松村潔のアナザーワールド/vol.23 夢の中での活動と宇宙人の形、全惑星意識存在への移行

B!

3月半ばから、毎日のように朝の6時あたりにyoutube動画を作っていた。
これはウィンドウズのホワイトボードというアプリに、液晶タブレットで文字を書き、ウィンドウズ10にもともと付属している動画キャプチャー機能で録画するもので、編集作業はゼロ、そのままアップロードしている。

で、毎日のように、自分が見た夢を説明することからスタートしていたのだが、毎日40分近く話をする場合、題材は夢から始めるのが一番いいのではないかと思ったからだ。
youtubeの話は15分くらいが適切だと思うが、話し始めると、どうしても40分くらいの長時間になってしまうのは、わたしがお年寄りになったからだと思う。

何年か前から、本を読むというのはほとんどしていない。読むにしても一冊読むのは難しく、大体とびとびに数行読むだけだ。
なので、考えるための刺激としての情報は、この物質世界から採取する比率が比較的少なく、何かを調べることもそう多くない。

情報源は夢から得ているという状態で、これは何もしなくてもいいので気楽な感じがするかもしれないが、反対に精神コンディションの管理をする必要があり、説明が難しいが、常にあらゆるものが自分から湧き出してくるという姿勢をキープする必要はある。

夢なら大体、毎日新テーマが打ち出される。
いままでの経験からすると、前の日とかに話したりした内容に関連して、次の話に進むというような夢を見ることが多く、たとえば、ある日の夢で、木星が爆発するように拡大し、これが30個くらいの色とりどりの世界を作り出したという夢を見た。
箱の中に区画が作られ、この中にいろいろな形のチョコレートが詰まっているような映像だ。

次の日か、あるいはその次の日の夢では、これはプレアデスの散開星団のことを語っているらしいということだった。
その次の日には、ある女性がインドとインドネシアと日本を結ぶような三角形の区域に、このプレアデスが入植したような地域を未来に作り出すという夢を見た。

ある人が、わたしの見た未来のプレアデスの三角形区域のことについて、「それは、麹の酒を造った地域にあてはまっているのではないか」とメールしてきた。
そもそもわたしはプレアデスは、地球に人類の集まる社会を作り出した元凶だと思っていた。農耕を始めて、穀物や炭水化物を増やす、すると人口が増え、定住し、都市を作り、休みなく働き、稼ぐ人々が生まれる。
なので、プレアデスは糖質の多さをあらわすと考えていたのだが、麹の酒の領域はわりとそれにマッチしている。

ずっと前には、ニューヨーク、特にマンハッタンはオリオン座をそのままコピーしたようなものではないかという夢を見たのだが、昔から「星座をそのまま地上に模写する」という習慣はあり、有名なのはエジプトのピラミッドで、ナイル川を天の川に見立て、そのそばのオリオン三つ星にピラミッドをあてはめるというものだった。
ピラミッドには、シリウス、三つ星、トゥバン(りゅう座アルファ星 )などに向けた穴がある。日本の「坂越」の近くの川は、北斗七星の形になるように治水工事がされているが、秦河勝の使途たちの手によるものだ。

話が脱線したが、夢はこのように連続的に話が続くことが多く、夢の内容を起点にしてyoutube動画を続けると、話題切れを起こしにくい。
そもそもわたしがyoutubeに目をつけたのは、作った公開動画は誰をターゲットにしているかわからないという点だ。

誰でも働きかけをするときには、ターゲットのイメージがある。でも長い間、本を書き続けて、だんだんターゲットのイメージがわからなくなったのが最近のことで、苦肉の策として、しばらくは対話形式の本を書いていた。
つまり、ターゲットを自分で作り出し、そこで話題を回していくというものだ。

いままで講座なども、特定の人々が集まり、そこで話をしていたのだが、どうしても同じ人々が集まる傾向が生まれる。
わたしは同じ人々が繰り返しやってくるのがあまり好きではない。同じ人々が場を作り、そこにお出かけすると、自分が身柄拘束された気分になってしまうので、なんとかこのチームを解体しようと思ったりすることが多くなる。

で、youtubeのように、誰に話しかけているのかわからない、という体制だとかなり気楽な気分になれる。知識の源は、どこからやってきたかわからないような夢。そして発信した先も、漠然としてよくわからないyoutube。
入り口も出口も限定性が少ないのは、もしかしたら活動としては理想的なのではないかと思う。

