こんにちは、人相見のいくらです。
日本の神社は「除災招福」「家族繁栄」「学業成就」など、様々なご利益を授けてくれます。中には「顔に関する病気を治す」「美容面で美しさが増す」など、顔に関してご利益のあるものも。
人相を長年探究する私にとって、顔は外せないテーマです。
日本で唯一、「美人証明」が発行される「美人弁天 厳島神社」
今回リポートするのは、栃木県足利市にある「美人弁天 厳島神社」(通称:本城厳島神社)です。
こちらの神社は、足利七福神の一つに数えられ、日本で唯一「美人証明」が発行されます。
「美人弁天 厳島神社」のいわれ
「美人弁天様」と言われ、親しまれているこの神社は、永正一〇年(1513年)、安芸国(現在の広島)にある「厳島神社」の大神を勧請しました。
勧請とは、離れた場所にいる神仏に、こちらへ来てくれるように祈り願うこと、または神の分霊を迎えることを指します。
さて、この弁天様には、このようないわれがあります。
かつて、本城の地に住む娘「八重」は短命の家系に生まれ、自分の家にまつわる言い伝えに悩み苦しんでおりました。
18歳を過ぎたある日、旅の先達様(修験道で修行を重ね、後進を先導する人)が通りかかったので、お茶を一杯出して迎え、身の上話をすると、先達様が「この地に清泉の涌く池があり、そこに弁天様が祀られています。その弁天様に百日欠かさずお参りをすれば、あなたの人生は変わりますよ」と言い残し、再び旅立たれました。八重はその言葉を信じ、百日間お参りを続けました。
ちょうど百日目、一人の若者に出会い、夫婦となりました。七人の子宝にも恵まれ、先達様が言った通り、それまで悲嘆にくれていた八重の人生は大きく変わりました。
それまで短命と言われていた家系でしたが、八重は健康にも恵まれ、百二歳の天寿を全うしました。
日本で唯一発行される「美人証明」
本城厳島神社で発行される「美人証明」は、日本で唯一、この神社のみで発行されています。
表面的な美しさだけでなく、内面からにじみでる「美しさ」「健康」を、美人証明を通じて弁天様がお護りくださるとされています。
元気を与えてくれる「なで弁天」
社殿右手には、金色の「美人弁天」様が祀られている「六角の宮」があり、第一、第三日曜日に開扉されます。
両サイドには「なで弁天」様が祀られ、弁天様をなでると心身に力がみなぎり、免疫力を高める効果があるとされます。
水かけ弁天
境内の一角には、水をかけることでご利益がある「水かけ弁天」様が、参拝者を温かく出迎えてくれます。
宗像三女神について
厳島神社に祀られているのは、美を司る市杵島比賣命(いちきしまひめのみこと)様をはじめとする、宗像三女神です。
以前にご紹介した「江島神社」も、こちらの三女神を御祭神としています。
美人の国・足利と弁天様
足利市は近代からは織物の町として栄え、美しい女性が多い町とも言われていました。
町には「両崖山(りょうがいさん)」がそびえ、ふもとには「足利織姫神社」が鎮座しています。清く美味しい水が湧き出る泉があり、その水を飲んでいたことから、美人が多いと言われているそうです。
その昔、源氏の若君がこの地を訪れた際、河原の葦の葉で目を痛め、目が見えなくなりました。
その時、明石姫という城の姫様の懸命な看病の結果、目は快方に向かい、その美しい姫の姿に心を奪われた若君は、明石姫と愛し合うようになった、という伝説があります。
ちなみに、源氏の若君として、足利義家と義国の二つの説があるそうです。
足利市は他にも、厳島神社が何社か存在します。ここからも、女性に縁が深い市と言えるでしょう。
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いかがでしたか?
次回も、顔や美容にまつわるご利益のある神社をご紹介します。
今回、ご紹介したのは・・・
美人弁天 厳島神社
●ご利益/健康・長寿・美
●御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
所在地:栃木県足利市本城2-1860
*交通:東部伊勢崎線「足利市」駅より徒歩約20分。JR両毛線「足利」駅より徒歩約20分
人相研究・占術家。セツモードセミナー修了。顔学会会員。観相術(人相・手相など)四柱推命を主に扱う。喫茶店やファミレスなどで対面鑑定を行う傍ら、セミナー講師、Web・雑誌の記事の執筆・監修など、多岐に渡り活動している。
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