イラストテーマ「ミカエル」

こんにちは、エネルギーワーカーのTYA-TYA(チャチャ)です。
私がしてきた不思議な宇宙存在との出会いや、恩恵のような波動の探求には、人生を変えたソマティック・エナジェティクスとの出会いがありました。
今回は、日本に上陸するようになった経緯と、見えない存在とともに働いた体験をご紹介しましょう。

『ソマティック・エナジェティクス』
マイケル・マクブライド著/TYA-TYA監修/神川百合香訳

3.11被災者への多額の出資と夢を叶えるための施術台

2012年の夏、マウイで、ソマティック・エナジェティクスの創始者Dr.マイケル・マクブライドに出会いました。彼から受けたヒーリングに胸を打たれました。
マイケルさんは3.11の津波と原発事故に胸を痛め、「日本のために何かしたい」と語ってくれました。私は「ぜひ、このヒーリングを日本に伝えてください」と、マイケルさんを日本に招請しました

 

帰国後、来日イベントに向けて、マイケルさんと連絡を取り合いました。すると、Dr.マイケルが驚くことを言い始めたのです。それは、彼がセッションをグループでしている、とのことでした。
「1グループの参加者が少なくとも10人はいないとやりづらいし、施術台はアメリカのこの会社の台が良いんだ」

私はびっくり仰天。施術台を10台も並べてセッションをするとなると、借りる会場の広さも必要になりますし、台は当時のレートで輸入すると一台8万円もするじゃありませんか!

私は、さすがに弱音を吐きました。
するとマイケルさんは
「大丈夫だよ。エンジェルに頼んでみたら?」
と、返事をくれたのです。

「大の男がエンジェルですって?」
私はあきれてしまいました。

3.11の前、私には百数十万円の貯金がありました。
3.11の後、避難生活を希望する家族を受け入れるコミュニティが、四国にありました。
そのコミュニティ宛に、乳飲児を抱えるお母さんから「私の母乳にも放射能があるのでしょうか?」という、涙と途方に暮れたメールが届き、私も読みました。メールを読んで泣けてきました。
そのコミュニティが母子の避難を受け入れる建物の購入など、受け入れ体制を拡大するためにプロジェクトを立ち上げると聞き、プロジェクトに出資できるということで、私は100万円を出資したのです。

そのコミュニティは、しばらくして受け入れ拡大のプロジェクトを諦めました。普通だったら詐欺と言われてもおかしくない状況です。
でも私は、関係者がただ燃え尽きただけだと知っていましたので、責めることはしませんでした。「プロジェクトをしないのであれば、お金を返して欲しい」とだけ伝えていました。
お金は、半年過ぎても返ってきませんでした。私は考えました。

「あのお金があれば、施術台が買えるのになー。主催するって約束したし、武士に二言なし! 借金するしかないかしら?」

執着を手放したら、現実が動き出した

そんなある日、アラン・コーエンさんの来日1Dayセミナーがあり、参加することにしました。セミナーの最後に誘導瞑想があり、温泉に浸かったようなポカポカしたエネルギーに包まれて、アランさんの声を聞いていました。
「・・・私は執着を手放します」

私は返ってこない100万円を思いながら、アランさんの言葉を繰り返しました。
「・・・私は、執着を手放しまぁす」

セミナーが終わって携帯の電源を入れると、メールが届いていました。
100万円を返すという知らせでした。ただし、85万円くらいに減っていました。それは、施術台を10台買うのに、ちょうど良い金額でした。

不思議なことがあるものです。

Dr.マイケルの来日を3ヵ月後に控えた秋の夜、私は夜中に目を覚ましました。
サングラスをした星の王子さまが、ふわりと宙に浮かんで私の顔を覗き込んでいます。柔らかな金色の髪の少年。
私は、Dr.マイケルが心配して様子を見に来たのだと悟りました。人はアストラルボディで旅をすると、聞いたことがありました。

「マイケルさん、日本で待っていますよ」
私は中空を見上げてそう伝えると、再び眠りに落ちました。

余談ですが、私は今日までに、難病のクライアントがアストラルボディで急を知らせに来るのを3回体験しています。人って、本当に不思議です。

さあ、来日イベントについて、具体的に考える必要がありました。一体どんなスケジュールでどの規模で、マイケルさんのセッションの準備をしていったら良いのでしょう?
カレンダーとにらめっこしていた時のことです。数字が降りてきました。
頭で考えるのとは違うレイヤーに、文字通り上から「降りて」くるのです。スケジュールが決まりました。不安はありませんでした。

私は上空を見上げて、数字を教えてくれた存在を思いました。
「あなたはマイケルさんのエンジェル?」
尋ねてみましたが、答えはありませんでした。

Dr.マイケルの初来日講演。

Dr.マイケルによる、グループセッション。

 

まるで運命のように本格的なヒーリングの世界へ

最初のうち、初来日にはセッションだけと思って準備を進めていましたが、なんとマイケルさんは「日本でトレーニングセミナーもできるよ」と連絡をくれました。
英語のテキストを書いたところだから、と。その内容は素晴らしい写真入りの、知識と経験に満ちたものでした。

私はテキストの翻訳を他の人に依頼しました。しばらくして「英語はわかるけど、ここに書いてあることの意味がわからない」とのお返事が返ってきました。
マイケルさんのテキストは、マイケルさんのヒーリングを体験しないと意味のわからないところがあったり、気功や解剖学的な体の理解、背骨と神経系の関係、心理学の知識が必要な内容でした。

私はWeblioもエキサイト翻訳もGoogle翻訳も、使いました。今ほどの精度はありませんでしたが、大きな助けになりました。
自分が体を壊して施術家の先生方から学んだこと、本田健さんやアラン・コーエンさんのセミナーで学んだこと、マイケルさんのセッションで体感したことなどを総動員して、テキストの翻訳を完成させたのです。

私にはすでに必要な知識と経験が備わっていました。人生を通して、このテキストが翻訳できるように教育されてきたのかもしれない、そんなことを思うほどでした。
人生における、点と点のつながり
私たちの魂には、生まれる前に描いてきた青写真が存在するのかもしれません。

 

 

 

TYA-TYA
作家、ライフコーチ、エネルギーワーカー。自身の体調不良を機に気功による癒しに出会い、2006年より学び始める。2011年東日本大震災をきっかけに、エナジー・ワーカーとしての自分を分かち合うべく、人々の)心身の調和をサポートすることを決意。その後、四国・剣山で神秘体験をし、「祈りの旅」を経て本格的な波動の世界の探求に入る。慈愛の波動で、各人の神経系とエネルギーフィールドを美しく蘇えらせ、思考を超える叡智が人生に働き出す「解放・浄化・再接続・再誕生」を促すエネルギーワークを提供している。
https://www.tya-tya.com/

 

イラスト/キタモリケント
赤鉛筆画家。会社経営の傍ら、赤鉛筆画を通して人々の陽転を後押しすることを喜びとしている。2019年7月の終わり、赤鉛筆でイザナギを描いたところ、普通の鉛筆では描けなかった絵が描けることに気づく。目の前に見ている対象物の過去や未来、静物であればそれが生きている姿など、パラレルワールドに在るそのものを描くように心がけている。

 

『シフォア・コズミック・チャンネル』
TYA-TYA著/ナチュラルスピリット

 

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