風水師・占術研究家のアーロン千生です。
今回は、あまり知られていない風水処方の実情をご紹介します。
なかなか浸透しない風水処方の基本知識
皆さんは、風邪予防にどんなことをしていますか?
私は風邪をひかないために、防寒着を着る、保温効果の高い肌着を着る、カイロを貼るなどしています。
これらは気温が低いことに対する防衛ですよね。
現在流行している新型肺炎やインフルエンザなどのウイルス感染症の予防なら、これにうがいや手洗いも加わります。
また持病があったり、寝不足、栄養不足、過労などが重なると風邪を患ってしまう可能性が高くなりますので、日頃から栄養のある食事を摂って、良い睡眠をとって免疫力を高めることが重要になってきます。
身体が健康で、ちゃんと防寒して、うがいや手洗いをしても、たまたま雨に濡れてしまい、そのままで長時間過ごしていると、風邪をひいてしまいます。
こういったことって、皆さんも良く知っていますよね。このように日常でもわかっていることが、風水の知識としては、なかなか浸透していないのが現状です。
風水は吉が重なると、より吉作用が強くなり、凶が重なると凶発動しやすいのです。
流派によって吉凶が大きく変わる
風水には、とても多くの流派が存在します。
日本で有名な流派では、「八宅派」「玄空派」「三合派」などがあげられます。
その流派の中でも、さらに流派が分かれていきます。
わかりやすい例をあげると、玄空派は玄空飛星、玄空大卦、玄空六法、玄空広東などに分かれていきます。
その玄空派から分かれた玄空飛星派にも流派が存在し、談氏玄空、沈氏玄空からさらに分かれていきます。
それらをどう使うのかというと、例えばA流派では玄関の位置が凶で、A流派では処方が存在しないとします。
A流派では処方ができない状態でも、B流派・C流派・D流派で診断すると吉だった場合、「吉の要素が強い物件」と判断することができます。
あるいはA流派で処方ができないとしても、E流派の技術を用いることにより、A流派の凶を封じ込めたりできます。
それとは別に、その家に大きな作用を及ぼしている流派というのもあります。A・B・Cの流派では凶でも、D流派の吉効果が大きく現れているといったこともあります。
A流派しか知らなければ、慌てて引っ越ししたり、家の間取りが悪いと思うストレスを抱えながら生活することになりかねません。
風水判断で家の配置が悪くても、運勢が良いとそれを回避できたり、引っ越しのタイミングが良かったり、家主の仕事の内容によって凶発動しないといったこともあるのです。
吉と判断をした家でも、その年の凶方位で工事が始まったりすると、凶発動したりすることもあります。
ちなみに2020年の凶方位は、「北」「東」「南」です。
この連載の1回目「ジャンル別・2020年の風水吉方位」でお伝えした吉方位に、開運グッズなどを置く時間に吉時間を使うなど、吉を重ねることで吉作用を強化できます。
日々に吉処方や吉行動を取り入れて、良い運を取り込んでいきましょう。
それではまた来週!
あーろんちなり/風水師・占術研究家・ヒプノセラピスト。住空間・ワークスペースに興味を持ち、風水をはじめ東洋から西洋の各種占術を学び、風水師・占術研究家となる。現在、風水コンサルティングと平行し、本格的な中国伝統風水の講師として各種講座を全国で開催し、プロとして活動している風水師・占術家が数多く受講している。また、気功やヒプノセラピーを使った能力開発での開運にも実績がある。
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『ある吉―たった5分歩くだけ! 吉方位開運法―』
アーロン千生著/太玄社