スターピープルの皆様、明けまして、開けまして、おめでとうございます!
平成最後の年末年始は、皆様お一人おひとり、きっと、いろいろと思うところがあったのではないでしょうか。
神様の新年は立春ですが、私たち人間にとって12月31日~1月1日は、気持ちを新たに切り替えることのできる大切な日ですね。私は年末年始に、不思議、かつ奇跡的に有り難い出来事を体験させていただきました。

帰国の飛行機の出発日を勘違いして大わらわ

去年のクリスマスは、ニューヨークの友人の家で次女と2人で過ごしていました。しかし、家族が日本にいるため、31日には帰国して、お正月の準備をして、家族と一緒に元旦の朝、お雑煮と御節(おせち)を食べようと予定を立てていました。

14時間時差があるニューヨークと日本ですから、ニューヨークを30日に出発しないと当然31日に日本には到着しません。それはじゅうじゅう承知していました。何度も航空会社からのお知らせを確認し、グーグルカレンダーにも現地時間と日本時間でしっかりスケジュールを入れていました。

なのに私は、本来ならすでに飛行機に乗っている時間に、メトロポリタンミュージアムでのんびり5時間も絵画鑑賞をしていたのです!

小梅、本当に大馬鹿まぬけです。

帰りの便が30日の00:20という紛らわしい時間帯のチケットのせいで(はは、チケットのせいね)、要は、29日の真夜中まで起きていて、00:00を過ぎたら30日ということがすっかり頭から抜けていて、ボ〜ッとしておりました。

そのことに気づき、まず最初にしたのは、オフィスに事情を説明し、今夜席が空いているかを確認すること。すると、「2席あいてるから、今すぐ空港に来なさい」と言われましたが、空港に到着したときに席が空いているかどうかの責任は持てないとのことでした。

それは怖いから、持っている乗り過ごしたチケットと新規のチケットの交換はあきらめて、正規の値段で購入するしかないとチケット売り場に電話。「最後の2席、片道約800ドルならあるよ」と言います。もちろん、それでもしょうがない・・・。でも、なんとなく電話を切ってしまったのです。

そして、「ダメもとでカウンターにやっぱり行こうかな」と思い、カウンターに再度電話したら、この10分ほどで2席は埋まってしまい、次の空きは16日とのこと。16日帰国なんて、ナチュラルスピリット社が主催してくださる、小梅のワークショップも個人鑑定もぶっちぎらないといけないではないか! そんなの無理~~と、また急に焦りだしました。

神様に委ねてアクションしたら奇跡のチケットゲット

しょうがないから、さっきの800ドルで購入しようと電話をしたら、事務所の営業は終わったというアナウンス音が流れています。
違う飛行機会社でもいいから・・・と検索したり電話しても、とにかく時期が悪い。何しろ1年で一番移動が多い時期。あるチケットは、ニューヨークから日本まで45時間で、1人3000ドルで、娘と2人分なら6000ドル!(笑)
ありえな~~~い。でも、最後はこれしかないのか?

なんだか、この現実に笑えてきて、小梅、ここで降参。
まだ焦って奮闘してくれている友人の背中を撫でながら、こう言いました。
「もう大丈夫だよ。ありがとう。今日はもういいよ。明日の朝、またオフィスに電話するから。1日過ぎれば状況が変わっているかもしれないもん。日本国内ならなんとかなるけど、ここはニューヨーク。どうにもならないものはならないよ。
それに、今日メトロポリタンミュージアムに行けたし」。
そして、「神様、すべて受け入れます! なんでもOK! ありがとう!」と心の中で空に向かって話しかけていました。

その時、意思とは関係なく、顔を横に向けました(向かされました)。
視線の先には時計があるのですが、時間を見たときに、航空会社の日本オフィスが始まった時間だと気づきました。

最後の悪あがきと思い、電話をしたら、なんと「今夜の便が2席空いています」と言います。そこで、数十分前には埋まっていた旨を伝えたら、「では、この間にまた空きがでたのでしょう」とのことでした。
料金を確認したら、実際にニューヨークのカウンターに行かないとわからないから、まずは今から帰国の準備をしてカウンターに行くように勧められました。
この流れは、最初と同じでしたが、なんとなく今回は大丈夫なような気がして、素直にタクシーでJFK空港に向かいました。差額が10万円でも20万円でもしょうがない。だって12月31日だもの

カウンターに行ったら、2枚チケットが残っていました。そして差額はなんと45ドル
「え~~、最初の800ドルってなんだったの?」という話しですが、とにかく無事にチケットゲット!

短時間のドタバタ劇は人間の一生と似ていた

たったこの数時間で、どうにもならない、逃げられない状況を直視するしかない現実に、表面的な私と肉体はバタバタ悪あがきしながらも、内なる私はどこかで最初から全てを受け入れていました。
じょじょに冷静さを取り戻し、受け入れ、向き合い、対処する。それしかないんだなぁという理解とともに、「内なる私」と「表面的な私」「肉体」が統合されていきました。それにより、小さな奇跡ですが「最後の2席」と「45ドル」という格安で日本に帰ることができたのだと思います。

このたった数時間の1つの出来事だけでも、人間の一生と似ているなぁと思いました。

最初は思い通りにいかない、想像と違った我が人生に抵抗したり、何かのせいにして生きている。
表面的には幸せなふり、OKなふりもできるけれど、内面はいつも不足感や焦りやイライラがある。
でも、同じことを何回も何回も繰り返すと、ある時、現実を受け入れ、自分がその問題の種なのだと気づく。
そして、少しづつ自分というものを知っていくと、なんとなく感謝ができるようになる。
そうすると、不思議と物事がスムーズに流れ出し、全ては自分次第、思考の在り方、心の在り方、自分の発するエネルギー、自分の創造しているエネルギーが現実を作り出していくのだと知るようになる。
気がつくと、肉体・心・魂が統合して、一体化している。
そして、ようやく今回の生を生きている「私」になる。
本当は、「私」を今生きていることが最初から奇跡であり、喜びなのだと知ると、スムーズに事が行こうが行かまいが、ハッピーだろうがアンハッピーだろうが、なんでも面白いし、有り難いことだと思えるようになる。

なんだか、よくわからないご挨拶になりましたが、皆様への感謝と皆様の幸福をお祈りします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

田中小梅
たなかこうめ/幼少期より神様は一人ひとりの心の奥にいるのだと確信し、内なる神様と日々質疑応答を繰り返す。10歳で子ども霊能者としてデビューし、鑑定歴は40年以上。相談者は約5万人。一切広告をしていないが、日本のみならず海外からも鑑定依頼が絶えない。顧客は、政治家、一部上場企業の会長、社長、芸能人から、主婦、子どもまでと幅広い。自然療法のサロン経営、アロマセラピー、エネルギーワークの講師として全国を行脚した経験を経て、現在はこれまでの知識と体験をもとに執筆活動に専念。趣味は、チェロと外国人に日本語を教えること。世界中を旅しながら、その時気に入った場所で家族と神様と仲良く暮らしている。現在は沖縄県在住。著書『神様とメル友になれる本』(東邦出版)。

 

田中小梅 Ray視鑑定
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