神保町の吟遊詩人・マーソロミューです。
僕は営業という仕事柄、書店さんやネット書店の【他社のスピリチュアル本の売れ筋動向】を随時チェックし、把握している。最近の傾向として「無意識、潜在意識」を書き換えて、現実創造する系の新刊がまた増えているし、よく売れているのだ。

自分がいる次元をもっと上げるには

これらは以前からあったアプローチだし、ナチュスピでも『あなたという習慣を断つ』や『マトリックス・エナジェティクス』など、潜在意識書き換え系や量子力学系は刊行している。

ここへきてみんなの意識が、「やっぱそこら辺がキーなんじゃないの?」と嗅ぎ付けているのかもしれない。

古代の神秘学に始まり、自己啓発、引き寄せの法則、ワンネス、悟り、ノンデュアリティ・・・様々なアプローチは、70年代のニューエイジブームから加速し、人類は限界を超えるべく、究極の自由、安らぎを希求してきた。
だけど、自分を解放するワークや、現実創造にまつわるあれこれをやっても、結局は自我の檻の中で彷徨っている人が多いのではないだろうか?。

「何が起こってもOK、あるがままさ!」と、苦しみは続いているものの、一言で終わらせるのもサッパリしててよいが、せっかく3次元地球ランドに生まれたのだから、【5次元へいく準備】をシステマティックに追及していこうじゃないですか。

あくまで私見だが、今の次元をブレイクスルーするポイントは-----------------------------------------------------------------------------

 1.時空を超える=過去・未来は幻だと見抜く
 2.エゴ(思考・感情・身体)を超える=それは本体ではないと見抜く

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エゴは時空の中でしか存在できないので、1と2は同意義と言っていいだろう。とにかく、これはもっとも大前提だと言いたい(あくまで私見!)
チャクラが~、過去生が~、トラウマが~、というのは上記が整えられれば、勝手に消えて行くことだと思う。

前回までの僕の記事「意識の縦波を使う」でも取り上げたけど、一つひとつ「問題」をつぶしていくのはキリがないし、まずマインドがもたないだろう。すべてに絶望すること、請け合いだ。
なぜって、「現実」をベースにどうこうしようと駆け回っている以上、そこからは出ることが不可能だ。「地球の重力に魂を引かれた人たち」(byシャア・アズナブル)であることには、宇宙へは出ていけないのだ。

それじゃあ、ブレイクスルーを実践していくとして、一体どこに意識を置けばよいのか?

辻麻里子さんがひも解く「宇宙図書館」と「ゼロポイント」

それはまさに【ゼロポイント】にあるのだ!!
持っているモノすべてを捨て去るには、うってつけのアプローチだ。何より名前がカッコイイ(笑)。
ゼロポイントに関してはいろいろな人が言及しているので、引用しながら、その本質を解き明かしていきたい。

『22を超えてゆけ CD付 ― 宇宙図書館をめぐる大冒険』
辻麻里子著/ナチュラルスピリット

2003年に刊行されたこの本は、“宇宙図書館(アカシックレコード)”という概念を広め、一大ブームを巻き起こした伝説の名著だ。
2012年を最後に品切れ絶版状態になっていたが、今年4月、6年ぶりに新装で刊行。新たに辻さんの声による誘導瞑想CDをつけたところ、予想を上回る大ヒット! 今なお、売れ続けているんです。
ナチュスピとしても、こんなにご支持をいただけるとは思ってもいなかった(笑)。やはり、みんなの意識の深層に届くパワーを持っている本だということだろう。

本書は物語形式。
主人公のマヤは太陽の国を目指し、封印された禁じ手、過去から未来にわたる全人類の記憶を一つ残らず書き記しているという「宇宙図書館」へと冒険に旅立つ。
著者の辻麻里子さんを語るうえで、「宇宙図書館」そして「ゼロポイント」は欠かせない。なんせ、宇宙図書館を訪れたのは辻さん本人なのだから! 体験してきた方の言葉に従いましょう。

マヤはなんとか宇宙図書館へ辿り着き、【エリア#9・魂の閲覧所】を訪れる。そしてそこで、細部に至るまでこと細かく記された個人情報を手に取る。いわゆる〝アカシックリーディングでおろす情報〟というやつか。この情報を読み解くにはコツがあるようだ。

