ばら色人生プロデューサー・公認心理師のcocoです。
人生の中で、似たような問題を何度も繰り返してしまう方が、とても多いようです。私はそのような問題を引き起こす核を消去するセラピー「SRT」のセッションを行っています。
けれども宇宙を味方につけて、素敵な人生の扉を開くのは、その人自身の意識の力だけでもできると思っています。
今回も、「自分で実践! 人生を豊かにしていく方法」をお伝えしていきます。
真面目で頑張りやほど感謝するのが難しい!?
前回、感謝についてお伝えしました。ですが、「感謝する」という行動に難しさを感じる人も多いようです。
それは由々しき問題! 感謝こそが豊かな人生への第一歩でもあり、根幹でもあるのですから。
今回も、感謝をテーマにお伝えさせていただきます。
私のSRTセッションを受けた“後”に、「誰に対しても感謝の気持ちがあふれ続けて、会う友人全員にハグし続けました~!」という方がいました。
SRTのセッションの後、愛と感謝にあふれ、「楽になった」という方は非常に多いのですが、セッション中にアドバイスする「感謝する」という言葉に、「難しい」と発言する人がチラホラいらっしゃいます。
難しいと感じる方に共通しているのは、「大嫌いなあの人に感謝」「苦手なあの人に感謝」「すべての人に感謝」と、感情的なもつれがある相手をまず設定してしまう傾向が強いようです。
私はこのように考える方たちを、とても真面目で頑張り続けてきた方なんだなぁと思います。
というのも、私たちは人間ですから、苦手な人も嫌いな人もいます。広いこの世界、「とてもじゃないけれど感謝の思いを贈りたくない」と感じてしまう相手はたくさんいます。
その逆に、感謝の思いを贈りたくなるような相手がいるにもかかわらず、まず最初に、自分の苦手な相手を克服をすることを想定してしまうのですから、真面目な頑張り屋さんなのです。
こういう方の特徴として、「〇〇ができない自分」にフォーカスしやすく、それを克服しないと自分にOKを出せない傾向が強いので、けっこう苦しい思いをしていらっしゃいます。
自分を責めている時間も多いので、他の人から褒められても、その言葉を受け入れる余裕がなかったり、褒めてくる相手を「優しい人だから」「いい人だから」と考えたりします。
そんなふうに自分を責めがちな人は、他の人の言動に敏感にもなっているので、自分を苦しく感じさせる相手を心の中で責めてしまうこともあり・・・、でも基本が真面目なので、そんな自分に自己嫌悪。
自分にOKを出せないため、感謝する余裕がない人も多く、「感謝するのが難しい」となりがちなのです。
過去に感謝すれば未来は感謝することしか起きない
私はカウンセリングを通して感じているのは、人はその場面その時で、自分ができる最良の方法で、乗り越えようと努力しているということ。
「あぁすれば良かった」「こうすれば良かった」は、その場面を乗り越えて余裕が出てきた時に気が付くものです。
なので、過去の最大限の努力をしてきた自分に、まず感謝する時間を持っていきましょう。不器用な自分に感謝なのです。
私の師匠である天無神人(アマミカムイ)氏がよく言う言葉なのですが、
「過去のすべてを感謝に変えれば、今が感謝になる。そうすれば、未来は感謝することしか起きない」。
これは、この連載で何度もお伝えてしている「考え方の癖」の説明と同じですが、人って、過去の経験から一番合理的な(だと感じている)方法ややりやすい方法を脳が選び出し、対応しようとします。
今のあなたの考え、感情、行動は、過去からの積み重ねによるものです。考え、感情、行動はエネルギーを生み出すので、過去から積み重ねてきたエネルギーが、今の自分が持っているエネルギーとなります。
自己嫌悪のエネルギーの蓄積が多ければ、今このときも自己嫌悪のエネルギーとなり、自己嫌悪を乗り越えるための出来事を創り出し、学ぼうとしていくのです。
ポイントは過去の自分をすべて認めること
「過去は変えられないのだから、今、保持しているエネルギーは変えられないのでは?」と考えてしまいがちですが、私は過去は変えられると感じています。
