TYA-TYAによる「宇宙時代への目覚め」〈5〉魂からのお知らせと我慢しすぎない自分作り

B!

  イラストテーマ「イエスと父」

こんにちは、エネルギーワーカーのTYA-TYA(チャチャ)です。
今回は、「静けさ」についてお伝えしましょう。
※この文章は、高次の存在・Siphoaさんのエネルギーと繋がって書いています。

若き日の死への想いと昇天していく魂との会話

私は自身の体調不良をきっかけに、薬のように働く波動の世界を知りました。宇宙語を話すようになってからは、ホログラムで情報を受け取ったりしました。

私には、自分自身に対してくつろぎたいと願っていた時期がありました。10代、20代、30代に入っても、思考は常に忙しく、心に平安はなかったように思います。

人からは「悩みがなさそう」と見られていましたが、心象とでもいうのでしょうか。
心に“自分が死んでいるところ”が思い浮かんで、ただそれを見つめているような時間が、学生時代にはありました。死は赤の効いた一服の絵であり、苦しみでもなければ、死後の世界への興味もなかったのです。

そんな私が昇天していく魂を見たのは、流産の2年後のことでした。
夢の中でおどろおどろしいお化けに追いかけ回されて、逃げていた私は、ふと感じるものがあって足を止めました。
「あなた・・・もしかして、あの時の赤ちゃん?」、私はお化けに尋ねました。

するとお化けから黒いものが流れ落ち、お化けは魂のままの姿になりました。そして、「そうよ」と、答えました。
「あなたが心と身体に無理をさせすぎていたからよ。私を生む準備ができていなかった」

私は素直に謝りました。だって、その通りだったのですから。
「ごめんなさい。こんな私だけど、よかったら来世で私のところに生まれてきてね」。

かつて私のお腹にいた魂は、声にうれしそうな色を滲ませて、「いいわよ」と短く言いました。そして、天に開いた白銀の光の中を昇って行ったのです。

私は目覚め、布団の上に座り込んで天を仰ぎ、部屋に残る白銀の光を感じていました。光が消える頃には、肩と心が軽くなっているのを感じました。

死を想っていた学生の頃から、ワタシという魂は喘いでいたのかもしれません。
死への憧れが、自分らしく生きたいという気持ちの裏返しであることに気づいたのは、Dr.マイケル・マクブライドによって行われたエネルギーワーク「ソマティック・エナジェティクス」のリトリートの終わりでした。
「私は死にたかったのではなくて、自分らしく生きたかったんだ!」と、唐突に理解したのです。

深刻な状況は魂からのお知らせ

魂は、自らの本当の思いに気がついて欲しくて、「お知らせ」をくれます。
お知らせに気づかなかったり無視していると、お知らせはどんどんエスカレートしていきます。

30歳を過ぎた当時の私は、強烈な頭痛と顔面マヒを経験していました。鏡に向かって笑いかけると、唇の右の端が上がらないのです。
自分のことが嫌いでした。
右足が曲げられなくなって、引きずって歩いていた時期もありました。

自分を大事にできない代わりに、仕事や子どものことは人一倍大事にしていました。一生懸命でした。

お知らせが深刻な段階に至ると、心を壊すか体を壊すか、はたまた健全な人間関係が壊れていきます。

私は36歳まで反抗期がないような子どもでした。
もちろん、親の意のままだったわけではありません。それほど理不尽なことを言われたこともなかったように思います。
親の意に背くことをする時は、自分が悪いのだという気持ち、罪悪感が残りました。両親は自分たちの親を大切にしていましたし、私は「親子とは、生きるとは、そういうものなのだ」と思っていました。

しかし、心の中は嵐のように叫んでいたのでしょう。

私は、心の平安を得た時のことをよく覚えています。それは当然のように押さえ込んできた感情を、感じ尽した後に訪れました
私は、ぷるんとまあるい心を感じました。自分の心の中にいて、とても平安でした。静けさとともにありました。
私の魂が、私自身のこの体とこの心に“いて”、とてもくつろいでいたのです。

くつろぐことができて初めて、その前はくつろいでいなかったことがわかりました。
魂は、心と体を感じながら「今ここ」にいて、しかも、くつろいでいることができたのです。
こんなふうに書くと、おかしく感じるかもしれませんね。

