池田整治フォトエッセイ/第29回 ヤマトごころの戦い方:西欧と武士道の戦いの違いとは?

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地球と人類が存続していくために、秘められた社会の図式を知ることや日本人の真の在り方をエネルギッシュに発信している、池田整治さん。
今回も、メルマガからの記事をシェアしていただきました。

明治維新の歴史的再考

新型コロナによる巧妙かつ、壮大な仕掛けによる洗脳支配がますます強化されています。まさに、滅びの道まっしぐらの状況です。
ワクチン接種、変異コロナの出現、新たなワクチン開発・・・。ワクチンの接種毎に免疫力は低下し、やがて人口削減。ワクチン売り上げで、彼らの金融支配体制はますます強化される・・・。

新型コロナ狂騒以前から、ムー大陸の時代から続いている現代文明にとって今という時代は、“一万年に一度の史上初の歴史的大転換点を迎えつつある時”と言われていました。
その行く末を、先行的に「型として演ずる」とされる日本の現状はどうでしょうか。
あまりにうすら寒いものを感じるのは、私だけではないでしょう。世界の動きから完全に情報遮断され、あまりに「今だけ・自分だけ・お金だけ」のエゴ的思考の迷路に陥っていると言っても、過言ではありません。

『転生会議』(ビジネス社)で明らかにしたように、ムー大陸水没後、その文明を引き継いだ縄文時代の一万年間は、自然と共生した世界で、唯一戦いのない文明でもありました。
その話し言葉が綿々と続き、現代の日本語になっています。このような自然と共鳴・共感できる太古からの低周波数の母音系言語が続いているのは、世界的に見ても珍しいのです。
文化的には、それがヤマト王朝として歴史上結実し、江戸文化で人類史上初の市民レベルのパラダイス社会として花開いたのです。

ところが、明治維新前後からの世界金融支配体制、すなわち「黒いエゴ資本主義」の魔手は、特に戦後のGHQ占領政策(作戦)下、徹底的に日本人から本来のヤマトごころを奪っていきました。

最近では、その亜流とも言える「赤いエゴ資本主義」が、周辺の海洋資源に目が眩んで、日本固有の尖閣列島に大陸から牙を剥こうとしています。
国内では、時には灰色に、時にはピンクにカメレオンのように色を変えて「彼ら」と連携し、メディアを通じたマインドコントロールで同じ日本人を騙し、金儲けに邁進する「白いエゴ資本主義」たちが跋扈(ばっこ)しています。
今や、彼らの最大の仕掛けがワクチン利権、原発利権と言えます。

西欧、武士道それぞれの戦い方

このような現状を認識したうえで、空前の世界的非常時に突入するかもしれない今、改めて西欧と武士道の戦い方の違いについて知っておきたいと思います。
自然と完全に分離した西欧文明の合理的な戦いは、徹底して敵軍を物理的に破壊することが勝利と認識されます。究極は、あらゆるものを破滅する核戦力に象徴されます。

しかしながら、いくら敵の軍隊を殲滅(せんめつ)しても、彼らの望む平和が訪れないのは、ベトナム戦争やイラク戦争、あるいはアフガニスタン撤退を見れば一目瞭然です。
住民、国民から侵略軍と思われる限り、平和と文明の進化は、その地域には永遠に訪れません。砂漠化した彼らのエゴ衝突の場である中東の戦場を見れば、一目瞭然でしょう。
戦いは新たな憎しみの戦いを生み、無間地獄へと続きます。人間的な文化は、平和な地域にしか育たないのです。

これに対して武士道の戦いは、相手の心が対象となります。縄文から続く自然との一体感を源とするヤマトごころは、森羅万象、敵をも我と同じ命と認識します。
それゆえ、我に牙を剥いてくるということは、その心に悪心・邪心が宿っているのであり、これを祓(はら)うことに戦いの目的をおきます。すなわち、敵の攻撃の主線から体を外し、敵の武器を叩き落とす。究極は「無刀取り」です。

それでも向かってくる敵には、当て身で気絶させる。そうして敵の攻撃力を無力化したうえで、高い人間感化力で、ともに生きる道を諭す。それゆえ、敵も我も無意味に殺生をすることはありません。
むろん、いざという時は、一撃必殺の破壊力を持っていますが、ケガさえさせないことが最上の戦いです。
まさに「武」士道とは、「戈(戦い)を止める士(サムライ)」の道です。

例えば、東京から南三千キロの南洋諸島国家パラオ共和国では、今でも日本軍に感謝の誠を捧げてくれています。
戦前、500年近く続いた西欧植民地軍を一掃した現地の日本軍が、道路や病院、学校などを建て、農業を教え、近代的社会を築いてくれたからです。
戦前の現地日本軍は、官僚化し、エゴ資本主義化した一部中央の上級将校たちと違い、日本本来のヤマトごころで、わがことのように国造りを手伝いました。その誠の恩を、現在もパラオ共和国の人々は忘れていないのです。

パラオのみならず、進出した台湾・東南アジア等々でも同じ状況でした。
イラク戦争後、現地に入った多国籍軍の中で、日本の自衛隊だけがなぜ住民に感謝され、後の米軍等のPKO活動の模範とされるようになったのか。
それは、ヤマトごころで誠実にイラク住民のために活動していることを、イラク住民自身が認識したからなのです。

 

ヤマトごころの復活

現代の日本の悲劇は、日本人自身がこのヤマトごころを失ったことにあります。いや、失うようにメディアを通じて壮大なるマインドコントロールを受けてきたのです。
一万年に一度の緊要な瞬間を迎える今、その「マトリックス」に気がつきましょう。

自然万物のすべての中に命があり、彼らとともに生きる。そのパラダイムこそ、これから迎える「大変換点」後の社会の規範なのです。日本民族は、その形を世界に示す役割を本来持っているのです。

ヤマトごころの復活を信じたい。それこそ、世界を救う道でもあります。そのためには、日本の現状の本当の姿を知ることです。
「本当の事を知れば、生き方が変わる・・・嘘はもうやめよう」。そういう願いを込めて、『マインドコントロール2』(ビジネス社 )を10年前出版しました。120%本音で書きました。
ぜひ、すべての日本人に読んで欲しい。なぜなら、日本の現状が全く変わっていないからです。

いや、メディア洗脳はますます酷くなっています。ワクチン接種率の高さはその典型と言えます。
ぜひ、真実に目覚めて、意識を向上させて行きましょう。
たとえ万一の事態になっても、ヤマトごころ・武士道の戦い方で、新たな文明を築こうでありませんか・・・。

 

 

池田整治
いけだせいじ/作家、元陸上自衛官。1955年、愛媛県愛南町生まれ。防衛大学校国際関係論卒業。全日本実業団空手道連盟理事長であり空手8段。東藝術倶楽部顧問。1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了後、防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。オウム真理教が作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行。その体験から、真の世界情勢を探究し、日本人の在り方を発信し続ける。著書に『マインドコントロール』シリーズ(ビジネス社)、『原発と陰謀』(講談社)、『脱・洗脳支配』(徳間書店)、『1000年先の地球のために 「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)など。
http://ikedaseiji.info/

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マインドコントロール2』
池田整治著/ビジネス社

『日本を救うのは「ヤマトごころ」と「武士道」の復活』
池田整治著/チャンプ

『1000年先の地球のために』
「滅びの道」から「永久の道」へ
池田整治著/ナチュラルスピリット

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