高島康司の進化への扉/第34回 プレヤーレンによる新型コロナの最新情報と接種に関するメッセージ

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イギリスやイスラエルのように、ワクチン接種の拡大によって蔓延が抑えられているように見える国もあれば、インド、チリ、ドイツ、フランスのように蔓延がコントロールできなくなっている国もある。
日本では、新たな緊急事態宣言の発令が検討されるくらい、蔓延の拡大が続いている。

そこで今回は、新型コロナウイルスの新しい変異種に関する情報と、スイス在住のビリー・マイヤーがコンタクトしている地球外生命体「プレヤーレン」による、接種に対する最新の警告メッセージを紹介する。
まずは、見つかった新型コロナウイルスの変異株について、ご紹介しよう。

驚くべき速度で広まっている「T478K」変異種

イタリア、ボローニャ大学薬学部・バイオテクノロジー学科のシモン・ディ・ジャコモ博士を中心とした研究チームは、「SARS-CoV-2スパイク変異T478Kに関する予備報告」という題名の論文を発表した。
その内容は、「T478K」と呼ばれる新しい変異種の発見だった。

現在これは、特にメキシコと北アメリカで驚くべき速度で広まり、世界的に拡散する公算が高いという。
すでに、ヨーロッパのいくつかの国でも検出されている。

今、拡散している他の変異種同様、「T478K」も人間の細胞にあり、ウイルスのスパイクタンパク質が結合する「ACE2」受容体と高い密着性(ACE2受容体との結合力が強いという意味)を持つ。

また、免疫系に反応しにくい特徴を持つことから、従来型の新型コロナウイルスよりも一層感染力が強く、毒性も強い可能性が高い。さらに、ワクチンが生成する抗体を回避する特徴も持つ。

すでに「E484K」という、感染力も毒性も強い変異が世界的に拡大しているが、これとともに、今度は新しく発見された「T478K」が世界的に拡散する可能性があるようだ。
現時点では、メキシコの全症例の38.1%、アメリカの症例の1.3%が、この変異型によるものらしい。

今、アメリカやチリでは、ワクチン接種が進んでいるにもかかわらず、感染者の拡大が見られる。これは、ワクチンが効きにくく、感染力強い変異種が感染の中心になっているからだと見られている。

これからも速いペースでさまざまな変異種は現れるだろう。これらにワクチンの効き目がどこまであるのかが焦点だ。とにかく、我々も注意しなければならない。

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