高島康司の進化への扉/第13回 増え続ける神秘体験と意識を進化させる脳内物質《後編》

B!

前回は、意識の進化に関与する神経伝達物質「DMT」にスポットを当てた。今回は、さらに踏み込んでみたい。

太陽フレアと松果体とDMTの関係性

もし、人間の松果体が一斉に刺激され、「DMT」の分泌が多くの人間で同時に起こるようなことがあれば、人間の意識が集合的に変化してもおかしくない。
もちろんこれが、「進化」と呼べるかどうかは分からない。だが、人間の意識が一斉に変化するのだから、「意識進化」に近い状態が出現するだろう。果たしてそのようなことは可能なのだろうか?

ところで、2010年頃から「DMT」に注目した何人かの科学者が、実に興味深い仮説を提唱している。主要な人々を紹介しよう。
●物理学者で地球磁場の研究で知られるディーター・ブローワー博士
●生物学者のルパート・シェルドレイク博士
●地球磁場と脳との関係を研究している脳神経学者のマイケル・パーシンジャー博士
●素粒子物理学のマイケル・コーニッグ博士
●天体物理学のイロブランド・ヴォン・ルドウィガー博士、エリザベス・ラウチャー博士、ジュリアナ・コンフォート博士
●民族薬理学のデニス・マッケナ博士

こうした科学者によると、“松果体と太陽フレアによる地球磁場の変動は連動しているのではないか”という。
周知のように、太陽黒点からは、ときおり巨大な太陽フレアが放出される。
これが起こると、「CME(コロナ質量放出)」と呼ばれる大きなプラズマの塊が放出される。これには荷電粒子が大量に含まれている。
これが地球を直撃すると、荷電粒子の影響で人工衛星や発電所、そしてIT機器などが停止することはよく知られている。

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