すっごく嫌な出来事があったとしても、ある時点で「あの出来事があったから、今の自分があるんだなぁ」と感じた時、すっごく嫌な出来事は、大切な出来事に変容します。
出来事は同じですが、解釈が変わると出来事の意味することが変わってしまうのです。
そうなると、忘れたい記憶が、大切な記憶になっていきます。
な・の・で! ダメダメな過去の自分を、「その時できる最良の方法で、一生懸命に乗り越えようとしてきた真面目な自分」として見ていくと・・・、あらまぁ! なんとも健気なかわいらしい自分が見えてくるわけです。
そんな自分を見てあげてください。そして「頑張ってきたね」と声をかけ、自分を肯定してあげてください。
どうしても受け入れられない場合は、次の機会に後回しです。後回しにできた自分も、ほめてあげてくださいね。
自分にOK出せると、頑張ってきた自分に「ありがとうございます」と言ってあげやすくなります。
自分に感謝ができると、不思議と他の人にも感謝する余裕が出てくるのです。
感謝ワークはあくまで自分のために行う
具体的な方法としては、小学生の時の自分、中学時代、高校時代というように、期間を区切ってみていきます。
「この出来事は小学生だった? 中学生だった?」と迷う必要はありません、そこは、なんとなくでOKです。
お母さん、お父さん、〇〇さん・・・と一人一人行っていきますが、お母さんとの出来事を振り返っている時にお父さんが登場しても大丈夫です。適度に適当がベスト!
「絶対にあの出来事は許せない!」というのもあります。それはそれでOKです。
受け入れられる時が来るまで、置いておいてください。放置すると“決めた自分”をほめてください。
許すことができないことに厳密になる必要はありません。怒りが湧く自分や向き合えない無力な自分ではなく、置いておくという選択をした自分をほめるのです。
例えば、「7歳の時、お母さんに〇〇と言われて、私は言い返せなかった。でも〇〇って思ったんだなぁ。それを子ども心に耐えた私は偉かったなぁ、頑張ったね。頑張った7歳の私、有難う」としていきます。
これがある程度終了すると次のステップへと進みますが、まずは「自分に感謝する」「他者に感謝する」ことがとても大切です。
この感謝ワークは、くれぐれも自分のためのものであり、許せない相手に感謝して許すためのワークではありません。自分自身の今と未来をバラ色にしていくためのものであり、相手はオマケみたいなものです。
私たちは、過去世で乗り越えられなかったものを乗り越えるために、今世で学び、乗り越えようとしています。
過去も同じことです。過去に、学びきれなかったこと、課題として残したものの意味を学ぶために、今、それが課題としてやってきているのです。
ならば、過去を感謝に変えてしまったら?
感謝を学ぶ自分となるため、感謝する出来事が目の前に現れるようになります。
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ナチュラルスピリットにて、ワークショップ&セッションを開催予定!
1dayワークショップ/12月1日(日)
個人セッション/11月29日(金)、30日(土)
*詳細は次回お知らせします!
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ここ/早稲田大学大学院卒業。公認心理師・臨床心理士。SRT公認コンサルタント&ティーチャー。過去世から引き継いだカルマ(プログラム)をクリアにし、その人が現世で具現化しようと決めてきたステージに押し上げるメソッドSRTのコンサルタント&ティーチャー。日本全国、海外からも依頼を受けている。また、最後のシャーマンと呼ばれたリパン・アパッチ族のグランドファーザーが伝えたシャーマン・ヒーリング・グランドファーザーメソッドのワークショップを行う、日本では数少ないファシリテーターの一人。ホンマルラジオで「さよなら!行き詰まり人生。開運☆幸せ人生の極意教えます」のパーソナリティも務めている。
https://cocoacoco.jp