私たちは、意識の大部分を自分の外に逃がすことで、その場所に居続けることがあります。
「興味のない授業をうわの空で聞いている」「死んだ魚のような眼で満員電車に揺られている」などのことは、そのような状況をよく表しています。

心の平安のために古くからの我慢をなくしていく

私たちは、“今この瞬間”に100%意識的に存在している状態を「今ここ」と呼び、そうあろうとしても、なかなか実現できずにいます。

なぜそれが難しいのかと言えば、今この瞬間、この体と心が、魂にとって居心地の良い場所ではないからです。
所属しているコミュニティや職場や家庭という環境以前に、自分の内側が、魂の安らげる場所になっていないのです。

小さな頃から自分を抑え込んで生きていると、我慢が当たり前になっています。
我慢していることすら知らず、誰が悪いわけでもありません。心の奥底には、あきらめが横たわっています。
脳は、そのあきらめをごまかすための理論武装をしており、体は細胞の隅々まで、抑圧と抑圧されたもののバイブレーションを覚えているのです。

あまりにも体を感じたくなくなってくると、私たちは神経系を鈍らせ、弱っていきます
神経系が鈍るので、各臓器も免疫系も弱っていき、家庭、学校、社会でのふるまいや行ったことの成果も悪くなっていき、自分をますます嫌いになるのです。

しかし、それはひとつのプロセスです。世の中には、それがプロセスであることを知らずに、自分を嫌いなまま死んでいく人もいます。
「自分が嫌いだ」ということが極まって、生きている間に「自分を愛する」ことへと移行していく人もいます。
自分自身を愛する許可を与えることができずに、パートナーや子どもを通して、もしくは年老いていく親に接することを通して、「自分を愛すること」や「真に相手を愛すること」を学んでいく人もいるでしょう。
ですので、全て無駄はないわけです。

人生とは自分と他者を理解する旅

私たちは、「癒し」の先に進むことができます。
私たちは、たくさんの新しい挑戦をすることができる時を迎えています。新しい文明を創造していく、人間の可能性を開くことができます。
私たちはたくさんのことを学んできました。その先を見ることのできる場所に、今いるのです。

誰か突出した人だけに、それを任せることはありません。
多くの人が日々の中で、上の世代から受け継いできたものを浄化してきました。少しずつ、土壌を耕してきました。
種は、これまでには見られなかったような花を咲かせます。地球と私たちは、それを喜び合うのです。

一説では、1人が癒されるなら、家族や友人に影響があるのはもちろんのこと、直系で上3代・下3代に影響すると言われています。

「静けさの場所」に向かう旅は、自分をよく知り、人というものをよく知る旅でもあります。
やがて世界は、「静けさの場所」を知る人ばかりになるでしょう。

そんな未来から私たちを振り返ったら、とても不思議に映ると思います。感情や愛憎といった、より強烈なものに耐えた私たちの物語を、まるで英雄の冒険を読むようにドキドキしながら読むのかもしれません。

経験し、感じていきましょう。
この時代にしか感じられない日々を。

イラストテーマ「マンダラ」

 

TYA-TYA
作家、ライフコーチ、エネルギーワーカー。自身の体調不良を機に気功による癒しに出会い、2006年より学び始める。2011年東日本大震災をきっかけに、エナジー・ワーカーとしての自分を分かち合うべく、人々の)心身の調和をサポートすることを決意。その後、四国・剣山で神秘体験をし、「祈りの旅」を経て本格的な波動の世界の探求に入る。慈愛の波動で、各人の神経系とエネルギーフィールドを美しく蘇えらせ、思考を超える叡智が人生に働き出す「解放・浄化・再接続・再誕生」を促すエネルギーワークを提供している。
https://www.sifoacosmicchannel.com/

 

イラスト/キタモリケント
赤鉛筆画家。会社経営の傍ら、赤鉛筆画を通して人々の陽転を後押しすることを喜びとしている。2019年7月の終わり、赤鉛筆でイザナギを描いたところ、普通の鉛筆では描けなかった絵が描けることに気づく。目の前に見ている対象物の過去や未来、静物であればそれが生きている姿など、パラレルワールドに在るそのものを描くように心がけている。

 

『シフォア・コズミック・チャンネル』
TYA-TYA著/ナチュラルスピリット

 

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