ばら色人生プロデューサー・公認心理師のcocoです。
宇宙規模での新しい時代となる2020年が幕開けとなりました。それとほぼ時を同じくして、私たちの在り方を問う新型コロナウイルスの蔓延が起きています。
亡くなった方々、ご家族に心よりお悔やみを申し上げます。

とても悲しく不安をもたらす出来事ですが、経済活動を止めたことにより、自然環境が回復してきているそうです。
私たちの地球は危機に瀕していますが、経済活動を工夫することで、緑あふれる美しい環境をまだまだ存続させられることを証明しています。
私は思うのです。亡くなった方々が命を賭して、私たちに残してくれたメッセージだと。
新しい時代に必要なのは、協調と調和。それを軸にしながら、自分の「好き」を大切にして行動を起こしていきましょう。

先祖のカルマが関係していた根深い家族の問題

前回は、cocoの今世の大きな課題の原初となっていた「過去世の殺人事件」について書きました。
そのとき視たビジョンの最終シーンは、驚きでしかありませんでした。

それは、自分も含めた家族4人が各々の道に進んでいく様子でしたが、まさか自分以外の3人が、それぞれの道を進む後ろ姿を視せられるとは・・・。
そのシーンの中での私は、「後ろを振り返ったら、私の歩む姿を3人が見送ってくれているんだろうなぁ~」と思っていたのです。

このビジョンの後、家族模様は変化していきました。けれども、「もっと大きく現実が動いてくれたら」という気持ちがあったのです。
ほどなくして「先祖」「先祖の因縁」という言葉を1日に何度も耳にしたり、目にしたり、思考に浮かぶようになりました。

「算命学」という占いをご存じでしょうか?
誕生日から宿命をみていく占いです。cocoは算命学を7年間学び、師範の資格まで進んだのに、ほとんど覚えていないし、鑑定もできませんが、印象深い部分がありました。
通常の鑑定ではクライアントには明かさない「三業干支」というものです。

この「三業干支」の「業」とはカルマのことです。通常、カルマは自分自身が過去世で作ったものですが、この場合の「業」は本人ではなく先祖が作ったカルマを意味します。
自分では改良・改善できないことなので、鑑定でクライアントに伝えたりしないそうです。私にも、この先祖の「業」はありました。

問題を引き起こしていた先祖の「業」を癒すことに

私はそれまでSRT(スピリチュアル・リスポンス・セラピー)のテクニックで、問題の原初となる過去世のプログラムをいくつも消去してきました。
それとは別のセラピーである「シャーマンメソッド」で過去世に行き、無意識のプログラムを感謝に変え、新しいヴィジョンを視せてもらいました。
それでも、自分の中に“まだ完了されていない感覚”が残っていたのです。

「過去世以外に原因があるのか?」と思っていたところ、「先祖の因縁」について学ぶ機会がやってきました。
学んでいくうちに、家族に問題が頻回しているとき、その原因の多くは、父方と母方の先祖がぶつかり合っていたことが多いと言われたのです。
私が背負う「業」は、先祖が作った「業」でもありました。「これを解くときが来たのか!」と感じたわけです。

「業とは、どの先祖だろう?」と思い、得意のシャーマンメソッドで過去世を見に行くことにしたのです。
その際に、シャーマンメソッドとSRTの両方を駆使して、問題を解決することに。

ハイヤーセルフさんに、「父方?母方?どちらを見に行ったらいいですか?」と質問すると、「母親の父方(cocoの祖父側)の先祖に起きた出来事を、見に行くように」と示されました。
私としては、「男女関係やお金などの因縁深そうな父方に違いない」と思っていたので、驚きの指示でした

時空を超えて目撃した、先祖に起きた衝撃的な出来事

「我が家の問題を維持させている時代へと私をお連れください」と大いなる存在に伝え、すべてをゆだね、視えてきたビジョンは・・・。

******


深い緑の森なのか、山なのか、木だけが見える。
ちょっと薄暗くなってきて肌寒い。
そんな情景に包まれた自分が視ているこの場所はどこ?と思っていると、「このままでは陽も暮れてしまう、参ったな・・・」という思念が流れてきたのを感じた。

思念の出どころは、若いお武家さん。どうも、山の中で道に迷っている様子。
すると、茂みの奥からガサガサと音がして、俯瞰して見ている私でさえ、ビクッ! このお武家さんもビク!
お武家さんなのに、チョイ情けないぞと思っている私。

よく観察すると、この若いお武家さんは端正で優しいお顔をしている。
茂みから出てきたのはお百姓さんらしき人。
若いお武家さんがホッとすると同時に、私もホッとする。

お武家さんがお百姓さんに声をかける。
「そこの方、どうも私は道に迷ってしまったらしいのです。どこか分かりやすいところまで道案内をお願いしたいのですが」。
とても礼儀正しく、えらぶった様子は一切なく、自分より身分の下の者に敬語で話しかけ、この方の人の良さがにじみ出ている。

お百姓さんは緊張気味に顔を下に向け、上目遣いに「ここら辺は山が深いんで、たくさんの人が道に迷うんで・・・」とボソボソッと答え、不愛想ながらも道案内を快諾し、2人は連れ立って歩き始めた。

お百姓さんはボソボソとなまりの強い言葉で何かを話している。
お武家さんは迷子から解放されて安心し、陽気な表情で山道を歩いていく。

お百姓さんのなまり言葉はとても分かりづらいため、お武家さんは集中して耳を傾けている。

お武家さんは優しい人だった。
お百姓さんを大切にしなさいと両親に言われてきたのだろうか、そんな彼の生い立ちを私は感じている。
優しくても武家の身。本来なら、油断はしなかったはずだろう。
けれども彼は、道案内をしてくれているお百姓さんのなまり言葉に集中しすぎていた。
突然、後ろから忍び足でやってきた複数のお百姓と思われる男たちが、若いお武家さんの背中に鎌で切りかかった。

