体2,400円＋税
