こんにちは、霊的成長のための気づきをサポートする、スピリチュアルガイドの松田麻寿です。
今月も、スピリチュアルなお役立ち情報をお届けしましょう。
住まいの状態から見える2つの不調タイプ
毎日暑いですが、いかがお過ごしですか?
すごく快適に暮らしています! と言う方もいらっしゃると思いますが、「不調を感じているものの、どうして良いかわからない」という方もいるかと思います。
8月は、「繋がり」を整理整頓するといい月。
ここでいう繋がりとは、自分から派生しているあらゆることを指し、家族、友だち、物、時間なども繋がりに含まれます。
特に、「家」との繋がりは重要です。「住まい」の氣の流れは心身の健康に大きく影響を及ぼすため、不調な方は、自分が家とどんなふうに繋がっているか、今月は意識してみましょう。
「頭ではわかっていても、どうにも行動できない」と、ご相談される方が続いています。こういった方々は2タイプに分けられます。
一つは、「家の中が片付けられない」「物が大量にある」というタイプ。
もう一つは、「断捨離は得意。なんでも捨ててしまえるくらい片付けたり掃除できるし、スッキリした家なのに、何かやる気を出して動くことができない」というタイプ。
思い当たる方がいらっしゃるのでは?
これらの原因と、それぞれのタイプへのアドバイスを、「氣」の視点からお伝えします。
1「家の中が片付けられない」と呆然としてしまうタイプ
片付けられない方からのお話しで多いのは、実家の家族が全く物が捨てられないというケースです。
人が、ある不快な環境に身を置き続けていたとします。
始めはそれが不愉快だと感じていても、その環境に慣れていくと、その場の波動に自身が合うようになります。
その人は、自分が不快感を感じ続けていることを、「自然」と受け止めていくのです。
散らかっているより片付いている方がすっきりする、と頭の中ではわかっているのですが、ハート(心)は違うことを感じています。
快と不快の認識に、自分の感情が影響を与え、不愉快なのに「その環境が自然」という受け入れ方をしているのです。
そのような人は、環境に対する不愉快さと苛立ちを常に持ち続け、「そこにい続けるのは理不尽だ」など、怒りの正当性のような感情を持ち続けています。しかし、爆発的な怒りではなく、静かな怒りです。
そんなふうに私には感じられます。
「好きでこんな部屋にいるわけじゃない」
「実家も片付いていないし、教えてもらったこともないから、片付け方がわからない」
「どれも大事で、どうしていいかわからない」
と怒りながらも、自分の感覚を麻痺させて、今の自分の不快さを耐え抜こうとしているのです。そして、快適さや心地良さは「家の中にはない」と信念のように強く心に持ち続けています。
このような人の氣の特徴としては、「過去」にエネルギーを向け続けています。
過去の環境が自分の望む環境ではなかったことに対し、「本当は嫌だった」をずっと言えずにいたり、「言ってもどうしようもない」と思っているという落胆もあり、自分への失望感を持っているように感じられます。
2 断捨離は得意なのに、片付いた部屋の中でやる気が出ないタイプ
なんでも捨てられる、断捨離は得意。掃除をするとスッキリする、でも、部屋の中で疲れ果てているという方がいます。
実家の部屋の中も片付けられていて、自分もスッキリしているほうが好きで、掃除をしないと落ち着かない。なのに、「疲れが抜けない」「やる気が起こらない」「やる気を失うような人が一緒に暮らしている」というケースです。
このタイプは、未来に対していつも不安で、安心への判断基準がとても厳しいものを持っています。氣の状態でいうと、厳しい氣と言えます。
自分にもとても厳しく行動力もあるのですが、なぜか「未来の自分は、努力しなくても行動しなくてもいい自分になりたい」という思考が強いように感じました。
そのため、「思考」と「判断」のほうへエネルギーを使い、「失敗しない」「トラブルを未然に完璧に防ぎたい」ということにエネルギーを使い果たしていたのです。
このような人は、まだ起きていない未来に対し、絶対にトラブルや不安が起こるだろうと予測し、そのための準備をすることに全力を注いで疲れてしまうタイプです。
つまり、「未来」に対し、氣を使い続けているのです。
行き詰まったら自分の「厄」を流すのもひとつの手
どちらのタイプも、「今」に生きていないことが共通しているため、それが問題なのではないかと私は考えました。
「さて、どうすると良いだろうか?」と考えたとき、実家の片付けの問題も、未来への不安も、今日明日にどうにかなるものではありません。
何より、自分のなじんだ氣を、早々手放すことも難しいものです。
どちらも自分の魂の成長・発展のために必要な体験。近道はありません。
家の中が片付けられないタイプだなと思うなら「神社で厄祓い」を、片付け過ぎてしまうなら「お寺で厄除け」をするといいでしょう。
厄祓いは、悪いものを追い払うという意味合いがあり、厄落としは、悪いものが寄ってこない、という意味を持ちます。
行き詰まっているなら、“今の波動のパターンをいったん止めて、切り変えるように”ということかもしれません。
ちょっと立ち止まって、神仏に心を預けてみましょう。
夏空のように、あなたの氣が清々しくなることでしょう。
松田麻寿
まつだまこと/spiritual growth guide。相談者の運命好転に強力にコミットするスピリチュアルヒーラー。オーラや感情、霊体など、目に見えないものを知覚する能力を持つ。直観と論理体系を統合して行うセッションは、相談者から絶大な信頼が寄せられ、4世代にわたって依頼されるなど、リピーターのファン多数。開運講座の講師としても10年以上活動している。
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