(場面が切り替わる)

私の驚きが覚めないまま、時が変わり、新しいビジョンが始まった。
場所は同じ。
深い深い山の中、今度は旅装束の女性が早足で歩いているのが視えてきた。
身分は高そうなのに、護衛の者がいない。
若く美しい女性と、彼女のお付きの年配の女性と2人で急ぎ足で歩いている。
彼女たちは恐怖を感じている。
「何者かが自分たちを狙っている。早くこの森を抜けないと、大きな道に出ないと」。
けれども、時すでに遅し。茂みの中から1人の男が現れた。手には鎌・・・。

(場面が切り替わる)

ここは、山深い小さな農村。
深い深い山の中にある、底なしの沼なのか、深い湖なのか?
農作物があまり育たなかったのか、それとも豊作を祈るためのものなのか?
村人たちは、沼(湖にも見える)の神に貢物を捧げる習わしがあった。迷い人の魂を。

この山村の百姓たちは、山奥で迷った旅人たちを殺めては「貢物」として、沼に捧げていた。何人も何人も。
どれほどの年月、それが続いていたのだろうか?ここで迷ったお侍さんやお姫様までも。

ここで私は気がつく。
私が視た、殺められた人たちはcocoの父方の先祖の誰か。
そして、この山村のお百姓さんたちは、母の父親方の先祖たち。
誰も悪くない。
だってこの山村では、そうするしか神の怒りを鎮める方法を知らなかった。それが習わしだった。神の怒りをおさめないと年貢が納められないし、自分たちも十分に食べられないし、大切な子どもたちを育てられなかった。
だから、たくさんの迷い人を沼に捧げ続けるしかなかった。

そんな歴史が、自分の中に流れ込んできた。
私は祈った。この沼に沈められた魂たちを、大いなる存在という、源へと戻してくれるようにと。

犠牲になった若いお武家さんの家族は、跡取りの息子がいなくなってしまったことで、一族が没落していった。一族は彼を殺めた者を恨み続けると決めた。
姫様の家族は、戻らない娘を探し続けたが見つからず、深い悲しみと辛さが、一族の血の中にとぎれることなく刻まれ続けた。
「この想いを決して忘れない。この血の中にこの悲しみと恨み、怒りの刻印を残そう」と。
犠牲になった者たちの家族は決めていた。「いつか、恨みを果たそう」と。

山村の村人たちが奪ったたくさんの命、奪われた命とその家族たち。無数の魂が、沼に沈んだままになっている。
山村の人々が買った恨みは限りない。
お互い知る由もない関係だったが、けれども魂レベルでは分かっていた。
「あいつらだ」と。血脈の中に流れる恨みのエネルギーが主張し始めた。

それを目撃していた私は、ただひたすら祈り続けた。
「光を・・・」と。
犠牲になった一族たちに光が送られるよう、彼らを大いなる存在の元に戻してくれるようにと。
すると、沼からいくつもの光の玉が飛び出し、空高くへとどんどん昇っていった。まるで流れ星のように、無数の光が・・・。
********

先祖の魂が癒されたサインと状況の好転

自分の中で視ているビジョンとはいえ、とても驚きました。
「沼から飛び出してきた魂の数、どんだけ~?」と(苦笑)。
またしても、壮大な映画を見せられたような気持ちでいっぱいでした。
まさか、母方の祖父のご先祖様たちが、こんなことをしていたとは。

事実かどうかは確かめようがない、遠い昔の出来事ですが、この過去世を知り、魂たちを大いなる存在の源に戻したことで、その後の家族模様が一つ、二つと変化していったのです。

ご先祖たちがしでかしたであろう出来事と、関わった人々のエネルギーをほぼ浄化し終えた頃のこと。
私は両親と祖父母の代理として、先祖たちにお礼を述べることにしました。私自身が自分の姓の先祖に不義理をしてきたことも含めた謝罪や、それでも守ってきてくれたことに対する感謝などを一通り伝えたのです。

そのうえで、自分の姓をネットで調べてみました。本名はとても珍しい漢字なので、これまでヒットするのは自分自身くらいでしたが、突然、私の姓と同じ地名の地図が出てきたのです。
よくよく調べていくと、その姓と同じ漢字の神社があることが判明し、驚きでした。
ネットが出現して以来、長年かけて自分の姓を調べてきて、大した情報が得られなかったというのに・・・。

「ご先祖様への謝罪と感謝が通じ、その神社を訪れる許可が下りたのだろう」と感じました。
すると不思議なことが起きました。私の手相に、ご先祖が守っていることを意味する線がクッキリと現れたのです。

ご先祖への思いが変わったことで、家族の問題も大きく改善しました。
過去世をクリアしても、契約を解除しても、なかなか前に進まない。そんな場合は、解いていく必要のある先祖の課題があると、私は感じています。

coco
ここ/早稲田大学大学院卒業。公認心理師・臨床心理士。SRT公認コンサルタント&ティーチャー。過去世から引き継いだカルマ(プログラム)をクリアにし、その人が現世で具現化しようと決めてきたステージに押し上げるメソッドSRTのコンサルタント&ティーチャー。日本全国、海外からも依頼を受けている。また、最後のシャーマンと呼ばれたリパン・アパッチ族のグランドファーザーが伝えたシャーマン・ヒーリング・グランドファーザーメソッドのワークショップを行う、日本では数少ないファシリテーターの一人。ホンマルラジオで「さよなら!行き詰まり人生。開運☆幸せ人生の極意教えます」のパーソナリティも務めている。
https://cocoacoco.jp

ホンマルラジオ
http://honmaru-radio.com/category/coco/

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