舛岡はなゑインタビュー〈6〉人生が大変化した一人さんとの出会い

B!

ナチュラルスピリットのロングセラー『喜びから人生を生きる!』(アニータ・ムアジャーニ著)を読んで、その内容を絶賛し、同書を公式ブログでご紹介してくださった、舛岡はなゑ(ますおかはなえ)さんと、斎藤一人さん。
なんと、舛岡さんは『喜びから人生を生きる!』に書いてある生き方のアドバイスを、まさに地でいく「我慢しない人生」を歩み続けていらっしゃいます。前回からの続きをお届けしましょう。

夢を叶えた後に味わった初めての挫折

── 一人さんと出会った後、ご自身の人生が好転していった過程で、何か驚くようなエピソードはありましたか?

もう、驚きの連続ですね! その中でも一番の出来事は、一人さんに出会ったときで、まさに人生のターニングポイントになったんです!
自分一人で悶々と悩んでいても、問題って解決しないし、やっぱり出会いであり、人とのご縁ですよね。

たとえば、アニータさん(『喜びから人生を生きる!』の著者)は、ウェイン・ダイアーさんとインターネットを通じてつながりましたけど、そうなったことによって彼女の人生が大きく飛躍していったじゃないですか。
私にとって、ダイアーさんのような存在が一人さんだったんです!

これは自分自身の経験から、プラスの結果になることが証明できますが、お金のかからないことなら、やりたいことは誰が反対しようともやってみたらいいと思っています。
私の場合、やりながら「本当にワクワク感とつながっているんだ!」という実感があったので、周囲の全員から止められても、「何とかなる」と思って、実際にやり通して来たんです。

喫茶店の「十夢想家」を開業するときも、それまで病院に勤めていたので、親兄弟や友だち全員に大反対されました。職場はとっても居心地が良かったですし、特に辞めなければならない理由もなかったんだけど。
なんていうのかな、普通の状態が退屈だったんでしょうね。ずっとこの職場で一生を終えるなんて、絶対に無理だなって。それで、反対を押し切って「十夢想家」をスタートさせて、でも、そのためのお金は両親に出してもらったという(笑)。

いざ蓋を開けたら、ダメでした(笑)。なんせ、経営のノウハウを勉強をしていなかったんですから。無謀ですよね。
子どもの頃、よくママちゃん(母親)に喫茶店に連れて行かれたんですけど、その都度、彼女は「こういうお店、やってみたいのよね」って口癖のように言っていて。 それが、私の潜在意識の中に入っていたみたいなんですね。
でも、不思議なんです。大人になってからママちゃんに聞いても「覚えてない」って言うんですよ。面白いですね。

お店を開業したものの、利益が出ない日が続きました。それで段々と不安になってきて、これはまずいなと。
それまで順風満帆の人生だったのに、初めて壁にぶつかってしまったわけです。でも、辞めるに辞められなかったんです。

──大反対を押し切った手前、辞めるとは言えなかったわけですね?

ええ。でも、そのときの経験から大切な教訓を学びました。「あのときに、自分が間違っていたことを認めて、謝っていたら良かったんだな」って。
自分の言い張ったことに縛られる必要はない、ということです。自分の人生を、自分の発言で縛って棒に振るなんてナンセンスです。
その教訓が、今はとても役立っています。

考え方を変えたら「白馬に乗った王子さま」が現れた

──売上が上がらない日が続いて、将来への不安や恐怖は感じませんでしたか?

それはありましたね。ある日、お客さんが持って来てくれた本があって、そのテーマが「思いは現実を作る」というものでした。
それを読んでみたら、まさに私のことを言い当てられているみたいで。マイナスの思いに苛まれていた自分に氣づいたんです。

未来が明るく思えない、初めての体験。どうすればその状態から抜け出せるのかと、心はずっと真っ暗闇の中でした。あえてお店が繁盛しているイメージをしてみても、それがとっても苦痛で、どうしても良いイメージが湧かなかくて。
それでどうしたかというと、考え方を180度変えてみたんです。 「白馬に乗った王子さまがやって来て、苦しんでいる私を助け出してくれるに違いない」って(笑)。

そうしたら、しばらくして、本当に王子さま(一人さん)がお店に現れたんです!
しかも、来店された一人さんが読んでいたのが、以前にお客さんが持って来てくれたのと同じ本でした。 まさにシンクロですよね。
それで、お互い、精神的な部分が理解できる相手だと認識できたんです。

たとえば、「ミュージシャンになりたい」とワクワクしている子がいるとします。ところが大抵の親って、反対すると思うんですね。
でも、ワクワク感を感じるその先には、たとえミュージシャンになれなくても、メッチャ幸せな道に導かれるような何かに出会う可能性が大なんですよ。
一人さんって、昔からそのことを言ってきたんです。

私の場合も、よく考えてみたら「自分の人生ってとんとん拍子だったんだな」って思えるようになりましたね。 一見すると、「十夢想家」だけが挫折したように見えてしまいますが、何が何でも「十夢想家」を開店したいという、自分の望む道を選んだことで、一人さんに出会えたわけです。

つまり、喫茶店をやるためではなく、一人さんというすごい人に出会うために必要だったのが、「十夢想家」というステージだったんだなって。
あのしんどい経験がなかったら、何かを勉強しようとか本を読むというようなことにならなかったと思います。なんせ、悩みさえなかった人だったんですから。 だから、一人さんと出会えたことが、私の人生の最大の出来事です!

