こんにちは。瞑想の研究やパートナーシップのコーチングで活動している村田樹紀です。
前回に引き続き、今回も「聖なるパートナーシップ」に関するお話をご紹介します。
ソウルメイトは深い愛を経験させてくれる相手
クリスマスもだんだんと近づいて来ました。寒さも深まるこの時期、皆さんはお元気でお過ごしでしょうか?
前回の記事でもご紹介しましたが、クリスマス直前の今月12月23日に、ソウルメイトや聖なる魂のつながりをテーマにしたイベントが開催されます。
このイベントには、僕も妻と2人でゲストスピーカーとして登壇させていただきます。誰もが心の深くに持っている、無条件の愛を思い出していくようような、クリスマスらしいひとときになればと思っています。
今回はこのイベントに登壇する、他のゲストスピーカーである、二子渉さんとパートナーの松本桂子さんのインタビューをお届けしましょう。
お2人とも、活動分野は〝愛とパートナーシップ〟。インタビューの中で松本さんも言っているように、全ての人の魂は、常に深い愛を求めています。でも、古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉のごとく、本当の愛が一体何であるのかは、普段はよく分からないものです。
愛のイデア(本当の愛そのもの)というものは、普段の意識(肉体的な意識)ではなく、もっと高い魂的なレベルで分かるものだからです。
ソウルメイトについて、世の中には色々な考えや定義があります。二子さんと松本さんの場合、「魂が一緒に体験したがっている、より深い愛の体験」を追及し、お互いの魂を目覚めさせ合うような、深い関係性を築いているのが素晴らしいところです。
パートナーとは何かを探究した2人の物語
現在、二子渉さんは、たった1日で参加者の9割が「私のままで愛される」を確信するセミナーの講師として、松本桂子さんは、「出会っただけで愛のともしびを点火する」パートナーシップナビゲーターとして、それぞれ活動されています。
※インタビューをしていただいたのは、魂の目覚めを支援するコーチ兼ヒプノセラピストとして活躍されている溜香世子(たまりかよこ)さんです。
セミナー講師・二子渉さんとパートナーシップナビゲーター・松本桂子さんのケース
──関係を始めてみて、いかがでしたか?
二子さん(以下、敬称略) 僕にとって重要だったことの一つは、数年にわたって、毎日短くても1時間、長くて3時間、2人で対話し続けたことです。当時の僕は、複数の女性を愛せるポリアモリーの傾向がある気がしていて、恋愛観、パートナーシップ感そのものについて、特にたくさん語りあいました。
松本さん(以下、敬称略) 一人を愛することと、複数を愛せることは違う。パートナーって何か? それを、彼との対話で探求し続けた感じです。
そのハードな対話をやり続けられたのは、「とにかくこの人を知りたい」「この人と一緒にいたい」という強力なエネルギーがあったからこそだと思います。
二子 そのコミュニケーションを続けるのを支えたものは、自分にとっての変遷がありました。
最初は、恋の磁力が支えていました。そのうちに、僕はあったかい家庭を本当はすごく望んでいたけれど、それを「この世では無理なものだ」と諦めていたことに気づいたんです。それがある時期から、「彼女となら作れるかもしれない」と思えたんですね。
この間、元奥さんと離婚も含めて険しい道のりだったのですが、「真の理解と愛でつながった家庭を、この人となら作れる」という希望が、この道を進む僕を支えてくれました。
──その道のりで、何を得られましたか?
松本 当時は精神的な成熟度が低く、山ほど彼との間で反応してしまうことがあって、その反応から関わると余計彼も反応する・・・というような反応のぶつかり合いが起きました。
でも、「自分が成長していかないとこの人と一緒にいられない」ということが分かり、とにかく自分に取り組み続けました。この愛のため、という目的があったからこそ、できたのだと思いますし、一人でいるよりも100倍速くらいのスピードで進んだ感じです。
二子 僕はそれまで、個人が自立して生きる、ということは充分やってきていました。でも彼女と関わり始めて、自分一人で生きることと、誰か特定の人と関係を深めていくことは、全然違うことだという認識が芽生えてきたんです。
特定の人と、こんなふうに自分のことを見つめて話し合っていったら、こんなに深く分かり合えたり、つながりあえるんだということを、人生の中で初めて体験したんです。
「こんなことが、この惑星で可能だったなんて!」という衝撃でした。
──深くつながれるようになって、どんな変化が起きてきましたか?
二子 人と深くつながることへの理解が深まると、世の中の人を見たときに、それがどれくらいできているか、いないかが、見えるようになってきました。
自立して生きられる人はすごく増えてきたけど、深く関わり合いながら生きることをしている人はそれほどいないことが、改めて分かってきたんです。だから、僕は「パートナーシップはこんなに面白い!」ってことをもっと伝えたいと思っています。
松本 私は、私たちの関係にある可能性を、この先もっと体験していきたいと思っています。これを深めていった先に、魂が体験したがっているより深い愛の体験がある、という確信があります。それを体験したいんです。
私はとにかくこの人生で、愛をより知りたいし、体験したい。それが最も可能なのが、真実に基づいた魂を分かち合うパートナーシップにおいてだと思っています。
全ての人の魂が体験したがっているのが愛であって、そのために生きているんだと思います。それなのに、皆、その代わりになることをやっています。本当は愛を生きたいのに、それをパートナーシップの関係性で実現できないから、その代理になることをして埋めているんです。
「純粋な愛のエネルギーはパワフルで、純度の高いスピリットじゃないと、それに耐えきれない」と学んだことがあるし、自分でもそうなのだと思います。
だから、自分の霊的なレベルを高めていかないと、愛をはねのけてしまいます。愛があまりにもパワフルだからこそ、人はそれを体験することをどこか恐れてしまい、そこから逃げようとするのではないでしょうか。
ソウルメイトという神聖な絆をテーマにした愛についての熱いトークは、まだまだ続きます。クリスマスの前夜、日比谷の会場で、ぜひ直接体験してみてください。
村田樹紀
むらたしげのり/コーチング・コンサルティング・人材育成を行う。オックスフォード大学の著名な哲学者の元で、西田哲学の研究で博士号を取得。西田哲学、宗教経験、変性意識も探究。その後はカナダにわたり、コーチやコンサルタントとして、カナダ人の妻と共に、人間関係や夫婦関係、マインドフルネス・瞑想などのセッションやワークショップ、人材育成などを行う。世田谷区生まれで鎌倉で育ち、西田幾多郎の鎌倉の稲村ケ崎の家からかなり近い極楽寺に住んでいたが、当時は西田の事は知らないで育ち、いつの間にか西田哲学の研究者となった。昨年末に、20年ぶりに妻と共にカナダから日本に移住。
http://www.murataspiritual.com/
http://www.muratacoaching.com/
Real Partnership〜真実の愛とパートナーシップ〜
あなたにとってパートナーシップとは? 愛とは? 愛をテーマにした映画『純愛』の上映と、パートナーシップに関するスペシャリストたちがトークを繰り広げ、真実の愛とパートナーシップの本質を探ります。聖なる絆を見つけにきませんか?
日時:2018年12月23日(日)13:30~16:30
場所:日比谷図書館コンベンションホール
第一部:映画『純愛』上映
第二部:真実の愛とパートナーシップを語る/二子渉、村田樹紀&ボイド ブレンダ
参加費:3,500円 純愛パスポート優待割引(左記より500円引き)
※詳しくはこちらをご覧ください。
https://peatix.com/event/442494