夢の話に戻すと、情報源を夢にすると題材は無尽蔵になってくるのは当たり前だ。
睡眠に入ると、人間の意識は身体から外に出ていく。睡眠中は身体を動かさないので、常に活動しないことには存在できない意識は、身体から外に出て、身体の外に広がっているエーテル体に乗る。
エーテル体はいくらでも拡大できるので、銀河の果てまで行くこともできる。エーテル体に乗ったアストラル体は、身体から遠く離れて宇宙的な体験をするのだが、この大きな特徴というのは、地球の大地に縛られていないということだ。

「人間は六方向の圧力均衡の中で静止している」とシュタイナーは言うが、それは真実ではない。人間は地球の大地に押し付けられ、そこから自由ではないので、六方向圧力を象徴する立方体の中心に居座るわけにはいかず、均衡を取るとしても、四方向均衡しかできていない。
これは、正しい判断ができない状況にあるということで、知性活動は地上的なものに縛られ、完全均衡としての立方体の中空にいる時に得られる知識、推理、情報、あるいは感情などに遠く及ばない。
偏見と錯誤の中に埋もれて生きているのだ。

しかしながら夢では、意識は大地に押し付けられておらず、中空に浮かんでいくので、夢の中では客観的な知識を得ることができるのだ。
知識という点では、わたしは地上的に生きている人の知性は「迷いの知性」と言っている。誰かと話したり、本を読んだり、いろいろ調べても、常に「比較の知性」、あるいは「二極化の知性」から抜けられず、何も真実はわからない。
真実の知識を得るには、身体から遊離して、立方体の中心に居座るしかない。

で、身体から離れると、そもそも人間は個体とか個人とか人格などから離れていく。個人とか人格は大地に押し付けられ、物質的存在になったときにのみ成立できる。
ので、夢では肉体に閉じ込められているときだけ有効な「個人同士の違い」というのが消えてしまい、個人を超越した普遍的なエーテル体体験として、共有される内容が増えてくる。

なので、わたしがyoutube動画をアップロードすると、何人かの人が、「同じ夢を見ました」とか、「シンクロしました」とか、「自分の疑問点が(わたしの)動画を見ることで解決しました」という発言が増えてくる。

たとえばわたしは魚の群れを見たとき、魚の一匹ずつを本体だと思っておらず、魚の群れ全体をひとつの生命体とみなすことが多い。
魚の一匹はその細胞のようなものだ。魚の一匹を本体だと思うのは、人間が個体の自分を自分とみなしているからで、それがすべてに当てはめられるので、魚の群れを見ると一匹の魚を本体だと考えてしまう。

身体から離れた夢体験では、人間個体の知覚でなく、魚の群れと同じような集合体体験になり、ここでは知識や情報は共有される。
そもそも客観的な知識は個人が所有できず、多くの人と共有されたものになるのは当然で、目覚めて肉体の中にあるときには、常に断片的でいびつな情報しか手に入らない。

もちろん夢の場合、身体から離れた地球人同士の意志疎通だけでなく、そこに宇宙知性が加わって来たりするし、金星人とか、月の軌道上にある巨大なステーションに住む人々、シャンバラの人々などが混じりこんでくる。
ただ、すべての人と共有されるのでなく、恒星クラスターとかでマックスの集団性となり、共通の性質を持つ人々がダイレクトに意志疎通するようになってくる。

恒星クラスターと言っても、ひとつの恒星と言うよりも、複数の恒星がマトリクスになったものもある。共通の人には共通の匂いがあり、わたしはそれをアルシオン臭いとか、オリオン臭いとか、アルクトゥルス臭いと言ったりする。
たとえばアルシオンは、りゅう座やアルクトゥルスと結びついているルートも太く、このようなクラスターの中では似たような精神を持つことが多い。

人間型のように個体として存在する生命、宇宙人などは、惑星に住んでいる。
たとえば、プレアデスのタイゲテの惑星から来たと言われるセムジャーゼも惑星に住んでいる存在だ。
ただし、あのようなヨーロッパの女性の姿をしているわけではなく、セムジャーゼ自身が、地球人にショックを与えないためにこんな姿を「偽装」していると述べている。
セムジャーゼは、地球人は宇宙を認識するには性格が弱すぎると言っているが、たぶんセムジャーゼの実際の姿を見せるだけでも、ショックを受けて精神がおかしくなるのではないか。

タイゲテの惑星は地球と似て、牛や馬もいて、牧場もあるし、ここの人々はかなり頻繁に地球に行き来しているらしい。
しかし恒星には、人型とか生命型の個体は存在しえない。そこにいるのは、ロゴスを体現化した図形のような存在、あるいは光の固まりだ。

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