現代社会が抱える問題に対し、自ら考案した超技術を交えて様々な対処法を本書の中で明かす、2人のカリスマ治療家であり活動家。
それが、「アートテン技術」の考案者・高橋呑舟さんと、人体を健全化させていくアイテム「CS60」の開発者・西村光久さんです。
今後の高齢化社会の中、120歳まで元気で生き抜くことを視野に、いつまでも健康でいられるための秘訣を語り尽くすというコラボ本ですが、対談形式ではなく、いくつかのテーマに合わせ、思い思いにとっておきの情報を述べるというスタイルが特徴の本書。
まずは、見えない世界に通じる2人が生み出した、宇宙エネルギーが関与する超技術について、ご紹介しましょう。
「アートテン」とは、高橋さんが独自の能力でキャッチした詳細な宇宙情報を、農業や治療などをはじめとした様々な目的に使い、自然界との調和ある共存を可能にする技術のこと。
特別なアイテムを使うのではなく、あくまで心の中で宇宙に質問し、その答えとなる〝意味ある特殊な数字〟を受信し、それを紙に書いて使用します。
その紙を、例えば土地の四隅に埋めておくと、場が浄化されて土壌が元気になり、作物が健康的に成長し、味も美味しくなる、というマジカルな現象が起き続けているのです。
世間から注目されているこの技術について、高橋さんはこう語ります。
「アートテン技術は危機管理技術です。私はこの10数年、研究を続けてきた結果、行き着く先に食糧難があるとみて、これを解決する対策を講じるためにアートテン技術を作りました。
ですから、いざというときのために、大きな白菜やキャベツ、大根なども作っています。(中略)いざというとき、アートテン農業は真の力を発揮するでしょう。
もうひとつの危機はうつの増大です。(中略)その原因は、遺伝子組み換えの食べ物なのか、神経毒のあるネオニコチノイド系の農薬なのか、地球の磁場の変化なのか、いずれにしてもこれは深刻な問題です。
(中略)私はこれらの諸々の問題についても研究を進めていますが、(中略)宇宙情報を駆使することで解決できることを知っているからです。
かたや、「CS60」は、それまで建築業界で様々な物を発明していた西村さんが、とうとう誕生させた画期的アイテム。当初、仕事に役立つ物について思い続けていたら、その答えとなるイメージが夢の中で現れるようになり、その立体像を観察しながらノートに書き出していたため、15分くらいしか眠れない日々が続いたと言います。
その結果、溶接や鋼管切断ロボットが生まれ、その後に生まれたのが「CS60」でした。手のひらに収まるコンパクトな金属製で、5次元のエネルギーを受け取ることを可能にし、身体の60兆の細胞(Cell)をスムーズ(Smooth)にすることから、このネーミングにしたそうです。
その働きについて、西村さんはこう語っています。
CS60は、身体にとって余計な物質、とくに静電気とか電磁波などを抜き取っていきます。(中略)実際にこれを使い始めて、人間が持っている不調は、ほとんど消えてしまうことがわかりました。
私がこれまで体験した中では、これはできませんねと言ったものはありません。(中略)とくに、心の病にはすばらしい効果を示します。
2人に共通する思いは、自ら誕生させた超技術を人々の健康に役立てる他、社会の変革へと押し進めていくこと。「命とは何か」「老人国家を生きる」「最先端技術は次元を超えた超科学」「不思議なエネルギー療法」「これからの生き方、働き方」など、縦横無尽に具体策を語り尽くす2人。
それぞれの家族や周囲の人たちにまつわるエピソードも示唆に富み、そこから見出した心身を健全化させていくための知恵は、知っておいて損はないものばかり。例えば、理想的な循環型農法とその農法で採れた食材の販売ルートに至るまでの提案、汚染されていない食の重要さ、効果的なミネラルの摂り方、添加物に負けないデトックス体質の作り方、お勧めの健康補助アイテムなど、惜しみなく解説しています。
外的要因への対処だけではなく、〝宇宙の意志に沿う生き方とは利他的に生きること〟など、霊的成長へのアドバイスも。
「地球の健康こそが私たち生命体の願いであり、私たちの健康に直結しています。地球環境を守ることがもっとも大切なことです」と言う、高橋さん。
「CS60」を使用することで、「世の中の寝たきり老人を無くし、死ぬまで税金を支払えるような老人になってもらえるよう協力したいと思います」と言う、西村さん。
迫り来る超高齢化社会を見据えて活動する2人だからこそ知っている、元気いっぱいで長生きできる方法。読んで納得の1冊です。
『120歳時代の生き方:超技術と思いの力で目覚める健康革命』
高橋呑舟著、西村光久著/徳間書店