一人さんは地球大好きなアセンデッド・マスターのような人

──そうして、一人さんの下で薫陶を受けながら、多くの貴重な学びを得られていかれたわけですね。

はい。私、悩み事はないんですけど、人生上の色々な疑問はたくさんあったので、それを一人さんに質問すると、すべてに回答してくれました。見事でしたね!

──たとえば、どんな質問をされましたか?

輪廻転生を信じていたので、「死後の世界はどうなっていますか?」とか。
よく運命とか宿命とか言いますが、生まれたからには自分の力で人生を切り開けなかったら意味がないと、私は強く信じていたんです。
なので、「人生って決まっているという人がいますけど、本当に決まっているんですか?」と聞いたことがありました。

一人さんは、「切り開けるよ。だけどさ、ほとんどの人たちは決められた通りの人生を歩んで寿命を迎えちゃうんだよな」と答えたんですね。
そこで、私なりにその理由を探るための勉強が始まったんです。そういうことの連続でした。

中でも、一番カルチャーショックを受けたのは、「十夢想家」でしたこういう問答です。
一人さんに「いい人として人生を全うしたなら、誰でも天国に行けるんでしょ?」と聞いたら、「行けるわけないじゃん。ほとんどの人たちは行けないよ」って(笑)。

こういうことでした。
「あのな、天国という所ってさ、苦しんでいる人や悲しんでいる人、意地悪な人やいじめられている人たちがいないんだよな。だから、『今、ここ』が天国のように思って生きている人じゃないと、天国には行かれないんだよ。
仮に、人に対していい人であっても、自分にとって自分がいい人かは別問題だし、苦しかったり辛かったりして今が幸せじゃなかったら、天国に生きているとは言えない。
それにね、『今、ここ』を天国として生きれるようになるまでには、今後2000年かかる。だから、『今、ここ』が天国だと思えなくてアタリマエ」と答えてくれたんです。

だから、同じ波長で共鳴できる人たちとだけで楽しく過ごしながら、強い光の波動を放射していたら、それでいいのかなと思いますね。
このような考えを発信されている人たちが、山川ご夫妻やバシャールを始めとして、今では世界中にたくさんいらっしゃると思います。 でも、一人さんはもう30年以上も前に言っていたんですから、驚いちゃいますよね! さきがけと言っても、過言じゃないですね。

なんて言うのか、一人さんって生き神さまというのか、アセンデッド・マスター(天界にいる高尚な魂をもつ存在)みたいな高次の存在で、地球が大好きでやって来ているという感じがすごくします。
でも、決して聖人ではありませんからね(笑)。本当に面白い人です。

──「銀座まるかん」の販売代理店の方が、一人さんのお姉さんから聞いたという、興味深いエピソードを教えてくれたことがありまして。
一人さんが子どもの頃、自宅の近くにいたホームレスの人を家に泊めてあげたんだそうです。だから、舛岡さんのおっしゃる生き神さまというのは、よくわかる氣がします。

ええ。いじめられている人がいると、ものすごく怒りますし。 愛が根本にあって、喜怒哀楽がある人です。
悲しい映画を観れば大泣きしますし、怒りも悲しみも、すべてが愛から反応する人。漫画の主人公のような人ですかね。

それから、とにかく一人さんは色々なことをよくご存じで、私たちもたくさん教えていただけました。 今、自分の人生を振り返ってみると、誰に出会ったかということがとっても重要なんですよね。
そういう意味で、あの「十夢想家」での出会いが、私の運命の分かれ道だったんです。

(この記事を書いた人/丹波-浪速 道)

 

舛岡はなゑ
ますおかはなえ/東京都江戸川区生まれ。斎藤一人さんの弟子の一人であり、実業家。銀座まるかんはなゑ商店代表取締役。かつて開業した喫茶店「十夢想家」に偶然来店した斎藤さんと、運命的な出会いを果たし、人生が激変。斎藤さんより、名代の任命を一番に指名された講演家でもあり、ハッピースピリチュアル・メイクアップアドバイザーとして、「美開運メイク」のセミナーや「一人道講演会」などでも活躍している。 著書に、『斎藤一人 開運つやメイクと魔法の法則』『斎藤一人 みるみる幸せをよぶ魔法の法則』『斎藤一人 人生も仕事も思いどおりにする魔法の法則』(以上、PHP研究所)、『斎藤一人流 すべてうまくいくそうじ力』(ロングセラーズ)、『斎藤一人 しあわせになれる魔法のルール』(学研パブリッシング)などがある。
斉藤一人 名代MASUOKA HANAEオフィシャルサイト
https://bikaiun.com/

『龍が味方する生き方』
斎藤一人、舛岡はなゑ著/マキノ出版 本体1400円+税

『斎藤一人 我慢しない生き方』
斎藤一人、舛岡はなゑ著/ぴあ 本体1400円+税

『喜びから人生を生きる!』
アニータ・ムアジャーニ 著/奥野節子 訳 ナチュラルスピリット/1600円+税

『もしここが天国だったら? 』
アニータ・ムアジャーニ 著/奥野節子 訳 ナチュラルスピリット/1700円+税

スタピ会員になって、全てのコンテンツを楽しみませんか?

スタピオンラインでは、「スタピ会員」(月/220円税込)を募集しています。会員になると、記事や動画を含む全てのコンテンツをお楽しみいただけます。
地上に生きるスターピープルに向けて発信する情報を、日々のマインドケア
にお役立てください

最新の記事はこちらから