風水師・占術研究家のアーロン千生です。
今回は「陽宅風水」の中でも重要な、寝る位置についてお伝えします。
運を左右する場所のうち、寝室は改善させやすい
風水には、「陽宅風水」と「陰宅風水」があります。
陽宅風水とは陽の宅、つまり、生きている人の住宅のことを指し、陰宅風水とは死んでいる人の住宅、つまり、お墓を指しています。
陰宅風水というお墓の風水を今の日本で使うには、厳しい条件がたくさんあるため、生きている私たちは通常、陽宅風水を使います。
陽宅風水では「陽宅三要」といって、運を左右する3つの重要なポイントとなる場所があります。
それは、大門(玄関)・主房(寝室)・炉(キッチン)。
玄関とキッチンは最初から造りが決まっているため、すぐに変更を加えることができませんが、寝室は変化させることができます。
本来は、住宅の方角からどの位置にといった見方をしますが、それを見て診断するには、しっかりとした風水知識と風水技術が必要です。
なので、ここではすぐにわかるよう、開運のための寝室づくりをテーマに、今回は「ドアとベッドの位置編」をお伝えします。
目安になるのはドアに対するベッドの位置
寝るということは、動いていない「静」の状態です。
寝相が悪い方は、眠っているときの自分の状態を動いていると思うかもしれませんが、起きている「動」状態と、寝ている状態を比較すると、動いていない「静」の状態であると考えます。
「静」の状態の場所で望ましいのは、「静」であること。したがって、寝ている場所に動くものを置くことはできるだけ避けてください。
注目すべきは「ドアとベッドの位置」。
ドアとベッドにどんな関係があるかというと、ドアは人が出入りするところで、気が通るところです。
気が通っているということは、「動」の状態になります。
そして、気は「まっすぐ走る」という特性があります。寝る「静」の場所に「動」の気が走ると、「静」の状態が崩れてしまいます。すると、寝ている状態で常にストレスを受けていることになります。
そのような状態で寝続けると「寝付きにくい」「寝起きが悪い」「眠りが浅い」「疲れが取れない」といった睡眠の質が悪い状態になってしまいます。
ですので、ドアから直線方向の場所にベッドが入り込まないようにすることが望ましいのです。
この図のように、ベッドが配置されていれば大丈夫です。
もし、気の通り道にベッドが入り込む場合、気の通り道を避けてベッドを配置してください。
部屋の形とドアの位置の状態で、どうしても気の通り道にベッドが入り込む場合、下の図のように、気の通り道に頭が入らないようにベッドを配置するとよいでしょう。
そして、そのままでは寝ている身体の上に気が走り、体調を壊しやすいので、つい立てなどで気の通り道を遮断することが望ましいです。
まずはできることからやってみてください。
1ヵ月は様子を見て不調を感じなければOK
良い位置で良い睡眠をとることは、運を良くすることにつながります。
現在、睡眠の質が良くないと感じている方は、ぜひ実践してみてください。
その前に、風水を使って住空間を改善していくうえでの要注意点をお伝えします。
いくら風水で良いと言われて家具を移動しても、体調が悪くなったり、トラブルが起きるといったことがあります。
風水理論は数多くあり、どれが効くのか家によって人によって違いがあるため、良いとされる配置でも、別の風水理論でNGといった場合があります。
場所を移動して1ヵ月以内に体調が悪くなったり、トラブルが発生した場合は、速やかに元の位置に戻してくださいね。
皆さまに素敵な運が開かれますように!
それではまた来週!
アーロン千生
あーろんちなり/風水師・占術研究家・ヒプノセラピスト。住空間・ワークスペースに興味を持ち、風水をはじめ東洋から西洋の各種占術を学び、風水師・占術研究家となる。現在、風水コンサルティングと平行し、本格的な中国伝統風水の講師として各種講座を全国で開催し、プロとして活動している風水師・占術家が数多く受講している。また、気功やヒプノセラピーを使った能力開発での開運にも実績がある。
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