占星術家のかとうふみえが12星座の動きを読み取って、それぞれの行動の指針やラッキーアドバイスを、新月と満月のタイミングで発信!
あなたが天体の動きとシンクロしていけば、日常にシンクロが多発するようになり、様々なチャンスが訪れたり、人生の幸福感が増していきます。
9月17日~10月1日の全体的な星回りから読み解く「社会の様相」
注力したいことを絞り込んで全力投球するとき
9月17日の20:00頃に、乙女座の新月が起こります。今回の新月の配置は全体的に「無駄をそぎ落とし、大事なものだけ残す」「自分の注力することを絞り込み、意志をもって精一杯注力する」ことを促す配置です。
現実的で、かつ思い切った決断を促す配置となっています。
精神の働きには無限の広がりがありますが、私たちが身を置くこの世界は有限の制約が設けられています。
今後、土星と木星が一緒に水瓶座に移動する2020年以降、私たちの無限の精神の動きに合わせて身体性が拡張されることもあるでしょう。
でも、現状ではまだまだ物理的な制約を無視することができません。どれだけたくさんのことに関心を抱き、いろんなことをやりたいと思っていても、実際、私たちが何かを生み出すために使えるのは自分の身体だけ。
その身体をしっかり動かすことができるのは、1日24時間のうち睡眠の3分の1、メンテナンス(食事、入浴、休憩等)の3分の1を除いた、残り3分の1である8時間程度です。
物理的に使える資源と時間が有限な中、あえてその有限性に目を向けて把握することで、何を選び、何に注力するのかを改めて考えていくような、この新月の配置。
乙女座は実際性、現実性を司る土のエレメントのサインであり、「現状分析」「やりくり」「効率化」「洗練化」「サポート」「奉仕」を司ります。
この新月前後は、漫然とこれまでの常識や慣例をベースとして行う消極的な判断でなく、持っているリソースを使い切るための、積極的な思い切った判断をしていくことができるとき。
有限性を悲観的にでなく「だからこそ、こうしよう」と希望をもって考えることができるでしょう。
この新月前後、自然と終わっていく縁や関わりもあるかもしれません。
それによって、自分が何に注力していくか、より明確になるはず。
周囲の人と助け合える関係性を築く「共助」の精神で
9月22日の22:31に太陽が天秤座に移動し、秋分を迎えます。秋分図は、社会情勢的にますます不透明感が強まっていくような配置です。
折しも政治では「自助、共助、公助」という言葉が出てきていますが、今年の秋分図を見ていると、一人ひとりが「自助」だけでどうにかするのではなく、周囲の人との助け合う「共助」が重要となっていくように思われます。
もちろん、政府や自治体からの「公助」を手厚くするよう声をあげていくことも必要ですが、同時に自分たちでつながりあって、助け合っていくようなネットワークを作ることを、意識していったほうがよさそうです。
「助けて」「手伝って」と言う勇気を持つこと、誰かが困っていそうなら思い切って相手に踏み込んでみる勇気を持つことが大切になってくるでしょう。
そして、同じ志を持っていて、自分では動ききれないことをやっている人に対して支援の手を差し伸べること、
よりよい社会を作っていくために互いの活動を支援しあっていくことも大事になっていくはず。
9月29日からは具体的な形で行動しやすくなる
ここ数年の天体配置は、「物質的な価値観が優勢な社会」から「精神的な豊かさを重視する社会」への転換を暗示しています。
でも、2020年に起こる具体的な事象が誰にも予見できなかったように、今後どのように社会が具体的に変化していくのかは誰にも正確には分かりません。
変わりゆく社会の中で、どのような人生を、どのような環境で歩んでいきたいか。
今後の人生の全体像を遠目で眺めながらも、現実的に今必要なものは粛々と手に入れ、こなすべきタスクは淡々とこなしていく、という二重の視点がますます大事になってきます。
そして、未来の新しいライフスタイルや社会が誰かの手によって作られるのを待つのでなく、少しずつでも自分なりにできることをやっていくこと、日常に少しの勇気を持つことを心がけましょう。
それをやっている人とやっていない人では、数年後に立っている場所、見えているものが全く違ってくるはずです。
9月29日、5月11日から山羊座で逆行していた具現化の星・土星が、順行に転じます。それにより、行動を具体的な形にしていきやすくなります。
これまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
「参考にしている」「読むのが楽しみ」といただいたお声が励みになりました。
また、編集担当のYさん、大黒さんには大変お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
西洋占星術にはしっかりとしたセオリーがありますが、個々のホロスコープチャートの読み方には読む人間の考え方が個性となって出ます。
2年間、読んでくださった皆様が天体に従うのでもなく、天体を従えるのでもなく、天体の動きに歩調を合わせてシンクロしながら進んでいくことで、より良い流れに乗れることを意識して2年間書かせていただきました。
毎回「これをお伝えするのがいいかな」「どう伝えれば分かりやすいかな」と、あれこれ考えながら執筆するのは、大変ながらもとても楽しい時間でした。
占星術のセッションと知識の研鑽はこれからも変わらず続けていきます。
またどこかでお会いできますように!
9月17日~10月1日の宇宙とあなたのシンクロニシティを見る
オンラインにて西洋占星術鑑定を行っている。相談者様とともに、人生の作戦会議を行うスタンスでのセッションに定評あり。
第一子出産後、生命と宇宙の不思議に再度興味を持ち、2011年よりシータヒーリングを習得。
並行して、占星術家ノエル・ティル氏の心理占星術を中心に西洋占星術を学ぶ。
企業での左脳的勤務経験とスピリチュアルメソッドを学んだ経験、また自らの人生経験から、論理と直観のいずれも重視したセッションを行っている。
好きな言葉は「知ることは力になる」「禍福は糾える縄の如し」。
また、音楽活動も行っており、ガールズロックバンド「FALSETTOS」ではドラムを担当。