余命宣告を受けても希望が見えてくる『究極のがん治療 』(書評)

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がんの治療といえば通常、手術・放射線・抗がん剤が標準治療法となります。
しかし誰もが知るように、これは確立された治療法ではなく、今はこれしか手立てがないという治療法です。
この西洋医学の治療法に限界を感じているのは患者・家族だけでなく、医師もそうです。がん治療に邁進してきた医師が、手術・放射線・抗がん剤で解決しきれないがんの進行・再発に対し、代替治療にその活路を見出そうとするのも至極当然です。

結果を出し続けている陶板浴療法藤田式波動療法

本書『究極のがん治療』は、外科医・藤田博茂先生が現場でがん患者と向き合いながら、がんと闘わずに治療する方法を研究し開発した、波動による治療の本です。
内容はなるほど説得力があります。ただ、波動を扱うので目に見えるわけでも、熱いや痛いと感じるわけでもありません(多少感じる人はいるそうですが)。
ですから患者さんが信じて続けられるかどうかという点が、一番の難点と言えるかもしれません。
しかし「余命数ヵ月」宣告を受けた多くの方々が生き延び、その後の人生を楽しんでいるという事実は、何物にも変えられない実績でしょう。

簡単に要約しますと、ハーモナイズ療法(波動を与える)に陶板浴療法、そしてホメオパシーで使われるレメディと転写水の摂取です。
もちろん、治療の前にはがんの種類や部位の測定などがありますが、治療という部分にフォーカスして少しご紹介していきます。

陶板浴療法
陶板浴とは、38〜45度に温められたタイルが敷かれているベッドで身体の芯を温めることです。このタイルには善玉酵素溶液が練り込まれ、1秒間に1兆回も振動するテラヘルツ波が発生するようになっています。
よく暖房機器に使われている遠赤外線は、皮膚から入り皮下脂肪の辺りまでしか振動が届かないので、内臓はまだ冷えたままの状態です。
一方、テラヘルツ波は波長が長く、体の深部まで浸透し、血管だけでなく内臓にも波が届き、体内の細胞がくまなく温まります。

また、テラヘルツ波は、水分を最小化するナノ化現象を起こすことでも有名です。
人間の体の60%は水分でできており、それらがすべて細かく分解されます。血液やリンパ液はさらさらになり、血管にたまったプラーク(汚れ)などを壊す力にもなります。そのため、波動の吸収と共鳴もしやすく、波動療法の効果をアップさせます。

治療の核心、藤田式波動療法
各臓器には健康な固有の波動の周波数があり、その測定値でがんの有無、進行度合がわかります。それをもとにバイオレゾナンス実践機を使って、波動を体に共鳴させます。
患者さんは椅子に座って受け止めるだけです。波動で体内の細胞に、正しい振動をさせることによって、血液、リンパ液、神経の電気信号などの流れをスムーズにさせます。
そしてがん細胞に対しては、かたまりとなっている腫瘍の細胞壁を壊し、がん化した細胞が増殖をやめるような波動を与えます。
波動の効果を上げるために波動増幅チップを使って、その人に合う波動を送るのです。
波動は単一の周波数を流すだけでも体に良い影響を与えますが、オーケストラのように周波数を重ねて共鳴させると、体のいろいろな不具合を調整し、治癒力も高めてくれます。

 

これだけでと思うかもしれませんが、例えば、一般的に医師から「早期のがん」と診断されている場合には、1ヵ月くらい集中的に治療を行うと、がんの反応が消えるケースが多いようです。
少し大きくなっている腫瘍でもリンパ節への転移がなければ、集中治療を3ヵ月ほど行えば、ほとんどの場合、手術不要なところまでがんの反応を抑えられるようになります。
ステージが進んでいるがんは、もちろん時間がかかりますが、抗がん剤が効かず「これ以上無理です」と言われたとしても、希望を捨てる必要はないのです。

この治療法は手術を否定していませんので、西洋医学とうまく相互補完しながら進めていけることと思います。
波動はエネルギーであり、気でもあると言います。うつむかず前向きに治療に専心できる治療法と言えます。

(この記事を書いた人/東村山キヨ)

進行・再発がんを治癒へ導く
『究極のがん治療』
藤田博茂著/現代書林
本体1,300円+税

 

 

 

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