きたる2月16日(土)に、東京都内で映画『Ainu ひと』の公開を記念し、音と舞いとのコラボイベントが開催されます。
当日は、第一部と第二部に分かれ、第一部では『Ainu ひと』を上映。伝統文化を守りつつ、現代に生きるアイヌの4人の活動がじわじわと胸にしみるドキュメンタリー作品です。
その後の第二部では、次世代ヒーリングミュージックの先駆者である松尾泰伸さんによる「ピアノコンサート」と、やまとふみこさんによる神聖なる「奉納舞」の共演が。和の文化を存分に堪能できるスペシャルなひとときに、ぜひ、ご参加ください。

「縄文」と「弥生」の融和/映画『Ainu ひと』のあらまし

日本の先住民族・アイヌ。 かつて、アイヌモシリ(アイヌの大地)と呼ばれた北海道の日高地方・平取町 には、今も多くのアイヌ民族が暮らしている。
アイヌ文化研究において多大な貢献を果たした、故・萱野茂氏の出身地でもある。
1869年、明治新政府がアイヌ民族を「平民」として戸籍を作成し、同化政策や開拓を進めた結果、アイヌ文化は急速に衰退していった。
一世紀半経過した今、生活スタイルを変容させながらも、アイヌ文化を伝承する努力を続けてきたこの街には、現代のアイヌが快活に生きる。

ドキュメンタリーの主人公は、個性多様な4人の「Ainu = ひと」たち。
差別と貧乏を経験した人、伝統的な縫物を作る人、祖母のカムイユカラ(口承文芸)を聞き覚えている人、イオマンテ(熊送り)などの儀礼儀式を小さい頃に見聞きした人、文化伝承のために、地域のリーダー的存在として、積極的に活動する人。
昭和から平成のアイヌの変容を示す生き証人でもある、「ひと」の姿を描いたドキュメンタリー作品。

映画『Ainu ひと』
2018年/日本/HD/81分
製作・監督・撮影・編集:溝口尚美  アイヌ語監修・翻訳:関根健司  アイヌ文化監修:山岸俊紀
アイヌ音楽:平取アイヌ文化保存会  ムックリ(口琴):関根 真紀(工芸家)
オリジナル音楽:【02MA RECORDS】YASUNOBU MATSUO
製作・配給:GARA FILMS  協働企画・制作:平取町立二風谷アイヌ文化博物館

当日のスケジュール

14:00開演  第一部
       ・映画『Ainu ~ひと~』上映


松尾泰伸ピアノコンサート with やまとふみこ「やまと舞」


(休憩)
16:45   第二部
       ・溝口監督をかこんでアイヌ文化などについてのトークショー

映画『Ainu ひと』特別上映会
& 松尾泰伸ヒーリングピアノコンサートwith やまとふみこ「やまと舞」

【日時】2月16日(土)14:00〜17:45(開場13:30)
【会場】仙川フィックスホール 調布市仙川町1丁目25-2 仙川アヴェニュー北プラザ 2F

【参加費】前売り ナチュラルスピリット特別価格(※)4500円
     (※通常価格:前売り 5000円 当日 6000円)
     当日 6000円
     学割 3500円〈当日 4000円〉
     中学生以下 2500円〈当日 3000円〉

▼ナチュラルスピリット特別価格/お申込サイトはこちら
https://www.kokuchpro.com/event/1e2a318abe9f0e859a3627aa2cc16f27/

 

当日のゲスト紹介

映画『Ainu ひと』でアイヌ民族の今を追う
映画監督/溝口尚美(みぞぐちなおみ)

関西の映像制作会社に3年勤めた後、1995年よりフリーランスで、テレビドキュメンタリー・PR ビデオ・短編文化映画など、様々な分野の映像制作に携わる。2004年、市民メディアを学ぶ目的でニューヨークに移住。2008年、非営利団体・シネミンガを共同設立し、コロンビア・エクアドル・ネパールの先住民族に映像制作に必要な機材とスキルを提供し、協働制作する活動を行う。
2014 年に辞任後、GARA FILMS(画楽フィルムズ)を設立。日米の商業メディア(鳥の目)と 市民メディア(虫の目)を自由に行き来しながら、制作活動を継続中。
これまでにディレクターとして制作した作品は100本以上。編集は300本以上。

「松尾泰伸さんは、私が若かりし頃、音響と音楽の専門学校に通っていた時に『映画音楽』の授業を受けた時の先生で、私が映像に興味を持つきっかけを作ってくださった方です」(みぞぐちなおみさん)。

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次世代ヒーリング ミュージックの先駆者
ヒーリングピアニスト/松尾泰伸(まつおやすのぶ)

大学を卒業後から舞踏グループ「白虎社」の音楽担当として、活躍インドネシアでガムランミュージックとの共演をはじめ、アジア・中近東・ヨーロッパで演奏をおこなう。
JALステージスペシャル京都「清水寺音舞台」楽曲提供をはじめとして、各地で奉納演奏をする。生まれ故郷の和歌山/熊野・高野の魅力を世界に広めるべく、世界遺産の熊野古道での王子跡や神社・滝前での奉納演奏「熊野古道/音詣(おともうで)」を重ね、熊野の計り知れない膨大なエネルギーを音に換え、日本全国・全世界のバランスの調整に取り組む。

フィギュアスケーター羽生結弦選手の2015年ー2016年エキシビジョン曲に『天と地のレクイエム』が選ばれ、世界へ発信された演奏は加速し、多くの人の心を癒している。
「大自然のバランスがいよいよ崩れ始めた今、アイヌの長老たちの言葉が重く身に沁みる、
日本人・そして世界中の皆様にも、ぜひ観ていただきたい映画です!」(松尾康伸さん)。

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国内外で日本の文化、やまと心の伝承を努める
かなさき流やまと舞・舞主/やまとふみこ

九歳より歌舞伎舞踊・古典舞踊の本流である、尾上流初代・尾上菊之丞師の下で研鑽を積み、師亡き後、独立。 以来、東京国立大劇場・大阪歌舞伎座・和歌山文化会館大ホールでのリサイタルに加え、海外公演も多数開催。故郷・和歌山にゆかりのある “京鹿子娘道成寺” に度々取り組み、人間国宝・中村雀右衛門丈に指導を仰ぐ。その後、全国一ノ宮百八ヶ所で舞行脚をし、四年間で踏破、舞の原点を探る。
現在も全国の神社で舞奉納を継続。国内外で日本の文化、やまと心の伝承を努める。指先ひとつでその空間の「気」が変化し、異次元の世界に誘う、魂の舞の世界。
「古稀を機に浄化と新しい時代の岩戸開きとして『浄化の舞行脚』を、地元和歌山から舞奉納を続けております」(やまとふみこさん)。

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