自分の個人情報はどのページも閲覧自由であり、シールドはどこにもかかっていなかった。しかし、他者の個人情報に関しては、本人の了解がなければアクセスしてはいけないという。
また、個人的な本を閲覧するときは、自分の感情を制御して、心を「ゼロポイント」に置く必要があるらしい。つまり、心をゼロに保たなければデータは正確に読めないので、波立つ感情をゼロにできないうちは、他者の本を読んではいけないとガイドは繰り返し忠告している。

介入することなく、実験データを読むように、観察者の視線でスキャンすることが求められているが、心をゼロにすることができなくても、なぜ自分の情報を読むことが許されているのだろうか?
もちろん、そういうときには自分の情報も読まないにこしたことはないが、感情を制御しなければ個人の本にどのような変化が起きるのか、実験してみることも勉強のうちだとガイドは言っている。

感情フィルターを通して読む「アカシック情報」は、濁りやゆがみが生じる。
そこから投影される現実世界は、自我の「しばり」、つまり、制限が生まれるということだろう。そのことについて、宇宙図書館の案内役であるネコ族のアヌビスは、マヤにこう説明している。

数字の8というのは、∞(インフィニティ)のことですね。それは『時間の輪』と呼ばれているものですよ。片方の輪が未来を、そしてもう片方の輪が過去をさし、過去と未来が交差する一点にあなたは立っているのです。過去と未来を統合する現在が、ゼロポイントになるのです。
そして、『光の輪』と呼ばれるもう一つの∞(インフィニティ)があります。あなたが宇宙と地球を結ぶ架け橋になり、異なる二つの力を統合したとき、もう一つのゼロポイントが生まれます。
『時間の輪』と『光の輪』を等しくすれば、時空を超えることができるのですよ……。単純に見える図形に対しても、あなたがたはもっと注意を払うべきです。

「今この瞬間」のゼロポイントにいると体験する次元が上がる

∞マークの中心については、セント・ジャーメインも「スピリットとマインドが一体になるポイント」と言っている。
〝時空を超える〟とは、すなわち、過去を回想せず、未来を予測しないことにより、意識は「今、この瞬間」1点に注がれ、ゼロポイントにいることができるということ。
高次元スピリットが表現したいことを、タイムラグなく、ストレートに表出できるのだ。
どうやら僕たちの心身は、スピリットのマリオネットとなったほうが良さそうだ! あれこれ考えず、ひたすらダンスを楽しみましょう!ってことですね。

さらに『ライトボディの目覚め』から、大天使アリエルの言葉を引用しよう。

あなたのスピリットの意志にそわないことを選択するたびに(スピリットの選択はかならず起こりますが)、その選択を支えるための平行現実がひとつずつ生みだされるのです。したがって、こうした平行現実は何十億、何百億、何千億も存在するわけです。
あなたがたの全員が時間軸をまたがって散らばり、目覚めてスピリットについていくようになれば、そうした平行現実のすべては引き戻されます。いまあなたはすべての平行現実の恒常的な融合のなかに生きているのです。つまりそうした平行現実のすべてが融け合う地点というものがあり、そこにはただその創造の瞬間からスピリットの道だけが存在するのです。

つまり、今、この瞬間であるゼロポイントにいることで、過去生、平行現実であがく「分離し、制限された自我」は解き放たれ、融合して溶けていくことになる。分離した自我が、地球の重力から自由になったとき、おのずと体験する次元が上がっていくのだ。

なんてカンタン!
ゼロポイントにただいるだけで、すべてが解決しちゃうなんて!

まあ、実際に「ゼロポイントにいるようにする」と言っても、ネガティブな感情はいやおうなく身体を襲ってくるし、そうなるとベッタリと身体同一化してしまいがちだ。
こんな時の処方箋は「あるがままに」とか、「感情の動きを見張る」など常套句なのだが、シンプルであるがゆえ、実は意外とこれは高度なアプローチだったりする。
いったんバランスが崩れると、マインドにより「外側に合わせて思考・感情をコントロールしようとする」指令が発動され、直線時間に基づいた無限ループに陥ってしまう可能性が高い。

いろんな思い込みがそぎ落とされると、一周回って(?)いつのまにか、処方箋たちを使いこなせるのだが……。
次回からは、いかにいつでもゼロポイントにいられるようにするかを探っていこう。

 

この記事を書いた人
営業部・マーソロミュー

 

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