風水師・占術研究家のアーロン千生です。
今回は2022年を予測すべく、奇門遁甲、易、風水などの東洋占術で、読み解いていきたいと思います。
『ある吉』の2022年版が発売されました。
今年の運気を、この一冊で底上げできます!
『ある吉―たった5分歩くだけ! 奇門遁甲開運法―2022年版』
アーロン千生著/太玄社
2022年は勢いに乗り、躍進するチャンスの年
では、早速、生活に大きく影響する主要なテーマを観ていきましょう。
経済について
日本の経済は良くなる傾向にあります。内に不安は抱えているものの、活気を取り戻します。
後半になれば一時的ではありますが、さらに良くなる兆しがあります。
2022年に新しいビジネスを始めたり、新しいビジネスの準備として必要なことを学び始めるのもお勧めです。その場合、「三元九運の離(り)の時代」(2024〜2043年 ※以下で詳しく説明)に見据えたことを取り入れると良いでしょう。
キーワードとしては、「若い人」「新しい考え」「新しいコミュニケーションツール」などに注目してください。
国内政治も比較的落ち着いた様子となり、大きな問題はなさそう。
災害について
大きな地震はなさそうですが、台風の当たり年になりそうです。特に、9月は要注意。
暴風で建物が壊れるといった被害が多くなりそうなので、不安箇所があるなら今のうちに対策しておくと良いでしょう。
交通機関で大きな事故が起こりそうな兆しがあります。車、鉄道、飛行機(ロケットも含む)などの移動手段で、特に4月・5月、もしくは12月に注意してください。
健康について
流行している病は前半大流行の兆しがありますが、過剰反応しすぎる必要はなく、後半になると落ち着くようです。
五黄土星と壬寅年から観て、躍進するチャンスの年
今年は、五黄土星の年でもあります。停滞すると腐敗するけれど、大いなる覚悟を持って自ら進んで一歩抜け出せば、成功が待っています。
これまでの習慣や体制を維持しようとする保守的な考えの方には辛い年になり、未来に向けて舵を切った人にはとても良い年となりそうです。
2022年は壬寅年。壬は勢いのある大きな流れ、寅は新しい変化の芽生えの年です。2022年がより良い年となるよう、勢いに乗って飛び出していきましょう!
「三元九運」の時間軸で解説
2022年と今後の社会の特徴中国伝統風水には、「三元九運」という時間軸があります。
三元九運は180年周期で、干支暦の巡る60年を一つのサイクルとして「元」と表し、上元・中元・下元に分かれています。
60年ある一つの元の中で、20年を一つのサイクルとする「運」として表し、1~9までの九つの運があります。*切り替わりは全て「立春」(2月4日前後)。
現在は2022年ですので「下元八白土運」(以下、八運)、2024年には「下元九紫火運」(以下、九運)となります。
20年周期の「九運」のそれぞれの運期は「八卦」の象意を持ち、その時代を象徴しています。
記憶に新しい「下元の時期」に、日本で起こったことを振り返ってみましょう。1984〜2003年(七赤金運)
1984~2003年は、七赤金運(七運)です。この期間は、八卦では「兌(だ)」にあたり、その象意は以下が挙げられます。
西、少女(若い女性、年少の女性)お金・金、遊び、飲食、歌唱
《この象意と関連して起きたこと》
●阪神・淡路大震災では、関西に大きく注目が集まった。
●バブル経済で、遊行や飲食など、贅沢な遊びが大流行した。
●コインをペンダントトップにしたネックレスや、金のブレスなどの装飾品。
●外食産業が大きく躍進し、「グルメ」といった言葉が生まれたのも、この時代。
●女子大生ブーム、女子高生ブームで若い女性が注目され、ファミコンなどの家庭用テレビゲームが大流行。
●カラオケボックスが誕生したのも、この時代に突入してすぐ。2004〜2023年(八白土運)
八運は「艮(ごん)」にあたり、その象意の主なものとして、以下が挙げられます。
北東、少男(少年、若い男性、年少の男性)、貯蓄、ケチ、相続、停滞、変化
《この象意と関連して起きたこと》
●東日本大震災やテレビドラマなどでも、北東に大きく注目が集まる。
●〇〇男子や〇〇王子といった、若い男性を表現する言葉が多く生まれた。
●経済の停滞から、倹約ムードが強まった。
●相続税の40年ぶりの大改正では、それまで上がり続けていた基礎控除額が下げられた。2024〜2043年(九紫火運)
「艮」の時代は2023年で終わり、2024年からは九運の「離」の時代へと入ります。「離」の象意は主に、以下が挙げられます。
南、中女(中年の女性、中間層の女性)、華美、公明、発見、精神、神、離別《この象意から予測できること》
●南に注目が集まる。
●中年女性が時代を動かす。
●これまでの倹約ムードとは打って変わって華やかなもの・美しいもの・豪華なものが好まれる。
●これまで特定の人に与えられていた不公平な特権や、既得権益などが是正されて公正なものになる。
●これまでの概念を大きく打ち砕く、大発見がある。
●目に見えない精神性や神性に注目が集まる。
三元九運の説明をしたのは、「2022年~2023年は、次の離の時代を迎える準備期間」と捉えることが必要だからです。
実はこの時間軸は、木星と土星の会合を基にして考えられていて、2020年12月に木星と土星は会合しているため、影響を持ち始めていると思ってよいでしょう。
女性活躍推進法の施行で、採用された女性が経験を積み、成長し、「離」の時代には責任者の立場となります。
その女性たちが社会を創造していく時代へのシフトに対応するため、八運のラスト2年で準備をすることが大切になってくるのです。
2022年がどのような年になりそうか、何を見据えて過ごせばいいか、見えてきたでしょうか。
皆さまに素敵な運が開かれますように。
アーロン千生
あーろんちなり/風水師・占術研究家・ヒプノセラピスト。住空間・ワークスペースに興味を持ち、風水をはじめ東洋から西洋の各種占術を学び、風水師・占術研究家となる。現在、風水コンサルティングと平行し、本格的な中国伝統風水の講師として各種講座を全国で開催し、プロとして活動している風水師・占術家が数多く受講している。また、気功やヒプノセラピーを使った能力開発での開運にも実績がある。
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『ある吉―たった5分歩くだけ! 吉方位開運法―』
アーロン千生著/太玄社