かつて、「芸能人は歯が命!」というフレーズが流行しました。歯は食べ物を噛み砕いたり、踏ん張るときに食いしばったりと、生きるうえでとても重要な器官です。特にここ近年は、歯を美しく見せる「審美歯科」が注目されています。
さて、古来より伝わる「人相学」には、歯の占断法があります。それを読み解くと、歯に関して意外な意味があることがわかりました。
今回は「人相学」に表情研究を加えた、歯に関するさまざまなトピックをご紹介します。
※この記事は、あくまで人相学から筆者が判断したものであり、見た目による差別を助長するものではありません。
※イラストはすべて、私が描いています。
運気を上げる理想の歯
歯の大きさは、見た目が多少大きめの方が良いでしょう。あまりにも目につくような大きい歯の人は、自己主張が強い人が多いです。
歯並びは、隙間なくびっしりと詰まっているのが良いです。「歯は運気の通り道」とされています。隙間があると、そこから運気が逃げてしまいます。
現代の歯のメンテナンス法として、元々の歯を削って真っ白なセラミックの歯をかぶせる方法がありますが、あまりに白すぎる歯というのは、人相学的には良しとしません。
不自然に白すぎるとそこばかり目につきますし、他の部位とのバランスが悪くなるからです。
運気を落とす歯
歯の形が等しくなく、入り乱れて生えていたり(乱杭歯)、歯と歯の間の隙間が目立つ(すきっ歯)は、歯の隙間から運気が漏れるので運気が低迷しています。性格的にもルーズな人が多いようです。
特に、眉毛がもつれていたり、生やしっぱなしで手入れをしていないと、余計にトラブルを招き寄せてしまうでしょう。
その他の歯の意味
1. 歯が反っている(反っ歯)か、歯が出ている(出っ歯)
おしゃべり好きで口が立ちますが、余計なことまで言ってしまい、失敗します。本人に悪気はありません。上唇のキワに小さなホクロがあったら、ますますその傾向が強まります。
出っ歯になる理由の一つとして、幼少期に親指でおしゃぶりをする際に、前歯の裏を親指で強く押したために、結果として出っ歯になってしまうそうです。
2. 八重歯(犬歯)
犬歯の脇に重なったように生える歯のことで、添歯(そえば)とも呼ぶそうです。目立って大きい犬歯も、八重歯と呼ばれることがあります。
以前ほどではありませんが、八重歯の人を「かわいい」と言ってもてはやす傾向はまだあるようです。そのような風潮は、日本独特の美意識です。
もともと日本人は海外の人と違い、未完成なものを美しいとして尊ぶところがあります。八重歯が日本人に好まれた理由は、「子供っぽさ、未完成の象徴」とされるからです。
これは世界的にも同じで、吸血鬼や悪魔の歯を連想させるので、良しとしないようです。世界的なコンテストやモデル採用の際も、八重歯は敬遠されるので、あくまで日本人独自の美意識と捉えましょう。
3. 正面の前歯(当門)の隙間が空いている
歯は運気の通り道なので、歯と歯の間に隙間があると、そこから運が逃げて行きます。
特に、正面の前歯(当門)に隙間があると、余計にその傾向が高まるので、メンテナンスをする必要があります。
ちなみに、アメリカの一部では、隙間があると逆に「運が入ってくる」という言い伝えがあるそうです。マドンナがこの言い伝えを信じて、あえて前歯に隙間を作り、それが一時期アメリカで流行しました。
4. 普段から口が半開きで歯が見えてしまっている
このような人は普段からボ〜ッとしているところがあり、周囲から“隙がある”と思われがちです。
これだけでなく、目尻と眉尻が下がっていると、ますますつけ込まれるかもしれないので、注意が必要です。
前歯と笑顔の関係
笑顔のときは、上の歯を出すように意識します。人相学では、口元が「三日月」のような形の口のラインが良いとされています。いつも笑顔の印象がある口元と言えるでしょう。
これは人相学に限らず、心理学でも言われていることですが、笑顔を作るときは、上の前歯を出すと好印象を与えるので良いとされています。
また、ここ近年では、頬壁(口角と歯の間の隙間)が見えるほどの笑顔が良いとされ、人気の芸能人の笑顔も、頬壁が目立つ人が多いです。
頬壁が見えるほどの笑顔というのは、口の周りの筋肉が柔らかくないと、意外と難しいので、最初は口の筋肉を意識して笑うようにすると良いでしょう。
歯に関する開運法
「歯のメンテナンスを定期的に行う」ことが重要です。日頃の歯磨きはもちろん、年に数回は歯医者へ通うことをお勧めします。
特に問題になるのは、虫歯や乱杭歯をそのままにしてしまうことです。上の前歯(当門)の間を虫歯にしてしまうと、見た目的にも良くありませんし、ますます運が逃げてしまいます。
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いかがでしたか?
口腔内は、食後の歯磨きやその他のデンタルケアにより、常に清潔に保つことが必要です。より一層のデンタルケアで、開運の第一歩をモノにしましょう。
人相研究・占術家。セツモードセミナー修了。顔学会会員。観相術(人相・手相など)四柱推命を主に扱う。喫茶店やファミレスなどで対面鑑定を行う傍ら、セミナー講師、Web・雑誌の記事の執筆・監修など、多岐に渡り活動している。
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